日本電技JP:1723

時価総額
¥488.6億
PER
11.1倍
ビルディングオートメーション、ファクトリーオートメーションの設計・施工、自動制御機器類の販売、空調計装工事、産業用ロボットの据付、生産管理システムの販売・保守を展開。

沿革

1959年9月

空調計装工事の設計施工及び自動制御機器の販売を目的として、東京都千代田区丸の内三丁目6番地に日本電技株式会社を設立

1959年10月

山武ハネウエル計器株式会社(現アズビル株式会社)と特約店契約を締結

1964年8月

大阪市北区に大阪出張所(現大阪支店)を開設

1966年3月

新聞社向け搬送自動制御システムの設計、施工を開始

1966年9月

郵便局向け搬送自動制御システムの設計、施工を開始

1967年10月

東京都文京区本郷一丁目2番14号に本社を移転

1968年4月

静岡県静岡市に静岡事務所(現静岡支店)を開設

1968年10月

岡山県岡山市に岡山事務所(現岡山支店)を開設

岡山県岡山市に岡山工場を開設し、制御盤、操作盤等の製造を開始

1969年8月

名古屋市中区に名古屋出張所(現名古屋支店)を開設

1969年12月

東京都千代田区二番町2番8号に本社を移転

千葉県千葉市に千葉出張所(現千葉支店)を開設

1970年10月

横浜市西区に横浜出張所(現横浜支店)を開設

1975年11月

茨城県土浦市に筑波出張所(現つくば支店)を開設

1978年3月

食品メーカーを主体とした生産ラインの自動制御システムの設計、施工を開始

1978年4月

広島県広島市に広島事務所(現広島支店)を開設

1980年4月

埼玉県川口市に川口工場を開設し、東日本地区に供給する制御盤、操作盤等の製造を開始

1981年3月

薬品メーカーを主体とした生産ラインの自動制御システムの設計、施工を開始

1992年4月

東京都墨田区両国二丁目10番14号に本社を移転

1998年4月

東京都墨田区に東京本店を開設

1998年10月

山武ビルシステム株式会社(現アズビル株式会社)と特約店契約を締結

1998年12月

ISO9001を取得

2003年3月

社団法人日本証券業協会に株式を店頭登録

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場

2010年1月

ISO14001を取得

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

2014年4月

人材開発及び研究開発活動を目的として、東京都江東区にテクニカルセンターを開設

2020年2月

ジュピターアドバンスシステムズ株式会社(連結子会社)を設立

2020年4月

ジュピターアドバンスシステムズ株式会社がジュピター電算機システム株式会社より全事業を譲受け

2020年4月

2022年4月

2022年7月

有限会社エヌ・ディ・ティの全株式を取得、NDテック株式会社に商号変更(非連結子会社)

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)

からスタンダード市場に移行

株式会社エアフィールドの全株式を取得、NDテックサービス株式会社に商号変更(非連結子会社)

事業内容

日本電技は、建設業法に基づき国土交通大臣の許可を受けた特定及び一般建設業者であり、ビルディングオートメーションやファクトリーオートメーションなどの自動制御システムの設計・施工、および自動制御機器の販売などを手掛ける企業です。同社グループは、日本電技を含む連結子会社1社と非連結子会社2社で構成されています。

同社の事業は大きく分けて、空調計装関連事業と産業システム関連事業の2つに区分されます。空調計装関連事業では、オフィスビルや工場、病院などの非居住用建築物に対する空調自動制御システムの設計、施工、保守、点検を行い、自動制御盤やセンサー、サーモスタットなどの制御機器類を販売しています。この事業は、新設建築物を対象とする新設部門と、既設建築物の維持、補修、更新を対象とする既設部門に分かれています。

一方、産業システム関連事業では、工場や搬送ライン向けの計装工事や自動制御工事を主に手掛けており、特に食品工場の生産や搬送ライン向けには、産業用ロボットを中心としたFA機械の据付や保守、さらには連結子会社であるジュピターアドバンスシステムズ株式会社を通じて生産管理システムの販売、保守などを行っています。また、調節計や流量計、工業用バルブなどの制御機器類の販売も行っています。

これらの事業を通じて、日本電技は自動制御システムの設計・施工から機器類の販売に至るまで、幅広いサービスを提供しています。

経営方針

日本電技は、1959年の創業以来、空調計装エンジニアリングのパイオニアとして、オフィスビルや工場、病院などの空調自動制御システムの設計、施工、メンテナンスを一貫して提供してきました。同社は、その技術をファクトリーオートメーション分野にも展開し、総合計装エンジニアリング企業として顧客の多様なニーズに応えています。2020年2月には、グループ会社ジュピターアドバンスシステムズ株式会社を設立し、食品工場の生産管理システム分野に進出するなど、事業領域の拡大を進めています。

経営ビジョン「New Design For The Next」を掲げ、お客様に新しい価値を提供し、企業としての成長と永続的な企業を目指しています。このビジョンは、お客様のニーズを拓く「New Design for the Customer」、事業を拓く「New Design for the Success」、新たな領域を拓く「New Design for the Future」の3つのパートに分解されます。

2021年4月からは、中期3ヵ年経営計画と長期経営指針「ND For The Next 2030」を策定し、既存事業の強化、拡大戦略の実行、ND企業文化の成長を3つの成長戦略課題として掲げています。これらを通じて、総合計装エンジニアリングを追求し、社会、顧客、社員の期待に応える企業としての成長を目指しています。

また、中長期的な企業価値向上と長期経営指針実現のため、空調計装関連事業と産業システム関連事業においてバランスのとれた成長と資本効率性への取り組みが重要であると認識しており、連結ROEを全社の目標経営指標としています。

日本電技は、これらの戦略を通じて、省エネ化、省力化、快適化された社会の実現に貢献し、ステークホルダーと共に栄え、成長することを目指しています。