ロイヤルホテルJP:9713

時価総額
¥137.1億
PER
22.8倍
ホテル事業を中心に、リーガグラン京都やリーガプレイス京都 四条烏丸などのホテル経営や、ロイヤルホスピタリティサービスによるホテル附帯事業を展開。

事業内容

ロイヤルホテルは、ホテル事業を中心に展開している企業です。同社は、国内外の顧客に対して宿泊、料理飲食、貸席などのサービスを提供しています。ロイヤルホテルは、連結子会社7社とともに事業を展開し、各子会社の経営指導を行いながら、ホテル事業を推進しています。

ロイヤルホテルの主な事業セグメントは、ホテル事業とホテル附帯事業です。ホテル事業では、リーガグラン京都やリーガプレイス京都 四条烏丸などのホテルを運営しています。また、リーガロイヤルホテル広島、リーガロイヤルホテル小倉、リーガロイヤルホテル東京など、計9つのホテルを経営しています。さらに、リーガロイヤルホテル(大阪)の運営も受託しています。

ホテル附帯事業では、ロイヤルホスピタリティサービス株式会社が、ホテルに関連する各種事業を展開しています。これにより、宿泊以外のサービスも充実させ、顧客満足度の向上を図っています。

その他の事業として、ロイヤルホテルはホテル外での飲食事業も手がけています。具体的には、茨木カンツリー倶楽部食堂や住友クラブ食堂、住友ビル食堂など、6店舗の営業を行っています。これにより、ホテル外でも多様な顧客ニーズに応えています。

経営方針

ロイヤルホテルは、「誇りうるナンバーワンホテルグループの創造を通じ、社会に貢献すること」を基本理念とし、顧客に感動と満足を提供することを目指しています。成長戦略としては、新規需要の開拓とマーケット毎の施策推進を柱に、多様な顧客ニーズに応じたサービスを開発し、最高級のホテルブランドを確立することを掲げています。

同社は、2025年の大阪・関西万博や統合型リゾート施設の開業など、プラスの市場環境を活かしつつ、新規開業ホテルの増加による競争激化に対応するため、独自の強みを活かした戦略を展開しています。特に、デジタル化の進展に対応し、DXやAIを活用した経営効率化を進めています。

中期経営計画「ReRISE」では、ホテルブランドカテゴリーの再編成・新規展開、ホテル事業のバリューアップ、新規出店パイプラインの拡大を基本戦略としています。これにより、安心のサービスと感動のおもてなしで世界中の顧客の期待を超える日本最高峰のホテルグループを目指しています。

具体的な取り組みとして、ホテルブランドの再編成では、トレンドや独自性を重視した「Xカテゴリー」を新たに展開し、新規顧客層へのアプローチを強化しています。また、既存ホテルの改装投資やアウトソーシングの活用により、収益力の強化を図っています。

さらに、セールス&マーケティングの強化策として、BtoB市場ではMICEを柱とした営業強化を行い、BtoC市場では会員組織「リーガメンバーズ」を軸に国内顧客基盤の成長を目指しています。デジタルコミュニケーションの強化も進めています。

人的資本の強化においては、人事制度改革を推進し、プロフェッショナル人材の育成や多様な働き方の実現を目指しています。また、資本業務提携を通じて、シナジー効果を創出し、インバウンド需要の取り込みを図っています。

新規出店パイプラインの拡大では、パイプライン契約を活用し、国内を重点対象として宿泊主体型のホテルを中心に拠点数の増加を目指しています。これにより、着実な成長を実現し、企業価値の向上を図っています。