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コックスJP:9876
沿革
1973年5月 |
ジャスコ㈱(現イオン㈱)の婦人衣料品部門を分離し、同社100%出資の子会社として大阪市福島区大開町1丁目11番地に「株式会社エミーズ」を設立する。(資本金3,000万円、店舗数 12店舗) |
1973年8月 |
本社事務所を大阪市東区(現中央区)備後町へ移転する。 |
1975年9月 |
本店所在地が住居表示変更により大阪市福島区大開1丁目8番8号となる。 |
1978年5月 |
業容拡大に伴い、本社事務所を神戸市東灘区に移転する。 |
1984年11月 |
メンズ・カジュアル・ファッション分野への事業拡大をはかるとともに専門店チェーンとしての企業基盤強化を目的として㈱コックスと合併する。 被合併会社の㈱コックスは、1983年7月にジャスコ㈱(現イオン㈱)の子会社となったメンズ・カジュアル・ファッションの専門店チェーンであり、合併当時の同社の資本金は1億560万円、店舗数は58店舗であります。 |
1984年12月 |
商号を「株式会社コックス」に変更するとともに、本店及び本社事務所を静岡県浜松市鍛冶町320番地の23へ移転する。 |
1987年9月 |
POSシステムを開発し、全店にPOS機器を設置するとともに情報ネットワーク・システムを整備・確立する。 |
1990年8月 |
社団法人日本証券業協会に店頭登録銘柄として登録される。 |
1992年6月 |
初の外債としてスイスフラン建転換社債30百万スイスフランを発行する。 |
1994年3月 |
第1回無担保転換社債50億円を発行する。 |
2003年11月 |
東京都江東区に本社機能を移転する。 |
2003年12月 |
リアルタイム&双方向で店舗・本部をネットワークで結ぶ新ストアシステムを開発し全店に導入する。 |
2004年5月 |
本店を静岡県浜松市から東京都江東区に移転する。 |
2004年6月 |
SPA型ファミリー業態「Ikka」を開発し、第1号店として「福岡東店(福岡県糟屋郡粕屋町)」を開設する。 |
2004年12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取消し、株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。 |
2008年10月 |
中華人民共和国北京市に100%子会社COX(BEIJING)TRADE CO.,LTD.を設立。 |
2010年4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)へ株式を上場。 |
2010年8月 |
ライフスタイル・ファッション分野への事業拡大と専門店チェーンとしての企業基盤強化を目的として㈱ブルーグラスと合併する。(注) |
2010年9月 |
東京都中央区に本社機能を移転する。 |
2010年10月 |
大阪証券取引所(JASDAQ市場)、同取引所ヘラクレス市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ株式を上場。 |
2011年7月 |
本店を東京都江東区から東京都中央区に移転する。 |
2013年7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ株式を上場。 |
2013年9月 |
VENCE EXCHANGEが日本最大のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」に出店。 |
2014年3月 |
ikka LOUNGEが日本最大のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」に出店。 |
2014年3月 |
スマートフォン用「コックスファッションアプリ」をスタート。 |
2014年9月 |
LBCがZOZOTOWNに出店し、2013年9月に出店したVENCE EXCHANGE、2014年3月に出店したikka LOUNGEを加えて、主要3ブランドがZOZOTOWNに出揃う。 |
2017年5月 |
EC限定ブランド「notch.」をZOZOTOWNに出店。 |
2017年6月 |
店舗と公式オンラインストアを連携させたポイントサービス「コックスメンバーズクラブ」を刷新。 |
2020年10月 |
公式オンラインストアを「TOKYO DESIGN CHANNEL」としてリニューアルオープンする。 |
2022年4月 |
東京証券取引所スタンダード市場へ移行。 |
2022年11月 |
子会社COX(BEIJING)TRADE CO.,LTD.の清算を結了。 |
1984年9月 |
ジャスコ㈱(現イオン㈱)100%出資子会社のティーンズカジュアル専門店として、資本金30百万円で東京都中央区日本橋本町に㈱ブルーグラスを設立。 |
1995年11月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録。 |
2000年9月 |
㈱メルスより120店舗の営業譲受。 |
2004年12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取消し、株式会社ジャスダック証券取引所(現東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に株式を上場。 |
2010年8月 |
㈱コックスと合併。合併当時の資本金は15億8,400万円、店舗数は369店舗。 |
事業内容
コックスは、自社および連結子会社1社で構成される企業グループであり、主に衣料品小売業を展開しています。コックスはイオングループの一員であり、イオン(株)を親会社としています。イオングループは、GMS(総合スーパー)事業を中心に、専門店、総合金融、ディベロッパー、サービスなど、多岐にわたる事業を複合的に手がけています。
コックスは、専門店事業を営む企業群に属しており、一部の店舗はイオンリテール㈱やイオンモール㈱などが運営するショッピングセンター内に位置しています。これらの店舗は賃貸借契約に基づき、賃借取引を行っており、イオングループ内のショッピングセンターとの連携を通じて、衣料品の小売りを行っています。
コックスの事業内容は、イオングループの広範な事業フィールドの中で、特に衣料品小売に特化している点が特徴です。イオングループの一員として、コックスはグループのリソースを活用しながら、消費者に対して質の高い衣料品を提供しています。その事業展開は、イオングループの総合力を背景に、衣料品小売業界での競争力を高めています。
経営方針
コックスは、衣料品小売業を主軸に展開する企業であり、イオングループの一員として、総合スーパーや専門店事業など多岐にわたる事業を手がけるグループのリソースを活用しています。同社は、「お客さまのファッションやライフスタイルを彩る、本質的なゆたかさを提供し続ける」という経営理念のもと、持続的な成長を目指しています。
中期経営計画では、ブランド力強化、MD(マーチャンダイジング)改革による荒利率の改善、EC(電子商取引)運営改善とDtoC(Direct to Consumer)強化によるEC売上の拡大、売り方改革と売場改革による店舗売上の回復を重点領域として掲げています。これらの取り組みを通じて、安定した黒字化を目指すとともに、2024年2月期には売上高営業利益率3.02%、売上高経常利益率3.15%を数値目標としています。
具体的な戦略として、ikkaブランドの強化を図り、ファミリー・カップル・ライフグッズをコンセプトに競争他社との差別化を明確にすること、アパレルとインテリア雑貨・グリーン・香りの雑貨を融合したライフスタイル化を推進することが挙げられます。また、ECサイトの再リニューアルや機能改善を進め、自社サイトの売上拡大を目指します。さらに、店舗での会員獲得を強化し、自社サイトへの送客を進めることで、オンラインとオフラインの相乗効果を高めていく方針です。
これらの戦略は、不透明な経済環境や新型コロナウイルス感染症の影響に対応し、お客さまから支持されるブランド・会社へと成長させるためのものです。コックスは、変化に迅速に対応し、事業構造を改革していくことで、中期的な収益性及び成長性の向上を図っています。