コーアツ工業JP:1743

時価総額
¥31.1億
PER
8.5倍
プレストレストコンクリート及び一般コンクリートを用いた土木・建築工事の請負、設計、施工、監理、製品製造・販売、型枠賃貸、不動産賃貸・販売、太陽光発電売電を展開。

沿革

1959年11月

株式会社植村組から鹿児島県川内市の川内工場、宮崎県都城市の都城工場、熊本県宇土市の熊本工場を譲受け、南日本高圧コンクリート株式会社を鹿児島県鹿児島市郡元町に設立。

熊本県宇土市三拾町に熊本営業所を設置。(現住所:熊本市東区)

1961年11月

福岡県福岡市に福岡営業所(現:福岡支店)を設置。(現住所:福岡市中央区)

1962年12月

本社を鹿児島県鹿児島市上荒田町に移転。

1963年10月

本社を鹿児島県川内市御陵下町に移転。

1969年11月

杭の打込工事を目的とする子会社 南日本基礎工業株式会社を設立。(2007年10月1日付で当社に吸収合併)

1974年7月

宮崎県宮崎市に宮崎営業所を設置。

1974年10月

鹿児島県姶良郡横川町に横川第一工場を開設。

(2006年7月 現:鹿児島コーアツセキサン株式会社に移管)

1975年2月

本社を鹿児島県鹿児島市伊敷に移転。

1978年1月

東京都港区に東京事務所(現:東京支店)を設置。

1983年10月

沖縄県那覇市に沖縄営業所を設置。(現住所:沖縄県浦添市)

1985年8月

鹿児島県肝属郡高山町に大隅工場を開設。(現住所:鹿児島県肝属郡肝付町)

1990年1月

コーアツ工業株式会社に商号変更。

大阪府大阪市中央区に大阪支店を設置。(現住所:大阪府大阪市淀川区)

1991年4月

熊本工場を熊本県下益城郡松橋町に移転。(現住所:熊本県宇城市松橋町)

1994年9月

佐賀県鳥栖市に佐賀出張所(現:佐賀営業所)を設置。(現住所:佐賀県佐賀市)

1994年12月

長崎県長崎市に長崎出張所(現:長崎営業所)を設置。

1996年12月

鹿児島県鹿屋市に鹿屋営業所を設置。(現住所:鹿児島県肝属郡肝付町)

1997年9月

神奈川県横浜市中区に横浜営業所を設置。

1998年4月

福岡県北九州市小倉北区に北九州営業所を設置。(現住所:福岡県北九州市小倉南区)

1998年11月

土木建築構造物の維持補修の設計・施工を目的とする子会社 株式会社ケイテック(現・連結子会社)を設立。

1999年7月

当社株式を店頭登録。

1999年10月

山口県吉敷郡小郡町に山口営業所を設置。(現住所:山口県山口市)

2001年5月

大阪証券取引所市場第二部及び福岡証券取引所に株式上場。

2005年2月

健康食品等の販売を目的とするさつま郷本舗株式会社を設立。(2018年6月 全株式を譲渡)

2005年4月

酒類の製造、販売を目的とする霧島横川酒造株式会社(旧社名帖佐醸造㈲)の出資持分の全部を取得。(2010年12月全株式を譲渡)

2006年4月

愛知県春日井市に名古屋営業所を設置。(現住所:愛知県清須市)

2013年7月

大阪証券取引所と東京証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所市場第二部に株式上場。

2014年2月

太陽光発電による売電事業を開始。

2017年4月

茨城県笠間市に茨城営業所を設置。

2018年1月

兵庫県神戸市垂水区に神戸営業所を設置。

2022年4月

東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場へ移行。

事業内容

コーアツ工業とその子会社は、プレストレストコンクリート(PC)および一般コンクリートを使用した土木・建築工事の請負、設計、施工、監理を主な事業としています。これに加え、PC製品や一般コンクリート製品の製造・販売、型枠の賃貸、不動産の賃貸・販売、太陽光発電による売電事業も手掛けています。

建設事業セグメントでは、コーアツ工業が中心となり橋梁工事部門と基礎工事部門を担当し、子会社のケイテックが橋梁や各種構造物の補修工事部門を担っています。コンクリート製品事業では、コーアツ工業がPC関連製品を中心に製造し、これらの製品の販売およびケイテックによる販売、さらには土木用ブロックの鋼製型枠の賃貸を行っています。

不動産事業セグメントでは、不動産の賃貸および販売を展開しており、売電事業セグメントでは太陽光発電を利用した売電事業を行っています。これらの事業を通じて、コーアツ工業グループは多角的なビジネスモデルを構築し、様々なニーズに応えるサービスを提供しています。

経営方針

コーアツ工業は、顧客満足と社会貢献を目指し、技術力と生産性の向上に注力する成長戦略を推進しています。同社は、社会基盤であるインフラ整備構築を通じて企業価値の向上を目指し、技術の継承や次世代人材の育成、優秀な人材の確保に力を入れています。また、健全な財務体質の維持として自己資本比率の向上や安定的な経常利益率の確保を目標に掲げています。

建設事業においては、公共投資の堅調な推移や民間設備投資の持ち直しを背景に、大規模更新工事や利益率の高い工事の受注に注力しています。しかし、建設労働者不足や建設資材価格の高騰などによる厳しい経営環境に直面しており、これらの課題に対処するために、プレキャストコンクリート市場の拡大に対応し、製造・販売の強化に取り組んでいます。

さらに、SDGsやカーボンニュートラルへの対応として、CO2削減への取り組みを推進し、「うるおいのある環境づくり」で社会への貢献を目指しています。次期経営基本方針として、労働環境の整備や事業の継続的発展を目指し、技術者・技能労働者の人材育成、DXの活用による生産性の向上、業務及び施工の効率化を図り、働き方改革をさらに推進しています。これらの戦略を通じて、コーアツ工業は持続可能な成長を目指しています。