北野建設JP:1866

時価総額
¥245.4億
PER
10.9倍
建設工事の施工、太陽光発電、ゴルフ場経営、ホテル運営、料飲店経営、広告代理店業を手がける。

沿革

昭和21年9月

東京支店を開設(昭和54年1月東京本社に昇格)

昭和24年10月

建設業法により建設(現・国土交通)大臣(イ)第1285号の登録を完了

昭和34年3月

本社を長野市県町524番地に移転

昭和39年3月

大阪支店を開設

昭和39年4月

松本出張所を開設(昭和53年2月支店に昇格)

昭和46年5月

宅地建物取引業法により長野県知事登録(1)第870号を受ける

昭和46年6月

長野市に株式会社長野東急エージェンシーを設立

(現・株式会社アサヒエージェンシー・連結子会社)

昭和48年9月

東京証券取引所市場第二部に上場

昭和48年11月

建設業法の改正により建設(現・国土交通)大臣許可(特-48)第2274号を受ける

昭和48年12月

長野市に川中嶋土地開発株式会社を設立(現・連結子会社)

昭和52年5月

千葉出張所を開設(昭和54年6月営業所に昇格)

昭和54年1月

横浜営業所を開設

昭和56年6月

東京証券取引所市場第一部銘柄に指定

昭和60年6月

宅地建物取引業法により建設(現・国土交通)大臣免許(1)第3314号を受ける

平成元年11月

ソロモン諸島国にソロモン キタノ メンダナホテル リミテッドを設立(現・連結子会社)

平成11年11月

全店でISO9001認証取得完了

平成13年3月

全店でISO14001認証取得完了

平成22年4月

組織改編により事業部制を導入し、「建築事業本部」、「土木事業本部」、「海外事業本部」(現・海外建設部)の3事業本部を設置

平成26年3月

中華人民共和国香港特別行政区のサクラハノイプラザ インベストメント カンパニー リミテッドを連結子会社化

平成28年8月

長野市に株式会社キタノプロパティを設立

令和4年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からスタンダード市場へ移行

事業内容

北野建設株式会社とそのグループ会社は、複数の事業セグメントを展開しています。主力の建設事業では、北野建設株式会社自体と株式会社キタノプロパティが活動しており、土木や建築に関する建設工事の施工、太陽光発電事業、建築物の総合管理や警備業などを手がけています。

ゴルフ場事業では、川中嶋土地開発株式会社が「川中嶋カントリークラブ」の運営を行っており、ゴルフ愛好家にサービスを提供しています。

ホテル事業は、北野建設株式会社が長野市でホテル経営を行っているほか、ソロモンキタノメンダナホテルリミテッドが「ソロモンキタノメンダナホテル」の運営、サクラハノイプラザインベストメントカンパニーリミテッドがベトナム・ハノイ市の「ホテルデュパルクハノイ」への投資、株式会社キタノプロパティが長野市でのホテル運営と料飲店経営を行っています。

広告代理店事業では、株式会社アサヒエージェンシーが広告代理店としての業務を展開しており、広告に関する多様なサービスを提供しています。

これらの事業セグメントを通じて、北野建設グループは建設、レジャー、ホスピタリティ、広告といった幅広い分野で事業を展開し、多角的なビジネスモデルを構築しています。

経営方針

北野建設株式会社とそのグループ会社は、建設、レジャー、ホスピタリティ、広告という多様な事業を展開しており、その成長戦略は、品質管理、安全管理、コンプライアンス遵守の徹底を事業活動の3原則としています。同社は、地域密着型経営を通じてステークホルダーの期待に応え、企業価値の最大化を目指しています。また、パートナーシップ構築宣言を公表し、取引先や協力業者との強固な関係構築に努めています。

中長期的な視点からは、「未来を育てる人がいる」というコーポレートステートメントのもと、次世代を担う人材の育成や技能・知識の継承に注力しています。収益性重視の経営施策を継続し、財務体質の健全性を堅持することで、持続的な成長戦略を描いています。さらに、SDGs宣言により、持続可能な開発目標の達成に向けた貢献を推進しています。

経営環境においては、国内外の経済動向や社会経済活動の正常化、エネルギー・食料価格の高騰など、様々なリスク要因に対応しています。これらの環境下で、北野建設は人材の確保と育成、DXへの取り組みを積極的に進め、次期の財務目標達成に注力しています。

対処すべき課題としては、コンプライアンスの重視とコーポレート・ガバナンスの強化を挙げています。施工面では安全管理や品質管理を徹底し、営業面では収益性重視の基本方針に基づく迅速な意思決定を目指しています。人事面では、建設系人材の採用とキャリア採用を積極的に行い、財務面では財務健全性の堅持と安定的な配当実施を最重要課題としています。これらの戦略を通じて、北野建設は持続可能な成長を目指しています。