ピーエス三菱JP:1871

時価総額
¥465.8億
PER
10.2倍
土木、建築、製造、不動産販売・賃貸など、多岐にわたる事業を展開。

沿革

1952年3月

東日本重工業株式会社(現三菱重工業株式会社)が数年に亘り試作、研究を行なってきたプレストレスト・コンクリート製品の製造を本格的に企業化するため、同社七尾造船所の諸施設及び従業員を引継ぎ同社の現物出資40,000千円とその他より10,000千円の現金出資を得てピー・エス・コンクリート株式会社を設立し、東京都千代田区に本社、石川県七尾市に七尾工場設置

1959年4月

東京・大阪・福岡・仙台等の営業所に工事施工部門を設置

1962年6月

東京証券取引所市場第二部に当社株式を上場

1969年8月

福岡県久留米市に久留米工場設置

1971年9月

東京・大阪・福岡(現九州)及び仙台(現東北)各営業所を支店に改称

1973年7月

建設業法の改正に伴い、建設大臣許可(特-48)第1271号を取得(以後3年毎に許可更新)

1975年10月

海外事業に積極的進出を図るため、海外事業部(現海外事業室)を設置

1980年10月

建設用資機材の製造・販売を目的とする関係会社、株式会社秦野製作所を設立

1984年10月

損害保険代理業の関係会社、有限会社大菱(1994年株式会社大菱に組織変更)を設立

1987年7月

土木建築構造物の設計、施工管理及び工事の請負を目的とする関係会社、新栄エンジニアリング株式会社を設立

1989年1月

名古屋・広島営業所を支店に改称

1989年11月

インドネシア共和国にコンクリート二次製品の製造販売を目的とする関係会社、PT.Komponindo Betonjayaを設立

1991年4月

不動産の所有賃貸業を目的とする銭函土地有限会社を買収

1991年8月

土木建築構造物の維持・補修を目的とする関係会社、株式会社ニューテックを設立

1991年10月

社名をピー・エス・コンクリート株式会社から株式会社ピー・エスに変更

1996年9月

東京証券取引所市場第一部に当社株式を上場

1997年7月

建設業法による特定建設業者として建設大臣許可(特-9)第1271号を取得(以後5年毎に許可更新)

1999年10月

土木建設用機器の運用管理等を目的とする関係会社、株式会社ピーエス機工を設立

2002年3月

神奈川県小田原市に技術研究所設置

2002年8月

宅地建物取引業法による宅地建物取引業者として国土交通大臣(1)第6332号を取得(以後5年毎に免許更新)

2002年10月

三菱建設株式会社と合併、社名を株式会社ピー・エスから株式会社ピーエス三菱に変更
合併により康和建設株式会社、菱建商事株式会社、菱建基礎株式会社他1社を関係会社として承継

2002年12月

本社・東京土木支店及び東京建築支店を東京都中央区銀座に移転

2003年1月

関係会社である銭函土地有限会社と合併

2003年4月

関係会社である菱建商事株式会社は同社を存続会社として関係会社である株式会社大菱と合併

2004年7月

ベトナム社会主義共和国にコンクリート二次製品の製造販売を目的とする関係会社、VINA-   PSMC PRECAST CONCRETE JOINT VENTURE COMPANY(現VINA-PSMC Precast Concrete Company Limited)を設立

2006年12月

本社・東京土木支店及び東京建築支店を東京都中央区晴海に移転

2007年10月

北上、茨城、滋賀、兵庫、水島他1工場において営むプレストレスト・コンクリート製品の製造・販売等事業を分社化し、新設したピー・エス・コンクリート株式会社に継承

2007年10月

関係会社である株式会社ニューテックは同社を存続会社として関係会社である康和建設株式会社、新栄エンジニアリング株式会社と合併、社名を株式会社ニューテック康和に変更

2008年4月

関係会社である株式会社ピーエス機工は同社を存続会社として関係会社である株式会社秦野製作所と合併、社名を株式会社ピーエスケーに変更

2012年5月

インドネシア共和国にコンクリート二次製品の製造販売を目的とする関係会社、PT.Wijaya Karya Komponen Betonを設立

2016年8月

関係会社である株式会社ニューテック康和が、土木建築工事の請負等を目的とする関係会社、株式会社亀田組を子会社化

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

事業内容

ピーエス三菱は、土木事業、建築事業、製造事業、その他兼業事業を主軸に展開しています。土木事業では、プレストレスト・コンクリート工事や一般土木工事の請負、PC製品の製造販売を行っています。このセグメントには、株式会社ニューテック康和、株式会社亀田組、株式会社ピーエスケー、菱建基礎株式会社が含まれ、それぞれ特定の土木工事や土木工事用機器の管理運用などを手掛けています。

建築事業では、プレストレスト・コンクリート工事や一般建築工事の請負、PC製品の製造販売を行っており、UBE三菱セメント株式会社から資材の購入や工事の一部受注を行っています。

製造事業では、ピー・エス・コンクリート株式会社、PT.Komponindo Betonjaya、VINA-PSMC Precast Concrete Company Limited、PT.Wijaya Karya Komponen Betonがコンクリート製品の製造販売を担当しています。

その他兼業事業として、不動産の販売・賃貸及び仲介を行っており、菱建商事株式会社は損害保険代理業や不動産事業を展開しています。これらの事業を通じて、ピーエス三菱は多角的なビジネスモデルを構築し、幅広いニーズに応えています。

経営方針

ピーエス三菱は、社会基盤や産業基盤の形成に貢献し、人と自然が調和する豊かな環境づくりを目指しています。同社は、中期経営計画2022(2022年度~2024年度)を策定し、新型コロナウイルス感染症の影響やウクライナ情勢による物価上昇などの不透明な経済状況下でも、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。

同社は、土木部門を中心に売上高や受注・売上利益の向上を目指し、生産性の向上や収益力の強化に取り組んでいます。また、2024年度より適用される残業上限規制に備え、PSMAXの推進や多様な人材活用と育成にも力を入れています。

2030年を目標とした長期経営ビジョンでは、受注高・売上規模1,500億円以上、営業利益率8.0%以上を目指しています。このビジョンの実現に向け、財務基盤の強化や成長分野の拡大に向けた戦略的な投資も進めています。

環境に特化した「THE GREEN VISION」を掲げ、2022年から2030年を第1期として、積極的な環境活動に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、ピーエス三菱はサステナブルな社会の実現に貢献し、企業価値の向上を目指しています。