- 日本企業
- D&Mカンパニー
D&MカンパニーJP:189A
沿革
2015-11 | 大阪府大阪市中央区に診療・介護報酬債権等買取事業を目的として、株式会社D&Mカンパニー(資本金30,000千円)(以下、「当社」という。)を設立 |
2017-08 | 当社にて、貸金業を開始 |
2018-04 | 個人向自社割賦債権買取事業を目的として株式会社コンフィアンスを設立 |
2019-07 | 人材事業を目的として株式会社クロステラ(現・連結子会社株式会社D&Mキャリア)を設立 |
2019-12 | 当社にて、有料職業紹介事業を開始 |
2020-01 | 株式会社コンフィアンスにて、貸金業を開始 |
2020-12 | 債権の買取り及び管理業、経営コンサルティング業務、各種動産のリース、賃貸借、売買(割 賦販売を含む)及び保守管理を目的として、現・連結子会社株式会社D&Mパートナーズを設立 |
2021-01 | 株式会社クロステラの社名を株式会社D&Mキャリアに変更し、有料職業紹介事業及び労働者派遣事業を開始 |
2021-02 | 医療関係事業へ経営資源を集中させるため、株式会社コンフィアンスの全株式を売却 |
2021-06 | 株式会社D&Mパートナーズにて、貸金業を開始 株式会社D&Mパートナーズにて、高度管理医療機器等販売業・貸与業を開始 |
2022-10 | 東京都千代田区に東京オフィスを開設 |
事業内容
D&Mカンパニー及びその連結子会社2社は、医療機関などに対する経営サポート事業を展開しています。同社グループは、「人の願いを叶える会社たる」を理念に掲げ、安心できる医療や穏やかな老後を支える福祉、全世代が夢を持って生きられる社会の実現に貢献しています。事業内容は大きく3つのサービスセグメントに分かれており、それぞれが医療機関等に複合的に提供されています。
第一のセグメントは、F&I(ファイナンス&インベストメント)で、診療・介護報酬債権等の譲渡に基づく資金支援と各種動産のリースを含みます。特に、診療・介護報酬債権等買取サービスでは、医療・介護サービス提供後の債権や、事業継続により将来発生する見込み債権の買取を通じて、事業者の資金ニーズに応えています。
第二のセグメントは、C&Br(コンサルティング&ビジネスリノベーション)で、経営診断やコスト削減コンサルティングなどを提供しています。D&Mカンパニーは、債権買取だけでなく、経営改善を目的としたコンサルティングを実施し、事業再生や業績改善に向けたサポートを行っています。
第三のセグメントは、HR&OS(人材&アウトソーシング)で、医療・介護事業者向けに経営層や管理者人材の紹介、事務系やヘルパー系人材の派遣、業務効率化をサポートするアウトソーシングサービスを展開しています。特に、D&Mキャリアは有料職業紹介事業や人材派遣事業を行い、外国人人材の紹介と生活支援も提供しています。
これらのサービスを通じて、D&Mカンパニーは医療機関等の経営改善と業績向上をサポートし、顧客と共に早期の経営改善を目指しています。
経営方針
D&Mカンパニーは、医療機関や介護事業者への経営サポートを核とした事業を展開しており、その成長戦略は、顧客の持続的成長と同社グループの事業拡大を目指すものです。同社は、「人の願いを叶える会社たる」を経営理念に掲げ、医療や福祉、社会全体の向上に貢献することを目指しています。具体的には、診療報酬債権等の買取に基づく資金支援、経営コンサルティング、人材支援など、複合的なサービスを提供しています。
中期経営計画では、医療・介護事業者の経営環境が厳しくなる中、M&Aによる事業再編のニーズが高まると予測しています。これに対応するため、同社は債権買取を基礎とした取引ネットワークを活用し、コンサルティングを通じて市場のニーズに応えるサービスの拡充を図ります。特に、M&A支援では、資金支援とともに事業者と同じ目線で支援を行うことを重視しています。
また、同社は株式上場を視野に入れ、資本・負債両面での資金調達力の強化を目指しています。これにより、経営再生のための投資額の増加やコンサルティングクオリティの向上、金融商品取引業者登録や不動産特定共同事業者許可の取得を通じ、金融機関に依存しない資金調達手段の開拓を進めます。
さらに、外国人人材就労支援の増強や、介護業界における人手不足問題への対応も重要な戦略の一つです。同社は、海外の関係機関や学校と提携し、介護施設に適した人材を紹介することで、業界の課題解決に貢献していきます。
これらの戦略を通じて、D&Mカンパニーは顧客単価の向上と収益力の強化を図り、中長期的な安定成長を目指しています。また、外部環境の変化に強い、独自で完結できるビジネスモデルへの移行を目標としています。