戸田建設JP:1860

時価総額
¥3289.5億
PER
34倍
建築工事の施工、BIMモデル作成、土木工事、不動産開発、ビル管理、資材納入、人材派遣、ホテル業、農業、陸上風力発電、浮体式洋上風力発電、太陽光発電、PFI事業を展開。

沿革

1949年10月

建設業法による建設大臣登録

1962年4月

戸田建物株式会社 (注) を設立

1963年4月

戸田道路株式会社(現連結子会社)を設立

1963年7月

戸田建設株式会社に商号変更

1969年4月

当社株式を東京証券取引所市場第2部に上場

1971年2月

当社株式を東京証券取引所市場第1部に指定替

1971年4月

当社株式を大阪証券取引所市場第1部に上場

1971年12月

宅地建物取引業法による宅地建物取引業者として建設大臣免許取得

1974年4月

建設業法改正による特定建設業の建設大臣許可取得

1975年1月

東京証券取引所貸借銘柄に指定

1987年4月

島藤建設工業株式会社と合併

1989年9月

大阪証券取引所貸借銘柄に指定

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴い、大阪証券取引所市場第一部は、東京証券取引所市場第一部に統合

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

事業内容

戸田建設グループは、戸田建設を中心に子会社42社及び関連会社26社で構成されており、幅広い事業セグメントを展開しています。主な事業内容としては、建築事業、土木事業、国内投資開発事業、国内グループ会社が行う事業、海外投資開発事業、環境・エネルギー事業があります。これらの事業に加え、PFI事業なども手がけています。

建築事業では、国内外で建築工事の施工を行っており、海外ではThai Toda Corporation Ltd.を含む5社が活動しています。また、BIM(Building Information Modeling)モデルの作成はTobic Co., Ltd.が担当しています。土木事業では、国内外で土木工事の施工を行っています。

国内投資開発事業では、不動産の自主開発や売買、賃貸などを行っており、連結子会社に対して土地や建物の賃貸も行っています。国内グループ会社事業では、昭和建設㈱や佐藤工業㈱などが建築及び土木一式工事の施工を、㈱アペックエンジニアリングが建築設備工事の施工を、戸田ビルパートナーズ㈱がビル管理業や不動産の売買、賃貸及び仲介等を行っています。

海外投資開発事業では、Toda America, Inc.がアメリカ合衆国で、PT Toda Group Indonesiaがインドネシア共和国で不動産の売買及び賃貸を行っています。また、PT Tatamulia Nusantara Indahを含む7社がインドネシアで建築事業等を展開しています。

環境・エネルギー事業では、TODA Investimento do Brasil Ltda.他2社がブラジルで陸上風力発電事業を、五島フローティングウィンドパワー(同)などが浮体式洋上風力発電事業を行っています。また、戸田ソーラーエナジー深谷(同)が国内で太陽光発電事業を手がけています。

これらの事業を通じて、戸田建設グループは多岐にわたる分野で事業を展開し、建設業界内外でその影響力を拡大しています。

経営方針

戸田建設グループは、中期経営計画「2024ローリングプラン」を策定し、新たな収益基盤の構築を目指しています。この計画では、建設事業の競争力強化と事業ポートフォリオの改革を重点的に推進しています。特に、新TODAビルの建設や浮体式洋上風力発電事業への成長投資を通じて、事業の多様化と強化を図っています。

同社は、未来ビジョン「CX150」を実現するため、全てのステークホルダーに価値を提供することを基本方針としています。このビジョンに基づき、Smart Innovation領域、ビジネス&ライフサポート領域、都市・社会インフラ領域、環境・エネルギー領域の4つの事業展開領域において顧客価値を提供し、協創社会の実現に貢献しています。

また、ESG経営の強化にも注力しており、環境・エネルギー事業や脱炭素化への取り組みを通じて環境先進企業としてのブランドを確立し、社員一人ひとりが成長を実感できる働き甲斐改革を推進しています。リスクマネジメントの強化や取締役会構成の見直しを通じて、監督と執行の分離を図り、各機能の強化にも努めています。

戸田建設グループは、これらの戦略を通じて持続的な成長を目指し、建設業界内外での影響力をさらに拡大していく方針です。