東洋建設JP:1890

時価総額
¥1213.6億
PER
16.2倍
国内外の建設、不動産事業、保険代理店業、物品販売・リース、衛生設備機器製造販売を展開。

沿革

事業内容

東洋建設グループは、国内外で多岐にわたる事業を展開しています。具体的には、国内土木事業、国内建築事業、海外建設事業、不動産事業、およびその他事業の5つの主要セグメントに分かれています。

国内土木事業では、東洋建設をはじめ、㈱トマック、タチバナ工業㈱、日下部建設㈱が事業を営んでおり、国内のインフラ整備に貢献しています。国内建築事業においては、東洋建設とテクオス㈱が中心となり、商業施設や住宅などの建築プロジェクトを手掛けています。

海外建設事業は、東洋建設のほか、㈱トマック、タチバナ工業㈱、CCT CONSTRUCTORS CORPORATIONが展開。グローバルな建設プロジェクトに参画しています。不動産事業では、東洋建設、㈱トマック、テクオス㈱が活動し、不動産開発や管理などを行っています。

その他事業としては、東建商事㈱が保険代理店業や物品の販売・リースを、日下部建設㈱が船舶の賃貸を、㈱オリエント・エコロジーが衛生設備機器やトイレ設備の製造販売を行っており、多角的なビジネスを展開しています。

東洋建設グループは、これらの事業を通じて、国内外の建設市場で幅広いニーズに応え、持続可能な成長を目指しています。

経営方針

東洋建設は、創意革新、人間尊重、責任自覚を経営理念に掲げ、社会的要請に応える建設技術の研鑽と高品質な社会基盤の構築に貢献しています。同社は、2023年度を初年度とする新たな5年間の中期経営計画を策定し、レジリエント企業への進化を目指しています。この計画では、「守りから攻めへの転換」「高収益モデルへの転換」「資本効率経営への転換」の3つを柱として掲げています。また、DX推進や多様な人財の獲得・育成にも力を入れています。

中期経営計画の基本方針では、レジリエント企業を継承しつつ、挑戦できる企業への変貌を目指しています。具体的には、成長領域への積極投資、洋上風力事業への本格参入やReReC®事業の拡大、資本効率を重視した経営への転換などが挙げられます。重点施策としては、成長ドライバーの推進、既存事業の深耕、経営基盤の強化、資本効率経営への転換があります。

2027年度の達成目標としては、売上高2,350億円以上、営業利益150億円以上、当期純利益90億円以上、ROE12.0%以上、D/Eレシオ0.4前後を掲げています。また、中期経営計画の初期段階では配当性向100%(下限50円)を目指し、その後も自己資本比率40%を目安に積極的な配当を継続する方針です。

東洋建設は、これらの戦略を通じて、環境変化に柔軟に対応し、厳しい環境にも挑戦するレジリエント企業としての成長を目指しています。