トーエネックJP:1946

時価総額
¥1763.9億
PER
11.3倍
設備工事業を中心に、配電線工事や空調管工事、通信工事、太陽光発電事業、マンション高圧一括受電サービス事業などを展開。

事業内容

トーエネックは、設備工事業を主な事業とし、配電線工事、地中線工事、屋内線工事、空調管工事、通信工事を手がけています。これらの工事の一部は、トーエネックサービスが下請けとして施工しています。また、旭シンクロテックは空調管工事を専門に行っています。

トーエネックの海外子会社は、中国、タイ、フィリピン、インドネシアで屋内線工事や空調管工事を展開しています。さらに、ベトナムと台湾の関連会社も同様の工事を行っています。これにより、トーエネックは国際的な事業展開を進めています。

エネルギー事業では、トーエネックは太陽光発電事業や学校空調システムサービス、マンション高圧一括受電サービスを提供しています。合同会社たてしなサンサンファームは、営農型太陽光発電所を活用し、農産物の生産、加工、販売を行っています。

その他の事業として、トーエネックは商品販売を行っています。トーエネックサービスは、商品販売のほか、土地建物の賃貸、事務用機器の賃貸、損害保険代理業を展開しています。また、PFI豊川宝飯斎場は、豊川市斎場会館の施設整備、維持管理、運営を受託しています。

経営方針

トーエネックは、設備工事業を中心に事業を展開し、社会のニーズに応える快適環境の創造を目指しています。独自性を誇る技術の展開や、挑戦する企業文化の実現を経営理念に掲げています。これにより、総合設備企業としての地位を確立しています。

同社は、2023年に策定した中期経営計画2027に基づき、成長が見込まれるカーボンニュートラルやDX関連分野での営業活動を強化しています。首都圏や近畿圏、アジア地域での受注拡大を図り、柔軟な施工体制とバリューチェーンの強化を進めています。

労働力人口の減少を見据え、トーエネックは人材の確保と育成を重要課題としています。積極的な採用活動やDXによる生産性向上を推進し、人材の質と量の充実を図っています。これにより、企業の成長を支える基盤を強化しています。

安全の追求はトーエネックの重要なテーマであり、災害を発生させない企業風土の確立に努めています。さらに、品質向上や技術研究開発の強化を通じて、顧客から選ばれる企業を目指しています。

トーエネックは、コンプライアンスの推進やガバナンス体制の強化を図り、透明性の高い企業運営を実現しています。取引先との信頼関係を構築し、公平・公正な取引を通じて共存共栄を目指しています。

2024年7月には、中部電力の関連会社となり、経営の自立性や機動性を高めています。トーエネックは、社会に活力と豊かさを提供する使命を果たし、持続的な成長を実現するために挑戦と変革を続けています。