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戸田建設JP:1860
事業内容
戸田建設は、建築事業、土木事業、国内投資開発事業、国内グループ会社事業、海外グループ会社事業、環境・エネルギー事業を展開しています。これらの事業は、同社とその子会社、関連会社によって運営されています。
建築事業では、国内外での建築工事の施工を行っています。土木事業も同様に、国内外で土木工事の施工を手がけています。特に、Japan Wind Farm Construction株式会社が洋上風力施工船舶の保有に関する事業を行っています。
国内投資開発事業では、不動産の自主開発、売買、賃貸を行っています。戸田建設不動産投資顧問株式会社が不動産投資の運用業務を担当しています。国内グループ会社事業では、佐藤工業株式会社や昭和建設株式会社が建築・土木工事を行っています。
海外グループ会社事業では、Thai Toda Corporation Ltd.やToda Vietnam Co., Ltd.などが建築工事を行っています。Tobic Co., Ltd.はBIMモデルの作成を担当しています。さらに、Toda America, Inc.などが不動産の売買・賃貸を行っています。
環境・エネルギー事業では、ブラジルでの陸上風力発電事業や、浮体式洋上風力発電事業を展開しています。戸田ソーラーエナジー深谷合同会社は国内で太陽光発電事業を行っています。その他、PFI事業も手がけています。
経営方針
戸田建設は、2027年を目標とした中期経営計画を掲げ、持続可能な成長を目指しています。この計画は、2021年に発表された「未来ビジョンCX150」の実現を目指し、事業ポートフォリオの強化と持続可能な価値創造に取り組むものです。特に、建設事業の収益回復を基盤に、新たな成長の推進力を確立することを目指しています。
同社は、営業・作業所における提供価値を高める「タテ展開」と、建設事業と戦略事業の連携を深める「ヨコ展開」を推進しています。これにより、高収益化を目指し、資本効率の向上を図ります。また、人材のフロントシフトやデジタル・技術開発への投資を拡充し、事業基盤を強化する方針です。
2027年度の目標として、売上高を2024年度比で36.4%増、営業利益を63.3%増とし、ROEを10.0%以上に引き上げることを掲げています。これにより、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現し、株主還元も強化する計画です。
さらに、ブランド価値資産の向上に向けた投資を行い、無形資産やESG価値の向上を図っています。これにより、社会的に有用な資産を強化し、企業のブランド力を高めることを目指しています。これらの取り組みを通じて、戸田建設は未来に向けた持続可能な成長を実現しようとしています。