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ライト工業JP:1926
事業内容
ライト工業は、建設事業とその他の事業セグメントを持つ企業です。建設事業では、法面保護工事や地盤改良工事を中心に土木工事や建築事業を展開しています。米国ではRAITO, INC.が地盤改良工事を行い、ベトナムではRAITO FECON INNONATIVE GEOTECHNICAL ENGINEERING JOINT STOCK COMPANYなどが地盤改良工事を手がけています。
また、ライト工業の関連会社である小野良組は、建築工事や土木工事を行っています。その他の関連会社も、建設工事の請負や建設資材の販売を行っており、地域ごとにリアライズという名称の会社が活動しています。これにより、ライト工業は国内外で幅広い建設関連サービスを提供しています。
その他の事業セグメントでは、アウラ・シーイーが建設資材の販売や車両・建設機械のリースを行っています。また、やさしい手らいとは介護サービスを提供し、エド・エンタープライズは損害・生命保険の代理店業を営んでいます。らいとケアはサービス付き高齢者住宅の運営と介護サービスを提供しています。
経営方針
ライト工業は、創業以来「新たな価値に挑戦し、創造し続ける」という経営理念のもと、特殊土木という独自の分野を開拓してきました。今後も新たな事業領域への挑戦や新技術の開発を通じて、安心して生活できる国土の形成に貢献することを目指しています。また、誠実で健全な企業経営を通じて、株主や顧客、社員をはじめとする全てのステークホルダーから信頼される企業であり続けることを重視しています。
ライト工業は2025年度を初年度とする中期経営計画「Raito2027」を策定し、2027年度までに売上高1,350億円、営業利益155億円、ROE12.5%以上、DOE6.0%以上、配当性向50%以上を目標としています。この計画は、技術と信頼、人財を基盤に次世代の成長を目指すもので、持続的な成長を支える体制の構築を図っています。
同社は中長期ビジョンとして「サステナブルな社会実現に向けて、人と技術の力で世界に貢献する」を掲げています。これに基づき、顧客および社会に対して持続的な価値提供を行うことを目指しています。特に、防災・減災分野でのブランド力の確立や特殊土木分野での国内外プレゼンスの拡大に注力しています。
成長戦略の柱として、ライト工業は4つの重点テーマを設定しています。これには、防災・減災分野でのブランド力の確立、特殊土木分野でのプレゼンス拡大、成長分野および人財への投資、成長投資と株主還元の両立が含まれます。これらを通じて、企業価値の中長期的な向上を図っています。