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アクシーズJP:1381
沿革
1962-11 | 採卵鶏の育種改良及びその雛の孵化販売を目的として株式会社伊地知種鶏場(現・株式会社アクシーズ)を設立。 |
1965-07 | 独自に改良した育種による鶏肉加工事業に着手。 |
1967-02 | 傘下の委託農家による肥育施設を展開し、ブロイラーの飼育生産を開始。 |
1967-04 | 鶏肉加工工場として、川上工場(所在地:鹿児島市)を新設し、鶏肉生産を開始。 |
1968-06 | 複数の大型肥育施設を展開するため、有限会社南九州畜産(現・連結子会社)を設立。 |
1971-02 | 孵卵能力強化のため孵卵施設(宮之浦工場、所在地:鹿児島市)を新設。 |
1971-11 | 採卵鶏肥育施設団地を新設し、食卵の生産販売を開始。 |
1972-04 | 大手総合商社との合弁で株式会社アイエムポートリー(現・連結子会社)を設立し、ブロイラー生産能力を増強。 |
1973-03 | 需要拡大に応じて製造能力を強化するため鶏肉加工工場として、宮之城工場(所在地:薩摩郡さつま町)を新設。 |
1973-07 | 鶏肉加工食品の開発に着手。 鹿児島特有の特殊土壌「シラス」の工業化研究に着手。 |
1974-07 | 鶏肉の不可食部分の飼料化のため、宮之城レンダリング工場(現・宮之城第2工場、所在地:薩摩郡さつま町)を新設。 |
1975-03 | 鶏肉の販売窓口として、東京営業所(所在地:東京都文京区)を開設。 |
1975-04 | 飼料の指定配合及び飼料原料の直輸入開始。 |
1976-02 | ブロイラー生産の付帯業務に携わる有限会社城山サービス(現・連結子会社)を設立。 |
1976-04 | 特殊土壌「シラス」を利用した製品の製造会社として、イヂチ化成株式会社(現・株式会社アクシーズケミカル、現・連結子会社)を設立。 |
1977-07 | 日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社と販売契約を締結。 |
1977-11 | 川上工場をスーパーマーケット向け鶏肉加工工場からケンタッキー・フライド・チキン向け専用工場に設備を改修。 |
1979-10 | 特殊土壌「シラス」を製品化し製造販売するための、シラス工場(所在地:鹿児島市)、検査のための、ラボラトリー(所在地:鹿児島市)を新設。 |
1980-02 | 宮之城工場内の加工食品部門を食品工場(現・鹿児島工場、所在地:薩摩郡さつま町)として分離新設し、加工食品の製造販売事業に本格参入。 |
1983-04 | 日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社とフランチャイズ契約を締結し、第1号店としてケンタッキーフライドチキン下関店(所在地:山口県下関市)を開店。 |
1984-12 | 食卵の生産販売を終了。 |
1988-07 | 川上工場から宮之城工場にケンタッキー・フライド・チキン向け専用工場を変更。 |
1992-05 | 肥育施設団地を展開するため、有限会社求名ファーム(現・連結子会社)を設立。 |
1993-02 | 鶏肉及び加工食品の販売部門を独立させ、イヂチ商事株式会社(現・株式会社アクシーズフーズ、現・連結子会社)を設立。 |
1993-06 | 鹿児島に賦存する良質の「ゼオライト」の製造販売を開始。 |
1996-06 | 大手飼料メーカーから飼料製造工場を買収し、飼料製造会社、錦江湾飼料株式会社(現・連結子会社)を設立。 |
1996-08 | 飼料製造工場取得に際し、谷山事業所(現・南栄事業所、所在地:鹿児島市)を新設。 |
1996-10 | 日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社とフランチャイズ契約を締結し、第1号店としてピザハット板橋店(所在地:東京都板橋区)を開店。 |
1998-10 | 株式会社ニチレイへABF(Antibiotic-Free)チキンの販売を開始。 |
1999-04 | 商号を株式会社アクシーズに変更。 |
2000-12 | 日本証券業協会に株式を店頭登録。 |
2002-12 | 需要拡大に応じて製造能力を強化するため鶏肉加工工場を買収し、薩摩工場(所在地:薩摩郡さつま町)を新設。 |
2004-02 | バイオマスエネルギーを製造するため、有限会社南九州バイオマス(現・持分法適用関連会社)を設立。 |
2004-12 | 日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。 |
2006-05 | 南九州バイオマス山崎工場(所在地:薩摩郡さつま町)を新設稼動し、RPS電力とグリーン電力を当社工場群及び九州電力株式会社にそれぞれ供給し、又、グループ内の工場群へプロセス蒸気の供給を開始。 |
2010-04 | ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現・東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場。 |
2013-07 | 東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。 |
2023-11 | 孵卵能力強化のため孵卵施設(帖佐工場、所在地:姶良市)を新設。 |
事業内容
アクシーズ株式会社とそのグループ企業は、一般消費者に日常生活に必要な鶏肉を提供することを主業務としています。同社グループは、飼料製造から種鶏飼育、雛生産、ブロイラー飼育、鶏肉加工、鶏肉加工食品製造、外食に至るまで、一貫した事業運営体制を構築しており、鶏肉製造販売、加工食品製造販売、外食の各事業を展開しています。
食品セグメントでは、安全で健康的な鶏肉の製造販売を行っており、無投薬飼育や直営肥育施設での飼育を実現しています。また、鶏肉を原料とした唐揚げやレバー煮込み、チキンナゲットなどの加工食品も製造販売しており、新鮮な鶏肉を使用した高品質な加工食品を提供しています。
外食セグメントでは、日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社および日本ピザハット株式会社のフランチャイズ店舗を経営しており、ケンタッキーフライドチキンやピザハットのブランドで消費者にサービスを提供しています。
エネルギーセグメントでは、再生可能エネルギーの供給に取り組んでおり、鶏肉加工過程で発生する不可食部位をレンダリングプラントで加工し、飼料原料や肥料原料として再利用することで、環境問題に配慮した事業活動を行っています。また、鶏の排泄物をエネルギー原料として供給し、発生した電気や蒸気を工場で利用するなど、循環型社会の構築に貢献しています。
アクシーズ株式会社グループは、これらの事業を通じて、食品の安全性と環境保全に配慮した事業展開を行っており、今後も積極的に事業拡大を図っていく方針です。
経営方針
アクシーズ株式会社は、食品業界における持続可能な成長を目指しています。同社の経営方針は、安全で健康的な食品の提供に重点を置いており、特に鶏肉製品においては、安心して食べられるもの、鮮度が良く美味しいもの、顧客に満足いただける価値を持つもの、低価格で提供できるもの、整然とした清潔な工場で造られているものを提供することを目標としています。
中長期的な経営戦略として、製造および販売量の安定的な拡大と人材の確保及び育成に注力しています。これには、種鶏・肥育施設、孵卵施設、加工工場等の新設や拡充が欠かせず、事業の一貫体制を維持しながら業界シェアの向上を目指しています。また、規模拡大を遂行する中で、新規募集の強化や教育体制の充実を通じて、人材の確保及び育成にも力を入れています。
経営環境においては、地政学リスクの高まりや資源価格の高騰など不透明な状況が続く中、生産性の向上による販売数量の最大化と販売価格の適正化を進めています。さらに、消費者に対する安全・安心への信頼を保証するため、品質管理体制の発展に注力しています。これらの取り組みを通じて、アクシーズ株式会社は食の安心安全を守りつつ、顧客のニーズに応える高品質な製品を低価格で提供することを目指しています。