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田中建設工業JP:1450
沿革
1982年2月 |
創業者である田中俊昭が、勤務していた株式会社中野工務店の業容拡大の一環として、いわゆるのれん分けのような形で東京都文京区後楽に当社の前身である同一名称の株式会社中野工務店を設立 |
1982年5月 |
田中工業株式会社に商号変更 |
1982年6月 |
建築業許可(東京都知事許可(般-57)第63851号 とび・土工工事業)を取得 |
1985年1月 |
本社を東京都港区新橋四丁目28番4号へ移転 |
1986年1月 |
埼玉県産業廃棄物収集運搬業許可(許可番号:01101009085号)を取得 |
1987年3月 |
建築業許可(建設大臣許可(般-61)第12050号 とび・土工工事業)を取得 |
1988年6月 |
東京都産業廃棄物収集運搬業許可(許可番号:第13-00-009085号)を取得 |
1993年7月 |
本社を東京都港区新橋四丁目27番4号へ移転 |
1995年8月 |
千葉県産業廃棄物収集運搬業許可(許可番号:01200009085号)を取得 |
1995年11月 |
建築業許可(建設大臣許可(特-7)第16351号 とび・土工工事業)を取得 |
1996年9月 |
田中建設工業株式会社に商号変更 |
1996年10月 |
建築業許可(建設大臣許可(特-8)第16351号 業種追加:建築工事業)を取得 |
1996年12月 |
一級建築士事務所(登録番号:東京都知事登録 第41646号)を登録 |
1998年9月 |
建築業許可(建設大臣許可(般-10)第16351号 業種追加:土木工事業)を取得 |
2001年4月 |
本社を東京都港区新橋四丁目24番11号へ移転(現本社所在地) |
2002年8月 |
一般財団法人日本品質保証機構よりISO9001(登録番号:JQA-QM8703)を取得 |
2015年11月 |
神奈川県産業廃棄物収集運搬業許可(許可番号:01400009085)を取得(県内許可を集約) |
2016年8月 |
建設業許可(国土交通大臣許可(特-28)第16351号 業種追加:解体工事業)を取得 |
2017年4月 |
埼玉営業所を廃止し、千葉営業所を開設 |
2017年7月 |
建設業許可(国土交通大臣許可(特-29)第16351号 業種追加:塗装工事業・内装仕上工事業)を取得 |
2017年9月 |
一般財団法人日本品質保証機構よりISO14001(登録番号:JQA-EM7362)を取得 |
2017年12月 |
会計監査人設置会社となる |
2018年12月 |
東京証券取引所 JASDAQ(スタンダード)市場へ上場 |
2019年12月 |
ISO9001及びISO14001の認証機関をIntertekに移転 |
2020年4月 |
千葉営業所を廃止し、大阪営業所を開設 |
2020年9月 |
IntertekよりISO45001(登録番号:13772)を取得 |
2020年11月 |
建設業許可(国土交通大臣許可(特-2)第16351号 業種:解体工事業、とび・土工工事業、 建築工事業、塗装工事業、内装仕上工事業)を更新 |
2020年11月 |
建設業許可(国土交通大臣許可(般-2)第16351号 業種:土木工事業)を更新 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)市場からスタンダード市場へ移行 |
事業内容
田中建設工業は、建築構造物の解体工事及びそれに付随する各種工事の施工管理を主軸に事業を展開しています。同社は、長年にわたる解体工事の経験と蓄積されたノウハウを活かし、現況調査から工法の提案、設計、施工計画、外注・資機材手配、施工管理、安全管理、原価管理、資金管理、行政対応、近隣対応まで、解体工事に関わる業務全般を提供しています。また、建物構造物解体工事に関連する土木工事、山留工事、基礎解体工事、杭抜き工事等の施工管理も手がけており、工事に伴う有害汚染物質の除去や地下水の浄化、土壌改良など、環境保護にも配慮したサービスを提供しています。
同社の事業セグメントは、「解体事業」の単一セグメントで構成されており、解体工事に関連する一連のサービスをワンストップで提案・提供している点が特徴です。田中建設工業は、安全性、コストパフォーマンス、工期の管理に優れたサービスを提供することで、解体工事の分野において高い専門性を持つ企業として位置づけられています。その他、アスベストやPCB(ポリ塩化ビフェニル)、ダイオキシンなどの有害物質の除去に関しても、豊富な経験と関連法令・法規を遵守したサービスを提供しており、環境保全にも貢献しています。
経営方針
田中建設工業は、解体工事を中心とした事業を展開し、環境ビジネスの一環として持続可能な社会の実現に貢献しています。同社は、企業理念に「思いやり・信頼・感謝」を掲げ、お客様や社員、地域社会、環境への配慮を重視しています。2018年12月の東京証券取引所ジャスダック市場への上場を機に、中期経営計画「TANAKEN“ビジョン100”」を策定し、売上高目標100億円の早期達成を目指しました。この目標は、安心・安全な施工管理と営業施策の実行により、2期前倒しで達成しています。
その成功を受けて、田中建設工業はさらなる飛躍を目指し、長期ビジョン「TANAKEN“Vision NEXT 10”」を明確にしました。このビジョンの下で、中期経営計画「TANAKEN“Vision NEXT 10”Primary Phase」を策定し、2024年3月期までの3年間で基盤構築を目指します。具体的には、本社移転による就労環境の改善、人財・技術・アライアンスの拡充を通じて「TANAKEN」ブランドの価値向上を目指しています。
成長戦略として、都市再生案件の取り込み、顧客基盤の充実、地下関連工事の受注拡大、環境改善関連工事の受注を推進しています。これらの戦略は、相談を起点とした営業の好循環を維持・拡大し、リピート顧客の拡充と元請工事の維持・拡大を通じて、安定的な業容拡大と良好な収益基盤の支持を目指しています。
また、田中建設工業は、協力会社とのパートナーシップ拡充、安全協力会を通じた支援体制の強化、専門会社とのアライアンス強化など、2024年3月期の重点項目に注力しています。これらの取り組みは、同社が持続的な企業価値向上と業容拡大を実現するための基盤となっています。