西松建設JP:1820

時価総額
¥2315.2億
PER
12.4倍
建設事業、アセットバリューアッド事業、地域環境ソリューション事業を展開し、土木・建築工事、不動産販売・賃貸、PPP事業を手がける。

事業内容

西松建設は、主に3つの事業セグメントを展開しています。これらは建設事業、アセットバリューアッド事業、地域環境ソリューション事業です。これらの事業は、国内外で多岐にわたるサービスを提供しています。

建設事業では、土木、建築、国際プロジェクトを手がけています。西松建設とその関連会社は、これらのプロジェクトにおいて協力し、工事の一部を発注することもあります。特に、タイの西松建設や増永組などがこの分野で活動しています。

アセットバリューアッド事業と地域環境ソリューション事業では、不動産の販売、賃貸、管理を行っています。西松地所や西松リアルエステート・デベロップメント(アジア)などが、国内外で収益不動産への投資を行っています。また、PPP事業も展開しており、新浦安駅前PFIや徳島農林水産PFIサービスが主体企業として活動しています。

その他の事業として、山陽小野田グリーンエナジーやサイテックファームがエネルギー関連の事業を行っています。これにより、西松建設は多様な分野での事業展開を実現し、持続可能な成長を目指しています。

経営方針

西松建設は、持続可能な社会の実現を目指し、企業理念「価値ある建造物とサービスで安心して暮らせる持続可能な社会をつくる」を掲げています。この理念のもと、「みんなでつくる みんなが輝く」というサステナビリティスローガンを策定し、人々が活き活きと暮らせる社会の創造を目指しています。

同社は、2023年に長期ビジョン「西松-Vision 2030」を策定し、社会基盤整備に加え、エネルギーや環境保全などの「社会機能の再構築」に取り組んでいます。これにより、地域社会と共に課題を解決し、安心と活力を提供することを目指しています。

「中期経営計画2025」では、建築事業と国際事業の収益改善に注力し、「脱炭素」や「価値を生み出すアセット」への投資を進めています。これにより、持続可能な成長を実現し、企業価値の向上を図っています。

西松建設は、マテリアリティとして「安心でき、活力がわく社会の実現」や「現場力を最大限発揮できる組織づくり」などを掲げています。これらの課題に対し、実効性のある経営と事業活動を推進しています。

同社は、2025年度までに売上高4,200億円、営業利益250億円を目標とし、ROEや自己資本比率の向上を図っています。これにより、持続的成長と財務健全性の確保を目指しています。

西松建設は、国内外の建設事業において、技術提案や人材確保を強化し、公共工事の受注拡大を図っています。また、再生可能エネルギー事業やまちづくり事業の開発にも注力しています。

同社は、2025年にコーポレート部門を設置し、企業戦略と事業戦略の連携を強化しています。これにより、全社的な視点での経営を推進し、魅力あるゼネコンNO.1を目指しています。