南海辰村建設JP:1850

時価総額
¥95.2億
PER
9.7倍
建設事業では南海電気鉄道からの建設工事受注、不動産事業では不動産の売買及び賃貸を展開。

沿革

1944年6月

大阪府岸和田市において土木建築岸和田工業株式会社を設立

1947年5月

商号を株式会社西田工務店に変更

1949年11月

建設業法により、大阪府知事登録(い)第0415号の登録を受けた。

1952年6月

建設業法により、建設大臣登録(ロ)第2751号の登録を受けた。

1962年6月

西広建設株式会社(現南海建設興業株式会社)を設立(現連結子会社)

1963年5月

株式を大阪証券取引所市場第二部に上場

1968年11月

東京出張所を東京支店に改めた。

1969年7月

宅地建物取引業法により、大阪府知事免許第6901号の免許を受けた。

1972年8月

建設業法の改正により、特定建設業者として建設大臣許可(特-47)第71号の許可を受けた。

1972年8月

宅地建物取引業法により、宅地建物取引業者として建設大臣免許(1)第1290号の免許を受けた。

1975年5月

南海建設株式会社と合併、同時に商号を南海建設株式会社に変更

1975年5月

本社を岸和田市から大阪市浪速区馬淵町へ移転

1988年9月

本社を大阪市浪速区難波中三丁目5番19号へ移転

1991年5月

甲容工業株式会社(南海電設株式会社)を買収、子会社とした。

1995年10月

株式会社辰村組と合併、同時に商号を南海辰村建設株式会社に変更

1995年10月

東京支店を東京本店に改めた。

1995年10月

大阪本店を開設

1998年4月

大阪本店を本社に統合

2001年12月

第三者割当増資の実施により南海電気鉄道株式会社は当社の親会社となった。

2002年4月

東京本店を東京支店に改めた。

2004年9月

東京支店を東京都港区赤坂一丁目9番20号へ移転

2010年4月

日本ケーモー工事株式会社を買収、子会社とした。(現連結子会社)

2010年8月

東京支店を東京都中央区銀座五丁目15番1号へ移転

2013年7月

大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場

2016年4月

南海建設興業株式会社を存続会社、南海電設株式会社を消滅会社とする連結子会社間の吸収合併を実施

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、スタンダード市場に上場

2023年3月

創業100周年

事業内容

南海辰村建設株式会社およびその関係会社は、南海電気鉄道株式会社を親会社とし、建設事業と不動産事業を主軸に据えた事業活動を展開しています。同社グループは、南海辰村建設を含む連結子会社2社で構成されており、それぞれの事業は互いに補完し合う形で運営されています。

建設事業においては、南海辰村建設は主に親会社である南海電気鉄道株式会社からの建設工事を受注しています。このセグメントでは、建設用仮設資材の調達を連結子会社の南海建設興業株式会社から行い、また施工の一部を連結子会社2社に発注していることが特徴です。これにより、同社グループ内での資源の有効活用と効率的な事業運営が図られています。

不動産事業では、南海辰村建設は不動産の売買および賃貸事業を手掛けています。この事業セグメントでは、住宅や商業施設などの不動産を対象に、幅広いニーズに応えるサービスを提供していることが強みです。

以上のように、南海辰村建設およびそのグループ会社は、建設事業と不動産事業を軸に、関連する様々な事業活動を通じて、総合的なサービスを提供しています。これにより、同社グループは、多角的な事業展開を実現し、持続可能な成長を目指しています。

経営方針

南海辰村建設株式会社は、建設事業を通じて自然環境と調和した豊かな社会づくりに貢献し、創造と技術の向上に努めることを経営の基本方針としています。同社は、時代の変化に即応し、新たな事業に挑戦することで社業の躍進を図る方針です。経営環境の変化に対しては、原材料価格の上昇や供給面での制約、金融資本市場の変動などに注意を払いながら、持続的成長と企業価値の向上を目指しています。

具体的には、「3カ年経営計画」において、営業力の強化、バランスの取れた受注構成へのシフト、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進による生産性の向上、そして働きやすい環境づくりの推進を重点領域として掲げています。これらの施策を通じて、変化に強い事業・収益基盤の構築を目指します。また、新規顧客の獲得やデジタル技術の有効活用、人材の確保と育成にも注力し、業容の拡大を図る計画です。

目標数値としては、2025年3月期に売上高48,600百万円、売上総利益4,840百万円、営業利益2,600百万円、経常利益2,550百万円を掲げています。これらの目標達成に向けて、南海辰村建設は、建設事業と不動産事業を軸に、関連する様々な事業活動を通じて総合的なサービスを提供し、多角的な事業展開を実現することで、持続可能な成長を目指しています。