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伊豆箱根鉄道【JP:E04095】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
伊豆箱根鉄道は、静岡県と神奈川県にまたがる地域で総合的な交通・観光事業を展開する企業です。同社は鉄道運営を中核として、バス、タクシーなどの交通事業から、観光施設運営、不動産賃貸まで幅広いサービスを提供しています。伊豆・箱根エリアの観光地としての特性を活かし、交通インフラと観光関連事業を組み合わせた地域密着型のビジネスモデルを構築しています。
同社の主要顧客は、伊豆・箱根地域を訪れる観光客と地域住民です。収益構造は運賃収入を基盤とした交通事業と、観光施設の入場料や飲食・物販による観光関連収入、さらに不動産賃貸収入で構成しています。特に観光シーズンの需要変動が業績に大きく影響するため、季節要因を考慮した経営戦略が重要となっています。
事業は4つの部門に分かれており、鉄道部門では同社と親会社である西武鉄道が鉄道事業を運営しています。バス部門は子会社の伊豆箱根バスが、タクシー部門は伊豆箱根交通が担当し、同社はこれらの子会社に対して施設賃貸も行っています。レジャー・不動産部門では、同社が自動車道事業、飲食店・物販業、不動産賃貸業、広告業、保険代理店事業を直接運営し、交通事業との相乗効果を図っています。
経営方針
伊豆箱根鉄道は、地域に根ざした交通・観光事業を通じて持続的成長を目指す経営戦略を展開しています。同社は「地域に信頼され、なくてはならない存在になる」を掲げ、営業収益の拡大と収益性向上を重要指標としています。2025年3月期には営業収益102億円、営業利益5億1300万円を達成し、営業利益率5.0%という高い収益性を実現しました。2026年3月期は営業収益102億8800万円、営業利益3億600万円を計画しており、安定的な成長軌道を維持しています。
同社の重点投資分野は「事業の基礎固めと成長」「地域との取り組みを深める」「安全安心」の3つの柱で構成されています。交通事業では運輸安全マネジメントに基づく安全投資を継続し、沿線自治体や企業との連携強化による利便性向上に注力しています。特に慢性的な乗務員不足に対応するため、働き方の多様化に合わせた労働環境整備を積極的に進めており、これが同社の差別化要素となっています。
新市場開拓では、国内観光需要と訪日外国人旅行者の双方を取り込む戦略を強化しています。レジャー・サービス部門では個別マーケティングの徹底により、オリジナリティのある商品開発ときめ細かなサービス提供を実現しています。また、旅行目的の多様化や情報収集方法の変化に対応し、より効果的なプロモーション手段の開発と事業エリアの魅力発信を積極的に展開しています。
技術革新と資産活用の分野では、不動産賃貸事業における保有資産の効率的運用を推進し、新たな賃貸物件開発による収益基盤の強化を図っています。老朽化が進む既存物件については計画的な設備投資を実施し、稼働rate向上と安定収益の確保に取り組んでいます。さらに人財育成では、採用・教育研修の強化と自治体との人事交流を通じて多様な人財を育成し、「安心・信頼できる伊豆箱根ブランド」の確立を目指しています。