関西高速鉄道JP:E04146株価

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関西圏の都市機能整備を担う鉄道インフラ企業。JR東西線の鉄道施設をJR西日本に貸付け、線路使用料を収受する第三種鉄道事業が主力。19年7月になにわ筋線の鉄道事業許可を取得。総事業費約3300億円、31年春開業予定で大阪駅とJR難波駅・新今宮駅を結ぶ新路線を整備。関西圏中心に展開。

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事業内容

関西高速鉄道は、関西圏の広域的な都市機能整備を担う第三セクターとして1988年に設立された鉄道インフラ会社です。同社の主力事業は、鉄道施設を建設・保有して他社に貸し出す「第三種鉄道事業」で、現在はJR東西線の鉄道施設をJR西日本に貸し付けています。JR東西線は1997年から営業を開始し、関西の交通網の重要な役割を果たしています。

同社の主要顧客はJR西日本で、収益構造は線路使用料の収受が中心となっています。JR西日本から受け取った線路使用料を原資として、建設時に調達した資金を金融機関に返済する仕組みです。また、JR東西線大阪天満宮駅に併設する東西線アクセスビルの賃貸事業も手がけており、安定した収益源として機能しています。

同社は現在、2031年春の開業を目指す「なにわ筋線」の整備主体として新たなプロジェクトを進めています。総事業費約3,300億円をかけて大阪駅からJR難波駅・新今宮駅を結ぶ約7.2キロの新線を建設し、JR西日本と南海電鉄が共同で運行する計画です。このプロジェクトにより、同社は大阪都心部の南北交通の要となる重要なインフラを提供し、将来の収益基盤の拡大を図っています。

経営方針

関西高速鉄道は、既存のJR東西線事業の安定運営を基盤としつつ、2031年春開業予定の「なにわ筋線」プロジェクトを通じた大幅な事業規模拡大を成長戦略の柱に据えています。同社は第三種鉄道事業者として鉄道施設を建設・保有し、運営会社に貸し出すビジネスモデルを展開しており、なにわ筋線の完成により収益基盤は大幅に拡充される見通しです。総事業費約3,300億円を投じる同プロジェクトは、同社にとって創業以来最大の投資案件となっています。

なにわ筋線事業では、大阪駅から関西国際空港方面を結ぶ約7.2キロの新線建設を通じて、関西圏の南北交通の要衝としてのポジションを確立する戦略を推進しています。同社は2021年10月に本格工事に着手し、用地補償交渉や関係機関との協議調整を着実に進めており、JR西日本と南海電鉄が共同運行する画期的な路線として注目を集めています。この新路線により、関西国際空港へのアクセス向上と大阪都心部の交通利便性の飛躍的な改善が期待されています。

既存事業においては、JR東西線の安全性向上と施設保全を最重要課題として位置づけ、西日本旅客鉄道をはじめとする関係機関との連携強化を図っています。同社は防災対策の推進と設備の適切な維持管理により、長期安定的な線路使用料収入の確保を目指しており、効率的な資金運用によるコスト削減も並行して進めています。建設時から続く長期債務の確実な返済を継続しながら、財務基盤の健全性維持にも注力しています。

技術革新への取り組みとしては、なにわ筋線プロジェクトにおいて最新の鉄道建設技術を導入し、都市部での複雑な工事環境に対応した施工管理システムの活用を進めています。同社は補助金事業として法令遵守を徹底し、事業進捗管理の精度向上を通じて計画通りの開業実現を目指しており、将来的には関西圏の交通インフラ整備における中核企業としての地位をさらに強固なものにする方針です。