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ハッチ・ワークJP:148A
沿革
2000-06 | 東京都世田谷区松原において賃貸オフィスデータのマーケティング事業として、株式会社ジーシーメディアを創業 |
2003-06 | 本社を東京都目黒区大橋に移転 |
2005-06 | 大竹弘が代表取締役社長に就任 |
2005-09 | 株式会社アットオフィスに商号変更 |
2006-02 | オフィス仲介事業及びオフィス仲介のFC(フランチャイズ)事業を開始、オフィスビルのPM(プロパティマネジメント)事業を開始 |
2007-04 | 滞納賃料を保証する「テナント安心保証」をリリース |
2007-07 | 大竹弘が代表取締役を務める株式会社アットオフィスコンサルティングを吸収合併 |
2008-04 | 貸会議室事業である「アットビジネスセンター」を開始 |
2008-09 | オフィス仲介のFC(フランチャイズ)事業を終了 |
2009-04 | オフィスビルのサブリース事業である池袋パークビルを開業、会議室のシェアリング事業である「シェア会議室」の運営を開始 |
2010-04 | 月極駐車場検索ポータルサイト「アットパーキング」をリリースし、月極駐車場の仲介事業を開始 |
2012-02 | 本社を東京都港区南青山に移転 |
2012-04 | レンタルオフィス事業である「インスクエア」の取扱いを開始 |
2013-04 | 月極駐車場のサブリース事業を開始 |
2013-07 | 滞納賃料保証サービス「テナント安心保証」を終了 |
2014-06 | 電話取次代行サービスである「テレアシスタント」をリリース |
2015-05 | 機械式駐車場ソリューションサービスである「駐車場リエンジニアリング」をリリース |
2016-04 | カフェの運営である「コミュニテイカフェインスクエア」をリリース 貸会議室事業である「アットビジネスセンター」を大阪に進出 月極駐車場滞納保証サービスを開始 |
2018-04 | 旧商号の株式会社アットオフィスより新商号の株式会社ハッチ・ワークに変更、オフィス仲介関連事業を譲渡 管理会社向け月極駐車場オンライン管理支援サービス「at PARKING月極パートナーシステム」(現 アットパーキングクラウド)をリリース |
2018-12 | 大竹弘が代表取締役会長、増田知平が代表取締役社長に就任 |
2019-12 | プライバシーマークの認証を取得 |
2020-07 | オンライン配信のプロがサポートするオンラインセミナー支援サービス「まるごとオンラインセミナーサポート」をリリース |
2021-09 | クラウド月極駐車場オンライン管理支援サービス「at PARKING 月極パートナーシステム」を「アットパーキングクラウド」にサービス名称を変更 |
2021-11 | ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の国際規格「ISO/IEC27001:2013」と国内規格「JIS Q27001:2014」の認証を取得 |
2024-03 | 東京証券取引所グロース市場へ株式を上場 |
事業内容
ハッチ・ワークは、主に二つの事業セグメントを展開しています。一つ目は「月極イノベーション事業」で、これには「APソリューションサービス」と「APクラウドサービス」が含まれます。「APソリューションサービス」では、月極駐車場検索ポータルサイト「アットパーキング」を通じて、駐車場のマッチングサービスや月極駐車場サブリースを提供しています。「APクラウドサービス」では、月極駐車場のオンライン管理支援サービス「アットパーキングクラウド」を展開し、管理会社や月極駐車場利用者からの収益を得ています。
二つ目のセグメントは「ビルディングイノベーション事業」で、「会議室サービス」と「オフィスサービス」を提供しています。「会議室サービス」では、貸会議室サービス「アットビジネスセンター」と会議室シェアサービス「シェア会議室」を運営。「オフィスサービス」では、ミドル世代向けコミュニティオフィス「インスクエア」の運営や、オフィスビルのプロパティマネジメント(PM)およびビルメンテナンス(BM)サービスを提供しています。
ハッチ・ワークは、これらのサービスを通じて、駐車場の効率的な管理や利用の促進、ビルやオフィス空間の最適化といったニーズに応えることで、収益力の向上とノウハウの蓄積に努めています。新型コロナウイルス感染症の影響や不動産市況の変動にも対応しながら、安心・安全な空間の提供とサービスの開発に注力している点が特徴です。
経営方針
ハッチ・ワークは、革新的な事業モデルとサービス展開を通じて、成長戦略を推進しています。同社は、「温故×創新」を企業哲学とし、「社会に可能性の卵を。」をパーパスに掲げています。そのミッション「CREATE FUTURE BASE」を実現するため、月極駐車場オンライン管理支援サービス「アットパーキングクラウド」と貸会議室ビジネスを軸に、遊休資産に新たな価値を生み出すことで社会に貢献しています。
中長期的な経営戦略として、ハッチ・ワークは月極イノベーション事業において、オンラインでの契約手続きの完結を可能にする「アットパーキングクラウド」の普及に力を入れています。このサービスは、管理会社と駐車場利用者のニーズに合致し、契約件数の増加傾向にあります。また、ビルディングイノベーション事業では、リモートワークの普及に伴うオフィス回帰の動きを捉え、貸会議室の需要拡大に対応しています。
同社は、顧客満足度の向上と売上高成長率の高め方に注力しており、営業体制の強化、営業効率の向上、月極駐車場管理システムの機能追加による利便性の向上などを通じて、企業価値の高め方を目指しています。さらに、EV充電設備付駐車場や短期貸しといった高付加価値サービスの開発・提供により、月極駐車場の利用価値最大化を推進しています。
ハッチ・ワークは、これらの戦略を基に、将来的には月極駐車場に関連するデータと他企業のデータを掛け合わせることで新たな収益機会を創出し、月極駐車場の利用価値をさらに高めることを目指しています。また、大都市圏を中心に新規会場の開発も進めており、空間にまつわるあらゆるニーズの取り込みを図っています。