マサルJP:1795

時価総額
¥31.7億
PER
9.4倍
建物の新築防水工事、改修工事、直接受注工事、空調・冷暖房・給排水等の設備工事を展開。

沿革

1957年9月

建物防水工事を目的として、マサル工業株式会社を設立

設立資本金500千円 所在地東京都江東区森下二丁目6番地

1959年7月

本社を東京都中央区日本橋人形町に移転

1963年9月

建設業登録(東京都知事登録 (ち) 第29239号)

1966年9月

本社を東京都中央区日本橋蛎殻町に移転

1968年2月

わが国初の超高層ビル三井霞が関ビルのシーリング防水工事を施工、他社に先がけ建物シーリング防水工事のノウハウを取得

1972年10月

本社を東京都江東区佐賀に移転

1979年4月

株式会社マサルエンジニアリングを東京都中央区新川に設立、リニューアル工事を開始

1986年2月

株式会社マサルソービを東京都江東区佐賀に設立、材料・資材の一元管理を開始

1989年8月

商号をマサル工業株式会社から株式会社マサルへ変更

1990年7月

建設業許可(建設大臣許可 (般-2) 第13991号)

1991年4月

株式会社マサルエンジニアリングと合併

1991年9月

一級建築士事務所登録(東京都知事登録第34086号)

1991年9月

株式会社マサルソービ 解散により清算

1992年2月

建設業許可(建設大臣許可 (特-3) 第13991号)以後3年ごとに許可更新

1994年11月

日本証券業協会に店頭登録

1996年4月

その他の防水工事等(地下防水工事、塗膜防水工事、屋上防水工事等)を開始

2001年6月

ISO9002の認証取得を受ける

2002年3月

千葉営業所を千葉県市川市に設置

2003年3月

ISO9001:2000の認証を受ける

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場

2006年4月

株式会社テクマを子会社とし、グラフィック事業を開始

2008年12月

株式会社テクマよりグラフィック事業を譲受け

2009年4月

株式会社テクマを吸収合併

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場

2011年7月

株式会社塩谷商会を子会社化

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

2014年6月

決算期を変更(決算日を3月31日より9月30日に変更)

2018年9月

東京都江東区佐賀に本社屋を建替

2020年10月

株式会社塩谷商会を株式会社マサルファシリティーズに商号変更

2021年4月

横浜営業所を神奈川県横浜市に設置

2021年12月

千葉営業所を閉鎖

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行

事業内容

マサル株式会社とその子会社であるマサルファシリティーズ株式会社は、建設および設備工事業界において、幅広いサービスを提供しています。マサル株式会社は、建物の新築防水工事、改修工事、直接受注工事の施工を主な事業としており、これらのサービスを通じて、建築物の耐久性と機能性の向上に貢献しています。

一方、マサルファシリティーズ株式会社は、空調・冷暖房・給排水等の設備工事を専門としており、快適な居住空間や効率的なビル管理をサポートするサービスを展開しています。これらの設備工事は、建物の機能性を高めるだけでなく、エネルギー効率の向上にも寄与しています。

マサルグループは、新築防水工事、改修工事、直接受注工事、および空調・冷暖房・給排水等の設備工事を一貫して受注する体制を整えており、これにより顧客に対して一貫したサービスを提供することが可能になっています。このような体制は、顧客のニーズに迅速かつ柔軟に対応することを可能にし、マサルグループの競争力の源泉となっています。

以上の事業内容を通じて、マサルグループは建設および設備工事業界において、高品質なサービスを提供し続けています。これらのサービスは、建物の新築から維持管理に至るまで、幅広いニーズに応えるものであり、マサルグループの事業の多角性と顧客への貢献を示しています。

経営方針

マサル株式会社は、建設および設備工事業界における総合専門工事会社として、長期的な成長戦略を推進しています。同社は、企画提案力、技術開発力、施工力の総合的な強化を基本方針とし、新築市場およびリニューアル市場での顧客ニーズに応える高品質の商品提供を目指しています。また、経営効率の徹底と内部統制の整備により、企業価値の最大化に努めています。

経営環境においては、国際情勢の混乱やエネルギー価格の高止まりなど、多くのリスクが存在する一方で、個人消費の回復基調や建築投資の好調が見込まれています。しかし、建設業界では人手不足や原材料費の増加など、収益性低下の懸念も指摘されています。

これらの環境下で、マサルは2021年10月から2030年9月までの長期経営計画「~100年選ばれ続ける会社を目指す!~」を策定しました。この計画では、「ゼネコン上位10社でのシェア№1」、「ROE15%」、「成長性分野開拓」を最終年度の達成目標として掲げています。また、SDGsへの取り組みも強化し、長期的視野での業容拡大と業績向上を目指しています。

対処すべき課題としては、営業力強化、生産性向上、成長性分野への進出が挙げられており、これらに対する具体的な施策を実行しています。営業力強化では、差別化した提案営業や新規得意先開拓を進め、生産性向上では、ティール組織の確立やDX推進を通じて、効率的な業務運営を目指しています。さらに、新たな事業領域への進出やシナジー効果を生む領域開拓により、成長性分野への挑戦を進めています。

マサルは、これらの成長戦略を通じて、持続可能な成長と企業価値の向上を目指し、全てのステークホルダーからの信頼獲得に努めています。