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TANAKENJP:1450
事業内容
TANAKENは、建築構造物の解体工事を中心に事業を展開しています。具体的には、解体工事の施工管理を行い、現況調査や工法の提案、設計、施工計画、外注・資機材手配、安全管理、原価管理、資金管理、行政対応、近隣対応など、幅広い業務を提供しています。
同社は、解体工事に関連する土木工事や山留工事、基礎解体工事、杭抜き工事などの施工管理も手がけています。また、アスベストやPCB、ダイオキシンなどの有害物質の除去、地下水の浄化、土壌改良なども行い、関連法令を遵守した安全で効率的な解体工事を提供しています。
TANAKENの事業セグメントは「解体事業」の単一セグメントであり、協力会社を指導・監督しながら、解体工事の施工を行っています。これにより、コストや工期、安全性に優れたサービスをワンストップで提供しています。
経営方針
TANAKENは、持続可能なエコ社会の実現を目指し、解体事業を「環境ビジネス」として位置づけています。企業理念として「思いやり・信頼・感謝」を掲げ、顧客や地域社会に貢献することを重視しています。この理念のもと、企業価値の向上を図り、環境に優しい社会の構築に寄与しています。
同社は2024年に「TANAKEN“Vision NEXT 10”」を策定し、10年後の目標を明確にしました。中期経営計画「Primary Phase」では、基盤構築の3ヵ年計画を進めています。人材、技術、アライアンスの拡充を図り、「TANAKEN」ブランドの価値向上を目指しています。2025年には社名を「TANAKEN株式会社」に変更し、ブランディングを強化します。
成長戦略として、都市再生案件の取り込みや顧客基盤の充実、地下関連工事の受注拡大、環境改善関連工事の受注を推進しています。これにより、リピート顧客の拡充と元請工事の維持・拡大を図り、安定的な業容拡大を目指しています。これらの施策を通じて、持続的な企業価値の向上を図ります。
2026年3月期の重点項目として、協力会社とのパートナーシップの拡充や専門会社とのアライアンス強化を進めています。営業力の強化や施工管理体制の充実を図り、売上高目標140億円の達成を目指しています。また、DX推進や情報セキュリティ強化、人材マネジメント体制の強化にも取り組んでいます。