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日鉄鉱業JP:1515
事業内容
日鉄鉱業は、資源事業、機械・環境事業、不動産事業、再生可能エネルギー事業の4つの主要な事業セグメントを持っています。これらの事業は、日鉄鉱業とその子会社32社、関連会社3社によって構成されています。
資源事業は、鉱石部門と金属部門に分かれています。鉱石部門では、鉱産物の採掘や加工製品の販売を行い、石灰石やけい石の採掘・販売も手がけています。金属部門では、電気銅やその他の委託製錬製品の販売を行っています。
機械・環境事業では、鉱山用や建設用の機械、電気機器、水処理剤の仕入・販売を行っています。また、破砕機や電気機器の製造・販売、輸送機械の製造・販売及び修理も手がけています。
不動産事業では、不動産の売買、賃貸、鑑定及び管理を行っています。これにより、日鉄鉱業は不動産市場にも参入し、多角的な事業展開を図っています。
再生可能エネルギー事業では、地熱発電用蒸気の供給・販売や太陽光による発電及び電気の供給・販売を行っています。これにより、持続可能なエネルギー供給を目指しています。
経営方針
日鉄鉱業は、資源事業を中心に成長を続けてきました。今後も資源の開発と安定供給を重視し、社会のニーズに応じた良質な資源の提供を目指しています。また、機械・環境事業、不動産事業、再生可能エネルギー事業を通じて、持続的成長を実現し、株主や地域社会に貢献する方針です。
同社は2024年度から2026年度を対象とした第3次中期経営計画を策定し、2033年度までに「総合資源会社」としての持続的成長を目指しています。具体的には、資源の安定供給と新規資源の開発、鉱物資源の価値向上を図り、ROIC(投下資本利益率)7%以上を目標としています。
資源事業では、鳥形山鉱山の生産・販売体制の最適化を進め、国内外での石灰石市場の拡大を図ります。金属部門では、アルケロス鉱山の開発を進め、2026年度の操業開始を目指しています。また、銅をはじめとする新規鉱物資源の確保と開発にも注力しています。
機械・環境事業では、ポリテツの新規顧客獲得と原料多様化を進め、台湾やベトナムでの市場開拓を目指しています。機械部門では、競争力強化を図り、国内外での販路拡大を進めています。これらの取り組みを通じて、日鉄鉱業は持続的な成長を実現しようとしています。