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K&Oエナジーグループ (1663) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
K&Oエナジーグループは、天然ガスの開発から供給までを一貫して手がける総合エネルギー企業です。同社は主力事業として、天然ガスの採掘・供給を行うガス事業と、天然ガス生産時に得られる塩水を活用したヨウ素事業を展開しています。グループ全体で持株会社と子会社10社、関連会社5社で構成された事業体制を構築しています。
同社の収益は主にガス事業とヨウ素事業の2つの柱で支えています。ガス事業では、関東天然瓦斯開発が天然ガスの開発・採取・販売を担い、大多喜ガスが都市ガス供給やプロパンガス販売などの小売事業を手がけています。ヨウ素事業では、K&Oヨウ素がヨウ素や関連化合物の製造・販売を行い、医薬品や工業用途向けに製品を提供しています。
同社のガス事業は、天然ガスの上流から下流まで垂直統合したビジネスモデルが特徴です。関東天然瓦斯開発が採掘したガスを大多喜ガスに販売し、圧縮天然ガスの製造なども手がけています。一方、ヨウ素事業では天然ガス採掘時の副産物である塩水を有効活用し、関東天然瓦斯開発からK&Oヨウ素への原料供給という形でグループ内連携を実現しています。その他事業として電力供給、建設工事、米国での石油・ガス開発なども展開し、事業の多角化を図っています。
経営方針
K&Oエナジーグループは、2027年に経常利益75億円を目指す中期経営計画「中計2027」を推進しています。同社は国産天然ガス開発のリーディングカンパニーとして、千葉県産の水溶性天然ガスを年間1.8億立方メートル生産し、「千産千消」による地域循環型エネルギー供給を目指しています。脱炭素関連開発では12件の新規プロジェクトに取り組み、お客さまアカウント数を21万件まで拡大する計画です。
同社の重点投資分野は、コア事業の強化と未来事業への展開の両軸で構成されています。資源開発では環境に配慮した水溶性天然ガス開発を継続し、ヨウ素事業では世界的に希少な資源であるヨウ素の増産に注力し、年間1,900トンの販売を目標としています。特にヨウ素は、医療分野から次世代技術のペロブスカイト太陽電池の主要原料として需要が拡大しており、チリと日本に偏在する希少資源として競争優位性を持っています。
新市場開拓では、再生可能エネルギー事業に30億円以上を投資し、地熱発電や洋上風力発電などの分野に参入します。さらに、二酸化炭素の地下貯留技術であるCCS事業の適用検討や、2030年頃までの国内外森林保全事業への参画を計画しています。これらの取り組みにより、従来の化石燃料事業から脱炭素社会に向けた新しいエネルギー事業への転換を図っています。
技術革新への取り組みでは、デジタル変革の基盤整備を進め、業務効率化とレジリエンス強化、AI導入などの7つの施策を実行します。人材力強化にも注力し、多様な人材の確保と活躍推進、社員教育への投資拡大を通じて、「社員一人ひとりが積極的に能力を開発・発揮し、高い目標に向かって挑戦する企業風土」の実現を目指しています。これらの経営基盤強化により、持続可能な企業グループとしての成長を支える体制を構築していきます。