エムビーエスJP:1401

時価総額
¥56億
PER
独自工法「ホームメイキャップ工法」による建物の外壁・内装の補修・改修、新築・改修工事、FC加盟店への材料販売、不動産の売買・賃貸・仲介を手掛ける。

沿革

1993年1月

山本貴士(現:当社代表取締役社長)が足場業を個人創業

1997年6月

有限会社アクアビギを山口県宇部市宮地町に設立

1998年2月

商号を有限会社エム・ビー・エスに変更。外壁リフォーム業を開始

2001年7月

株式会社エムビーエスに組織変更

2002年5月

山口県宇部市神原町に本社を移転

2002年9月

英国LIQUID PLASTICS Limited(現Sika Limited)製の特殊機能性塗料の仕入れを開始

2004年5月

福岡支店を福岡県福岡市中央区に開設

2004年7月

ホームメイキャップ研究所を山口県宇部市あすとぴあに開設

2004年10月

東京支店開設準備室を東京都渋谷区に開設

2005年4月

福岡証券取引所Q-Board市場に株式を上場

2006年2月

東京支店開設準備室を東京支店として東京都台東区に開設

2006年4月

福岡支店を福岡県福岡市博多区に移転

2006年7月

本社及びホームメイキャップ研究所を山口県宇部市小串に移転

2010年5月

大阪支店を大阪府茨木市に開設

2010年7月

広島支店を広島県広島市に開設

2011年6月

横浜支店を神奈川県横浜市に開設

2013年6月

千葉支店を千葉県船橋市に開設

2014年4月

周南支店を山口県周南市に開設

2014年8月

西東京支店を東京都町田市に開設

2015年6月

埼玉支店を埼玉県さいたま市、福山支店を広島県福山市、下関支店を山口県下関市に開設

2015年8月

東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場

2015年9月

久留米支店を福岡県久留米市に開設

2016年3月

名古屋支店を愛知県名古屋市に開設

2016年12月

岡山支店を岡山県岡山市に開設

2017年6月

浜松支店を静岡県浜松市に開設

2018年3月

神戸支店を兵庫県神戸市に開設、埼玉支店を埼玉県さいたま市中央区に移転

2018年4月

熊本支店を熊本県熊本市に開設

2018年6月

仙台支店を宮城県仙台市に開設

2019年3月

松山支店を愛媛県松山市、北九州支店を福岡県北九州市に開設

2019年6月

宇都宮支店を栃木県宇都宮市に開設

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しによりマザーズ市場からグロース市場へ移行

2023年4月

滋賀支店を滋賀県大津市に開設

事業内容

エムビーエスは、建築物の維持・保全を目的とした事業を展開しています。同社は、老朽化した一般住宅、集合住宅、商業ビル、歴史的建造物、道路及び橋梁などの外壁・内装リフォーム工事やコンクリートの落下防止等の補修・改修工事を手掛けており、これらのサービス提供には、同社が独自に開発した施工技術が用いられています。また、エムビーエスは、加盟店等に対してノウハウの提供及び材料の販売も行っています。

同社の主力事業であるホームメイキャップ事業では、「ホームメイキャップ工法」と呼ばれる独自工法を用いています。この工法は、特殊機能性塗料を使用し、クリアコーティング施工、カラーコーティング施工、スケルトン防災コーティング施工、応用/特殊施工の4つの施工技術により、建物の外壁の美観を再現し、耐久性・補強性を向上させるものです。

エムビーエスは、一般的な工法による新築・改修工事も行っており、建設業法に基づく国土交通大臣の許可を得て事業を運営しています。さらに、FC加盟店に対するコーティング材等の販売、不動産の売買・賃貸及び仲介など、その他の事業も展開しています。

同社の事業モデルは、元請業者や顧客と直接工事請負契約を結ぶ直営方式と、エムビーエスが認定したFC加盟店等が顧客や元請業者と工事請負契約を結ぶ提携方式の2つがあります。これにより、一元的な責任の明確化、価格体系の明瞭化、きめ細かいアフターサービスを実現しています。また、ホームメイキャップのブランド戦略を基本戦略としており、訪問販売は行わず、地域の優良な元請業者や設計事務所等との提携ネットワークを通じた営業・提案活動に注力しています。

経営方針

エムビーエスは、建築物の維持・保全を目的とした事業を展開し、独自の施工技術を用いたリフォーム工事を手掛けています。同社は、「ドラマ化される会社にする」という経営理念のもと、新たな常識づくりに情熱を持ち、顧客満足を第一に高品質な施工を提供しています。また、事業に携わる全関係者が協調して運営にあたることを旨としています。

経営戦略として、エムビーエスは、営業構造の強化、技術力の強化、工事採算性を重視した受注方針の徹底、マネジメント力の向上を挙げています。これには、全国の主要都市圏に新たな支店を設置し、既存エリアでの新規パートナー開拓と既存パートナーのシェアアップ、スケルトン防災コーティングの市場浸透、大規模修繕工事マーケットへの参入などが含まれます。技術面では、スケルトン防災コーティングの改良とコストダウン、施工管理と品質・技術の向上に努めています。

経営環境の変化に対応するため、エムビーエスは販売チャネルの構築、人材育成の促進、経営管理機能の強化に取り組んでいます。これには、顧客を保有する既存パートナーとの関係強化、新規パートナーの開拓、公共団体との関係強化、支店出店計画の実施が含まれます。また、人材育成では、将来の幹部社員・中堅社員候補の採用・育成に注力し、経営管理機能では、内部統制システムの整備・運用の向上とコーポレート・ガバナンス機能の強化に努めています。

これらの戦略を通じて、エムビーエスは、厳しい競争市場の中での積極的な成長を目指し、安定した経営基盤の強化と企業価値の拡大を図っています。