INPEX (1605) 株価

時価総額
¥5.22兆
PER
14.6倍
石油・天然ガス開発の大手。原油・ガス事業を世界規模で展開。2025年12月時点の確認埋蔵量は原油2,441百万バレル、天然ガス3,562十億立方フィート。日本、豪州・東南アジア、欧州・アブダビで事業展開。

株価・出来高の推移

時価総額の推移

プレミアム会員にご登録いただくと、
時価総額の推移にアクセスできます。

有料プランをチェック

PERの推移

プレミアム会員にご登録いただくと、
PERの推移にアクセスできます。

有料プランをチェック

PBRの推移

事業内容

INPEX(国際石油開発帝石株式会社)は、日本最大の石油・天然ガス開発会社として、世界各地で油田・ガス田の探鉱から生産まで一貫して手がけています。同社は原油、天然ガス、コンデンセート、LPGの探鉱・開発・生産・販売を主力事業とし、日本のエネルギー安全保障において重要な役割を担っています。

同社の主要顧客は電力会社、都市ガス会社、石油精製会社などのエネルギー事業者で、長期契約に基づく安定的な販売を基盤としています。収益構造は原油・ガスの生産・販売による売上が中心となっており、資源価格の変動が業績に大きく影響する特徴があります。地理的には日本国内だけでなく、豪州・東南アジア、欧州・中東・アフリカ地域での事業展開により、収益源の多様化を図っています。

同社の事業は地域別に「日本」「豪州・東南アジア」「欧州・アブダビ及びその他」の3つのセグメントで構成されています。2025年12月末時点で、原油換算で約31億バレルの確認埋蔵量を保有し、特に豪州のイクシスLNGプロジェクトやアブダビ陸上油田、カスピ海のACG油田・カシャガン油田などが主力資産となっています。これらの長期プロジェクトにより、安定的な生産基盤を構築しています。

経営方針

INPEXは2025年2月に発表した「INPEX Vision 2035」において、「責任あるエネルギー・トランジションの実現」を掲げ、2035年に向けた長期戦略を明確にしています。同社は、ロシアのウクライナ侵攻や中東情勢の不安定化を受けてエネルギー安定供給の重要性が再認識される中、現実的なエネルギー移行を主導する企業として成長を目指しています。日本政府が維持する石油・天然ガス自主開発比率目標(2030年に50%以上、2040年に60%以上)の達成にも貢献する方針です。

同社の重点投資戦略は、天然ガス・LNG事業の強化に集中しています。天然ガスは他の化石燃料と比較して温室効果ガス排出量が相対的に少ないことから、ネットゼロ移行期における「現実的な移行燃料」として位置づけており、アジア市場を中心とした中長期的な需要拡大を見込んでいます。特に豪州イクシスLNGプロジェクトなどの既存主力資産を最大限活用しながら、新たなLNG供給能力の拡充を進めています。

新市場開拓では、多様な低炭素対策技術への投資を並行して推進しています。既存の石油・天然ガス生産施設へのCCS(二酸化炭素回収・貯留)技術の導入、水素・アンモニア事業の拡大、再生可能エネルギー分野への参入などを通じて、従来の化石燃料事業からエネルギー・ソリューション企業への事業転換を図っています。これらの取り組みは地域ごとの事情や移行段階に応じた柔軟なアプローチを特徴としています。

技術革新への取り組みでは、エネルギー供給システムの強靭化と高度化を重視しています。AI需要や半導体製造による電力消費増加、再生可能エネルギー導入拡大に伴う需給調整課題に対応するため、デジタル技術を活用した生産効率の向上や、電力系統安定化に資する技術開発を推進しています。また、エネルギー・トランジションに必要な鉱物や希少資源の確保についても、新たな事業機会として検討を進めています。

AIチャット