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土屋ホールディングス【JP:1840】株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
土屋ホールディングスは、住宅の設計・施工・販売やリフォーム、不動産の売買・仲介、賃貸管理などを手掛ける持株会社です。同社グループは注文住宅や提案住宅の建築販売を中核に、分譲マンションや中古住宅・住宅用地の取引も行っています。
主要な顧客は新築を求める個人や住宅改修を希望する既存の住宅所有者、マンション購入者や賃貸の入居者です。同社は住宅の施工・販売でまとまった売上を得る一方、リフォームの工事収入や仲介手数料、賃貸収入、再生可能エネルギーの売電収入など複数の収益源を持っています。
事業は住宅事業、リフォーム事業、不動産事業、賃貸事業の四つに大別されます。住宅事業では注文住宅や賃貸住宅の請負・販売を行い、リフォーム事業は改修工事を専門に扱います。不動産事業は分譲マンションや中古住宅・土地の売買と仲介を担い、賃貸事業は不動産管理と賃貸収入、さらに売電事業を通じた収益確保を行っています。
経営方針
同社は中期経営計画を2028年10月期まで延長し、最終年度に売上高400億円、営業利益16億円、ROE8.0%を目指しています。建築基準法改正に伴う建築確認申請の審査長期化など外部要因を踏まえた修正であり、利益率や自己資本収益率の改善を明確な数値目標に据えて成長の実現を図る姿勢です。企業ミッションとして「生活の質(QOL)を10%上げる」ことを掲げ、持続可能な高付加価値住宅へのニーズを取り込むことで安定的な収益基盤を作ろうとしています。
重点投資分野は耐震性・断熱性・気密性といった住宅のコア技術で、特に積水ハウスとの資本業務提携を通じた技術融合に注力しています。同社は積雪寒冷地で培った高断熱・高気密技術と、提携先の耐震設計や構造技術を掛け合わせることで差別化を図っています。さらに注文住宅だけでなくリフォーム、不動産仲介、賃貸管理、売電事業という複数の収益源を活かし、住宅販売の繁閑に左右されない収益構造の強化も進めています。
新市場開拓や事業拡大では、北海道での「No.1復活」と仙台を中心とした東北を第二の本拠地にする方針を明確にしています。具体的には北海道で積水ハウスとの共同分譲を進めるほか、札幌市内・近郊から先行して「DJ(ダイレクトジョイント)構法」を採用した商品を販売開始し、東北では仙台から東北6県へ共同建築事業(SI-COLLABORATION)を順次展開します。同社はこれらを通じて供給体制を拡大し、販路と現場対応力の強化を目指しています。
技術革新については「最先端より先へ」を旗印に、DJ構法の本格展開とコア技術の共創を進めています。DJ構法は基礎と柱を直接つなぐ工法で、耐震性能や大開口の設計自由度を高めるものであり、同社は構造計算、構造材のプレカット加工、施工まで自社で担う体制を整備する計画です。また省エネ基準の引上げに対応するため、断熱・気密技術の高度化や設計と構造を融合させた商品開発に投資し、長期的な競争優位の確立を図っています。