ベステラ (1433) 株価

時価総額
¥94.3億
PER
12.8倍
プラント解体工事の有力企業。製鉄・電力・ガス・石油プラントの解体・メンテナンスを展開。独自開発の「リンゴ皮むき工法」「風車の転倒工法」により脱炭素解体を実現。15年1月から3D計測サービス開始。13年1月に人材サービス事業を開始し、全国規模の協力会社ネットワークを構築。

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事業内容

ベステラは、製鉄・電力・ガス・石油などの大型プラント設備の解体工事とメンテナンス工事を主力事業とする専門企業です。同社は独自開発した特許工法と豊富な有害物質除去のノウハウを強みとし、エンジニアリング全般から施工管理まで一貫して提供しています。特に「リンゴ皮むき工法」や「風車の転倒工法」といった革新的な解体技術により、従来工法と比較して大幅なコスト削減と工期短縮、安全性向上を実現しています。

同社の主要顧客は製鉄・電力・ガス・石油などの大手プラント企業で、その系列設備工事会社や大手ゼネコンが元請けとなる案件で1次・2次下請けとして参画するケースが中心です。プラント解体工事では、工事過程で発生するスクラップなどの有価物売却収入も重要な収益源となっており、材質や量、相場価格を総合的に見積もって請負金額に反映しています。解体工事における有価物売却額は完成工事高に含めて計上する会計処理を行っています。

同社の事業は解体工事を核としつつ、関連領域への展開も進めています。2015年から3D計測サービスを開始し、工事計画の精度向上と安全性強化を図っているほか、建設技能労働者不足に対応するため2013年から人材派遣サービスも展開しています。また、アスベスト・ダイオキシン・PCBなどの有害物質除去工事や汚染土壌改良工事なども手がけ、環境対策と再資源化に配慮したトータルソリューションを提供しています。

経営方針

ベステラは「Leading the Future 中期経営計画 2030」のもと、2031年1月期までに売上高300億円以上、営業利益33億円以上、ROE20%以上の達成を目指しています。同社は「量的拡大と質的充実を同時に追求し、解体業界のリーディングカンパニーの基盤を確立する」ことを基本方針に据え、高度経済成長期に建設されたプラント設備の老朽化や自然エネルギーへの転換需要を成長の追い風として捉えています。解体市場の加速度的拡大を背景に、プラント解体の専門性を高めて競合との差別化を図る戦略です。

技術革新の核となるのが「脱炭素解体」工法の開発とAI活用による競争力強化です。同社は長年のプラント解体で蓄積した知見とノウハウをAIで形式知化し、従業員の創造性と融合させて独自の解体工法を開発します。解体現場の温室効果ガス排出量を可視化し、AI解析により再資源化率を最大化することで、環境価値を顧客に提供しながら収益力も向上させる計画です。また、独自の安全基準とテクノロジーにAIを組み合わせ、リスク予測や施工管理の高度化を進めています。

地域展開では大阪や四日市などのプラント集積地域を中心とした拠点拡大により成長を加速させます。業界動向や地域特性、設備状況を踏まえたマーケット分析に基づく営業戦略の構築と、全国展開による売上規模の最大化を目指しています。地域拠点の組織機能と本社サポート機能の最適化、協力会社の全国ネットワーク拡充も並行して進め、事業拡大に対応する組織力を強化します。

長期的な成長基盤として海外市場への進出準備も着実に進めています。シンガポールや韓国などの有望市場で市場調査とフィージビリティスタディを実施し、現地パートナー候補との関係構築や法制度の整理を通じて進出準備を整えています。海外にプラントを保有する日系企業へのアプローチやエンジニアリング企業との協業可能性の探索により、新たな受注ルートの開拓も視野に入れています。

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