シーイーシーJP:9692

時価総額
¥668.5億
PER
14倍
製造業向けICTサービス、業務改革支援、クラウド・セキュリティサービス提供、デジタルインダストリー、サービスインテグレーション事業展開。

沿革

0000-00東京・神奈川データセンターにおいて、ITサービス国際規格(ISO/IEC 20000)の認証を取得
1968-02・株式会社コンピューターエンジニアーズ(資本金100万円)として東京都港区高輪に設立し、ソフトウエア開発事業を開始
1969-03・本店を渋谷区に移転
1971-10・名古屋事業所を開設
1972-01・大阪事業所を開設
1978-02・株式会社シーイーシーに社名変更
1980-08・福岡事業所を開設
1984-01・株式会社データエントリー(現・連結子会社、シーイーシークロスメディア株式会社)を設立
1985-05・宮崎台システムラボラトリを川崎市宮前区に建設
1989-03・さがみ野システムラボラトリを神奈川県座間市に建設
1990-01・株式会社ファナックビジネス(現・連結子会社、株式会社イーセクター)を設立
1990-04・本店を神奈川県座間市(現在地)に移転
1990-09・フォーサイトシステム株式会社の株式を取得(現・連結子会社)
1990-11・東京証券取引所市場第二部に上場
1991-07・さがみ野システムラボラトリ第2棟を神奈川県座間市に建設
1995-12・大分シーイーシー株式会社(現・連結子会社)を設立
1996-12・ISO9001の認証を取得
1997-07・大分システムラボラトリを大分県杵築市に建設
1999-03・財団法人日本情報処理開発協会よりプライバシーマークの認証を取得
2000-08・株式会社シーイーシー名古屋情報サービス(現・連結子会社、株式会社シーイーシーカスタマサービス)を設立
2001-07・東京証券取引所市場第一部指定
2002-06・神奈川データセンターにおいて情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)適合性評価制度の認証を取得
2003-04・本社事務所を東京都渋谷区恵比寿に開設
2003-08・中国・上海市に現地法人「創注(上海)信息技術有限公司」(現・連結子会社、シーイーシー(上海)信息系統有限公司)を設立
2004-11・大分県・大阪府にデータセンターを開設
2004-12・神奈川データセンターにおいて情報セキュリティマネジメントシステム英国規格(BS7799)の認証を取得
2005-11・東京都にデータセンターを開設
2007-02・検証サービス事業を第三者検証サ-ビス「PROVEQ(プロベック)」としてブランド確立
2007-03・東京・神奈川データセンターにおいて、ITサービス国際規格(ISO/IEC 20000)の認証を取得
2007-05・株式会社コムスタッフの株式を取得(現・連結子会社)
2009-01・神奈川第二データセンターを開設
2009-09・株式会社宮崎太陽農園(現・連結子会社)を設立
2010-09・東京第二データセンターを開設
2010-10・フォーサイトシステム株式会社が沖縄フォーサイト株式会社の株式を取得
2015-03・神奈川第二データセンターを譲渡
2018-12・品川イノベーションセンターを開設
2021-07・ISO14001(環境マネジメントシステム)の認証を取得
2022-02・フォーサイトシステム株式会社が沖縄フォーサイト株式会社を吸収合併
2022-04・東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場へ移行
・監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行

事業内容

シーイーシー株式会社(以下、同社)とその連結子会社8社は、幅広い事業セグメントを展開しています。同社は、主にデジタルインダストリー事業とサービスインテグレーション事業の2つの主要セグメントを通じて、様々なICTサービスや製品を提供しています。

デジタルインダストリー事業では、製造業を中心に、業務の効率化、品質向上、魅力的な製品作りを支援するICTサービスや製品を提供しています。このセグメントには、シーイーシー自身のほか、シーイーシークロスメディア株式会社、宮崎太陽農園株式会社が含まれます。

一方、サービスインテグレーション事業では、企業や組織の業務改革や改善に必要なICTライフサイクル全般をサポートしています。クラウドやセキュリティを含む幅広いICTサービスや製品をトータルで提供しており、このセグメントにはシーイーシーを含む複数の子会社が関与しています。具体的には、フォーサイトシステム株式会社、株式会社イーセクター、シーイーシーカスタマサービス株式会社、大分シーイーシー株式会社、株式会社コムスタッフ、シーイーシー(上海)信息系統有限公司がこのセグメントに属しています。

これらの事業を通じて、同社グループは顧客のニーズに応じた多様なソリューションを提供し、ICT分野での事業展開を強化しています。

経営方針

シーイーシー株式会社(以下、同社)は、「ICT技術で未来を創る企業へ」という経営の基本方針のもと、持続可能な社会の実現と同社グループの持続的成長を目指しています。2022年3月には、2025年1月期を目標期間とする新中期経営計画を発表し、売上高560億円、経常利益69億円を目標に掲げています。経常利益率およびROEは12%以上を目指すとしています。

同社グループは、事業力の強化、人材・技術力の強化、経営基盤の強化を三つの柱としています。事業力の強化では、環境変化に強いビジネス構造への進化、主力事業の持続的成長と注力事業の領域拡大、DX戦略による全社横断の事業シナジー創出を推進しています。人材・技術力の強化では、競争力の源泉である人材の採用・高度化・再配置に注力しています。経営基盤の強化では、ESG活動の推進、社内DXの推進、財務基盤の維持・向上、成長投資と株主還元の強化を通じて、持続的な企業価値向上を目指しています。

また、同社は、ICT技術やサービスの提供を通じて、低炭素社会の実現、労働力不足の補完、サイバーリスク対応、DX実現のサービス開発と提供など、社会課題・産業課題の解決に取り組んでいます。プライム市場移行に伴う経営の高度化・効率化も進めており、ガバナンス強化、事業ポートフォリオの最適化、ダイバーシティや働き方改革の推進など、幅広い施策を展開しています。

これらの戦略を通じて、同社グループは持続的成長とサステナブルな未来創りに貢献していく方針です。