KOZOホールディングス (9973) 株価

時価総額
¥61.9億
PER
123.5倍
小売・飲食・流通事業を展開する持株会社。「小僧寿し」ブランドの持ち帰り寿し店や「とり鉄」「どさん子」等のFC飲食店を運営。21年3月から24年7月にかけて積極的なM&Aを実施し、東洋商事やアスラポート等を子会社化。24年7月に持株会社体制へ移行。国内外で事業展開。

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事業内容

KOZOホールディングスは、持株会社として14の連結子会社を統括し、小売事業、飲食事業、流通事業の3つの柱で外食産業を幅広く展開している企業です。同社の主力サービスは「小僧寿し」ブランドの持ち帰り寿司店の運営と、「とり鉄」「とりでん」「どさん子」といった飲食ブランドのフランチャイズ展開となっています。各事業でフランチャイザーとして加盟店に原材料供給と経営指導を提供することで、安定的な収益基盤を構築しています。

同社の収益構造は、直営店売上とフランチャイズからのロイヤリティ収入の2本柱で構成されています。小僧寿しチェーンでは直営92店舗に加えて国内外のフランチャイズ47店舗を展開し、飲食事業では直営40店舗とフランチャイズ228店舗という大規模なネットワークを形成しています。フランチャイズ事業では商標使用料、経営指導料、商材販売収入などの複数の収益源を確保しており、店舗数の拡大とともに収益も連動して成長する仕組みを構築しています。

事業セグメントの詳細を見ると、小売事業では「小僧寿し」「茶月」ブランドでの持ち帰り寿司とスーパーマーケット運営を手がけています。飲食事業では複数のブランドを通じてイートイン形式の飲食店を展開し、流通事業では宅配サービスと業務用食材の卸売事業を全国14拠点で運営しています。同社は積極的なM&Aを通じて事業領域を拡大しており、近年では飲食事業や流通事業の強化を図ることで、外食産業のバリューチェーン全体をカバーする総合企業への転換を進めています。

経営方針

KOZOホールディングスは、2025年12月期を最終年とする中期経営計画の下、小売事業、飲食事業、流通事業を3本柱とした成長戦略を推進しています。同社は2023年12月期に過去10年で最高となる売上高194億円を計上し、事業スケールの拡大とともに各事業セグメントの収益性改善が着実に進んでいます。現在は損失計上が続いているものの、円安や物価上昇といった外部環境の影響を受けながらも、店舗展開、デジタル活用、マーケティング、事業ポートフォリオの4つの基盤強化を通じて、収益性と持続的成長の両立を目指しています。

店舗展開においては、特定エリアに集中出店するドミナント戦略を基本方針として採用しています。同社は多様なブランドポートフォリオを活かし、各エリアの特性に応じた最適な出店を進めることで、物流効率化や人員配置の柔軟性向上を図っています。また、各店舗を地域密着型の供給拠点として位置づけ、デリバリー対応の強化を通じて利便性向上と売上機会の拡大に取り組んでいます。この戦略により、地域内での認知度向上と安定的な来店機会の創出を実現し、地域共生に基づく持続的成長を目指しています。

デジタル技術の活用では、データドリブンな店舗運営の高度化を進めています。需要動向や販売実績を活用した発注・製造体制の精度向上により廃棄ロスの削減と原価率改善を図り、市場の価格変動に応じたダイナミック・プライシングの導入で収益性向上を追求しています。さらに、配送計画や人員配置の業務効率化を通じて店舗運営の標準化と管理負荷の軽減を実現し、安定的なサービス提供体制の構築に努めています。

事業ポートフォリオの拡充では、既存ブランドの収益力強化に加え、グループ内外のブランドとの連携によるシナジー効果の最大化を図っています。異なる業態を同一エリアで展開することで物流やオペレーションの共通化を進め、グループ全体の効率性向上を目指しています。新たな取り組みとして福祉事業領域での食事提供事業を開始し、安定的な需要が見込まれるBtoB領域での収益基盤構築を推進することで、事業の多角化と安定性の向上を図っています。

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