大丸エナウィンJP:9818

時価総額
¥134億
PER
14.8倍
LPガスや住宅設備機器の販売、アクアボトリング工場でのミネラルウォーター製造、在宅医療機器のレンタル及び医療・産業ガスの販売。

事業内容

大丸エナウィンは、13社からなる企業グループで、主にLPガスや住宅設備機器の販売を行っています。また、アクア(ミネラルウォーター)の宅配や在宅医療機器のレンタル、医療・産業ガスの販売も手がけています。これらの事業は、リビング事業、アクア事業、医療・産業ガス事業の3つのセグメントに分かれています。

リビング事業では、プロパンガスを家庭用、業務用、工業用に小売販売しています。また、ブタンガスや石油製品の販売も行い、関連会社を通じてLPガスの販売を拡大しています。住宅設備機器の販売も行い、関連会社を通じて設備工事も提供しています。

アクア事業では、自社のアクアボトリング工場で製造した「知床らうす海洋深層水純水ブレンド」(エフィールウォーター)や「スーパーバナジウム富士」を販売しています。これにより、ミネラルウォーターの宅配サービスを提供しています。

医療・産業ガス事業では、在宅医療機器のレンタルや保守管理を行っています。特に、在宅酸素療法やCPAP療法(睡眠時無呼吸症候群治療)に対応した機器を提供しています。また、高圧ガスを医療・産業用に販売し、産業機材の販売も行っています。

経営方針

大丸エナウィンは、LPガス販売を中心に、リビング事業、アクア事業、医療・産業ガス事業の3つのセグメントを展開しています。同社は「保安なくして繁栄なし」をモットーに、安全で快適な暮らしをサポートすることを目指しています。

中長期的な経営戦略として、大丸エナウィンは事業ポートフォリオの構築を進めています。各事業を自立させ、規模のメリットを活かしながら経営の効率化を図り、エネルギー自由化時代を勝ち抜く企業形態を目指しています。

同社は営業力の強化を図り、営業権の譲受けやM&Aによる新規販売先の獲得を推進しています。これにより、事業の継続的発展と企業価値の向上を目指しています。営業利益とROEを重要なKPIとし、8%以上のROEを目標としています。

リビング事業では、カーボンニュートラル推進部の強化を通じて、脱炭素社会に貢献する商材の普及を進めています。また、LPガスとアクア商品のセット販売やリフォーム事業の自立にも注力しています。

アクア事業では、販売チャネルの多様化を図り、ミネラルウォーター以外の商材提案を行うことで顧客満足度を高めています。さらに、環境への取り組みとして、工場での廃棄物削減と効率化を進めています。

医療・産業ガス事業では、供給体制の強化と配送効率の向上を図っています。また、在宅医療機器のレンタル増加を目指し、クリニックや病院との契約を推進しています。産業用ガスの需要開拓も進めています。

大丸エナウィンは、社員一人一人が自由な発想で新たな商機を生み出し、グループ全体でイノベーションを起こすことを目指しています。これにより、さらなる成長と発展を追求しています。