ニチイ学館JP:E04930株価

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医療・介護・保育サービスの大手企業。医療事務受託、介護サービス、保育施設運営、家事代行サービス等を多角的に展開。20年3月にCOCO塾事業から撤退完了。国内中心に中国・オーストラリア・カナダ・フィリピンでも事業展開。

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事業内容

ニチイ学館は、医療・介護分野を中核とする総合ヘルスケアサービス企業です。同社は医療機関での事務業務受託から介護サービス、保育事業まで、少子高齢化社会に対応した幅広い事業を展開しています。主力サービスは医療関連事業と介護事業で、全国規模でサービス拠点を構えています。

同社の顧客は医療機関、介護保険制度利用者、保育所利用者など多岐にわたります。医療関連部門では病院や診療所から医事業務を受託し、介護部門では要介護者への在宅サービスや施設運営による介護保険収入が主な収益源となっています。これらの事業は制度に基づく安定的な収益構造を持つのが特徴です。

同社は7つの主要部門を運営しており、医療関連部門では医療事務や器材滅菌業務を手がけ、介護部門では訪問介護から有料老人ホーム運営まで包括的なサービスを提供しています。また保育部門での保育所運営、教育部門でのマンツーマン英会話、さらには犬の飼育・販売を行うセラピー部門など、ユニークな事業領域も展開しています。

経営方針

ニチイ学館は、医療・介護を中核とする原点回帰戦略により中長期的な成長を目指しています。同社は2025年3月期に連結売上高5,000億円以上、連結営業利益率10%以上の達成、ROE8%以上かつ15%以上の水準維持を業績目標として掲げています。教育事業やグローバル事業での事業構造改革を断行し、収益性の高い基幹事業への経営資源集中により成長力と収益力の強化を推進しています。

同社は「人材養成」「医療関連」「介護」の3つを柱事業と位置づけ、持続可能性の高いサービス提供体制の構築に注力しています。介護業界での働き手不足や人件費上昇、医療業界でのICT化進展など事業環境の変化に対応するため、既存事業の収益力強化を最優先課題としています。不採算事業については、COCO塾事業からの撤退や中国での合弁会社清算など抜本的な改革を実行し、事業ポートフォリオの最適化を図っています。

新市場開拓では、今後成長が期待される領域への経営資源投入を計画していますが、社内リソースに限定せず、外部からの人材や経営ノウハウを積極的に活用する方針です。この戦略の一環として、同社は2020年にベインキャピタルをスポンサーとするマネジメント・バイアウトを実施し、国際的な投資会社の持つ約1,050億ドルの運用資産と豊富な事業運営支援実績を活用できる体制を構築しました。

技術革新への取り組みとして、同社はベインキャピタルが有する高度な経営ノウハウを活用し、特に人材面と資金面における経営資源の協働により企業価値向上を目指しています。創業者逝去後の経営体制刷新により、強いリーダーシップに代わる集団経営体制を構築し、経営陣全員が事業の将来像を共有して迅速な意思決定を行える組織運営を実現しています。新型コロナウイルス影響下でも比較的安定した需要基盤を持つ事業特性を活かし、中長期的な成長戦略の実行を加速させています。