日本リーテックJP:1938

時価総額
¥333.3億
PER
10.5倍
電気設備工事(鉄道電気設備工事、道路設備工事、屋内外電気設備工事、送電線設備工事)、兼業事業(製造・販売、保守・管理・事務代行)、不動産賃貸事業を展開。

沿革

※1942年3月

鉄道保安工業株式会社を資本金1,000千円にて設立。
事業目的を「鉄道保安装置の設置」とする。

※1949年10月

建設業法による建設大臣登録(イ)第603号の登録を完了。(以後2年毎に登録更新)

 1957年4月

千代田工事株式会社を東京都台東区に資本金30,000千円にて設立。
事業目的を「電気設備の設計施工」、「電気機器及び材料の製作、販売」とする。
建設業法による建設大臣登録(二)第5435号の登録を完了。(以後3年毎に登録更新)

※1963年11月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場。

※1968年8月

保安工業株式会社に商号変更。

 1973年5月

千歳電気工業株式会社が千代田工事株式会社を吸収合併する。(実質的な存続会社は千代田工事株式会社)
建設業法改正に伴い建設大臣許可(特般―48)第997号の許可を受ける。(以後3年毎に許可更新。なお、1997年5月の許可更新より5年毎の更新。)

 1974年1月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場。

※1974年5月

建設業法改正に伴い建設大臣許可(特般―49)第4140号の許可を受ける。(以後3年毎に許可更新。なお、1997年5月の許可更新より5年毎の更新。)

 1981年6月

本店を東京都北区西ヶ原一丁目52番10号に移転。

※2004年8月

本店を東京都中央区日本橋本石町三丁目2番4号に移転。

 2008年11月

保安工業株式会社と合併契約を締結。

 2009年4月

保安工業株式会社と合併し、会社名を「日本リーテック株式会社」に変更。

 2010年4月

首都圏鉄道本部を分割し、中央支店、高崎支店、千葉支店を設置。

 2012年4月

NRシェアードサービス株式会社設立。

 2012年6月

事業目的に建築工事を追加。

 2013年7月

本店を東京都千代田区神田錦町に移転。

 2014年11月

鉄道本部横浜支店を設置。

 2015年12月

交通安全施設株式会社を子会社化。

 2016年7月

道路設備本部と工務本部を統合した社会インフラ本部が発足。

 2017年7月

鉄道本部東北支店を分割し、仙台支店と盛岡支店を設置。関西地区の鉄道・道路・送電部門を統合した関西統括支店を設置。

 2018年3月

総合研修センター(ゆめみ野学園)設置。

 2020年3月

東京証券取引所市場第一部に指定。

 2022年4月

東京証券取引所プライム市場に移行。

 2022年7月

サステナビリティ推進本部を設置。

 2023年4月

鉄道本部関西支店、社会インフラ本部東日本道路インフラ支店・西日本道路インフラ支店、電力システム本部東日本電力支店・西日本電力支店を設置。

事業内容

日本リーテックは、電気設備工事業、兼業事業、不動産賃貸事業の三つの主要セグメントで事業を展開しています。同社とその子会社8社、関連会社3社から成るグループは、鉄道電気設備工事、道路設備工事、屋内外電気設備工事、送電線設備工事などを手掛けています。

鉄道電気設備工事では、信号設備、電車線設備、発変電設備、電灯・電力設備、情報・通信システム、鉄道送電線工事を提供しており、㈱保工北海道、NR電車線テクノ㈱、東日本電気エンジニアリング㈱などが関連会社として位置づけられています。道路設備工事セグメントでは、交通信号・道路情報制御システム、標識・標示、遮音壁・防護柵・裏面吸音板、景観サイン工事を行っています。

屋内外電気設備工事では、屋外電気設備、屋内電気設備、太陽光発電システム工事を提供し、㈱シーディ-サービスがこのセグメントに含まれます。送電線設備工事も同様に、㈱シーディ-サービスや㈱ケンセイが関わっています。

兼業事業では、交通施設に関する標識及び交通安全用品の製造・販売、機械工具・工事用資材の販売、建物・関連設備の保守・管理業務、機械装置・仮設材関係の保守・管理業務・事務代行業務を行っており、㈱保安サプライやNRシェアードサービス㈱がこのセグメントに関連しています。

不動産賃貸事業では、土地・建物の賃貸業務を展開しており、これは日本リーテック自身が直接手掛けています。これらの事業を通じて、日本リーテックは幅広い分野でのサービス提供を実現しています。

経営方針

日本リーテックは、その中期経営計画「Change and Innovation RIETEC 2024」を通じて、安全、スマート、持続可能性の3つの重点領域(3つのS:Safety, Smart, Sustainability)に焦点を当てた成長戦略を推進しています。同社は、安全を経営の根幹と位置づけ、安全品質№1企業を目指しています。これには、社員一人ひとりが安全意識を高め、高い品質とプライドを持って仕事に取り組む文化の醸成が含まれます。

また、サステナビリティに関しては、環境に配慮した事業活動を強化し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。これには、気候変動に関する情報開示の強化や、環境を考慮した新たな成長戦略の策定が含まれます。

スマートな取り組みとしては、デジタル技術を活用した生産性の向上に注力しています。これにより、グリーン・トランスフォーメーション(GX)とデジタル・トランスフォーメーション(DX)を実現し、成長軌道に乗せることを目指しています。

人材育成にも力を入れており、「人間企業NR」として、社員一人ひとりが成長し続けることを重視しています。働き方改革の推進、教育・研修体制の充実、ダイバーシティの推進などを通じて、優秀な人材の確保と育成に努めています。

ガバナンス体制の維持と企業価値の向上も重要な取り組みです。安全最優先の企業風土の確立、コンプライアンスとリスクマネジメント力の強化を通じて、ステークホルダーからの信頼を確固たるものにしています。

これらの取り組みを通じて、日本リーテックは、社会に必要とされる企業グループとして持続的な成長を目指しています。