日本ドライケミカルJP:1909

時価総額
¥565.2億
PER
13.2倍
日本ドライケミカル株式会社は、防災設備の設計・施工・保守点検、消火器や消防自動車の製造・販売を行う総合防災企業。

事業内容

日本ドライケミカル株式会社は、防災事業を中心に展開している企業です。同社は、消火器や消火設備、消防自動車、自動火災報知設備の製造・販売を行い、さらに防災用品の仕入・販売も手がけています。これらの事業は、設計、施工、保守点検を含む総合的な防災サービスとして提供されています。

同社の事業は、防災設備事業、メンテナンス事業、商品事業の3つのセグメントに分かれています。防災設備事業では、建築物やプラント、船舶における防災設備の設計・施工を行い、消防自動車の製造・販売も手がけています。千葉工場と福島工場で製品の製造を行っています。

メンテナンス事業では、防災設備の保守点検や修繕、改修工事を行っています。これには、既存の防災設備の点検や不具合箇所の修理、老朽化した設備のリニューアル提案などが含まれます。これにより、建物の安全性を維持するための包括的なサービスを提供しています。

商品事業では、消火器や防災用品の製造・販売を行っています。特に、アルミ製容器を用いた消火器は軽量で耐食性が高く、環境に優しい製品として評価されています。また、火災報知設備や避難器具、非常用食料などの防災グッズも取り扱っています。これらの商品は、主に販売代理店を通じて市場に供給されています。

経営方針

日本ドライケミカル株式会社は、テクノロジーを駆使して「ゆたかで安心な未来」を創造することを企業理念としています。同社は、消火・防災のプロフェッショナルとして、社会に安心と安全を提供し続けることを使命としています。特に、社会の変化に適応した新しい発想とテクノロジーを活用し、防災の未来をエンジニアリング力で創造することを目指しています。

同社は、持続的な成長を実現するために、経営基盤の強化と高付加価値・成長領域への事業拡大を中期経営方針としています。具体的には、事業利益の拡大、EBITDAマージンの向上、ROEの高水準維持を中長期的な目標としています。これにより、企業価値の持続的な向上を図っています。

日本ドライケミカルは、「NDCビジョン2035」を掲げ、2026年から2030年までの5年間を変革のステージと位置付けています。この期間においては、中期経営計画「変革と成長2030」を策定し、経営基盤の強化と成長領域への事業拡大に注力しています。特に、IT/DXの推進や研究開発の強化を通じて、情報の一元化や生産性の向上を図っています。

同社は、防災設備事業、メンテナンス事業、商品事業の3つのセグメントで事業を展開しています。防災設備事業では、データセンターや半導体関連案件の受注を推進し、エンジニアリング力の強化に努めています。メンテナンス事業では、事業基盤の再編成と事業部間連携の強化を図り、特殊物件のメンテナンス契約獲得に注力しています。

商品事業では、消火器や火災報知関連機器の販売に加え、火災予防の普及促進を目指しています。顧客ニーズに沿った自社開発製品の拡販や、代理店ネットワークを活かした小型工事案件の受注拡大にも注力しています。これにより、持続的な企業価値の向上を実現しています。