南海辰村建設JP:1850

時価総額
¥164.1億
PER
10.8倍
建設事業では南海電気鉄道からの受注工事や南海建設興業からの資材調達、不動産事業では売買及び賃貸を展開。

事業内容

南海辰村建設は、主に建設事業と不動産事業の2つの事業セグメントを持っています。これらの事業は、同社の連結子会社2社および親会社である南海電気鉄道株式会社と共に展開されています。

建設事業において、南海辰村建設は南海電気鉄道から建設工事を受注しています。施工に際しては、建設用仮設資材を連結子会社の南海建設興業から調達し、一部の施工を他の連結子会社に発注しています。

不動産事業では、南海辰村建設は不動産の売買および賃貸事業を行っています。この事業は、土地や建物の取引を通じて収益を上げることを目的としています。

経営方針

南海辰村建設は、2025年度を初年度とする「3カ年経営計画(2025~2027)」を策定し、企業価値向上と持続的成長を目指しています。この計画は「変革」と「成長」の3年間をスローガンに掲げ、事業規模の拡大と利益創出力の強化を基本方針としています。

同社は、安定的な利益を創出するために受注ポートフォリオの最適化を図り、技術力の向上やDX推進による生産性の向上に取り組んでいます。また、人財力と組織力の向上を目指し、採用活動の強化や「NTアカデミー」の再構築を進めています。

さらに、環境・社会への貢献とガバナンスの強化を通じて、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。これにより、南海辰村建設は持続的な企業価値の向上を図り、株主還元の充実や適切な情報開示を進めています。

数値計画として、2028年3月期には売上高56,500百万円、営業利益2,620百万円、ROE8.0%以上を目標としています。これにより、同社は持続的な成長と企業価値の向上を実現しようとしています。