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メタウォーターJP:9551
沿革
1970-00 | 日本碍子株式会社の化工機事業部より環境関連事業が環境装置事業部として独立 |
1973-10 | 運転管理委託・設備保全事業等を行うため、日本碍子株式会社は株式会社日碍環境サービスを設立 |
2004-04 | 株式会社日碍環境サービスが商号を株式会社NGK-Eソリューションに変更 |
2007-02 | 富士電機ホールディングス株式会社(2011年4月、富士電機システムズ株式会社を吸収合併し、富士電機株式会社に商号変更)、富士電機システムズ株式会社及び日本碍子株式会社の3者において、水環境事業の統合について基本合意 日本碍子株式会社子会社の株式会社アクアサービスあいちが愛知県と知多浄水場始め4浄水場排水処理施設整備・運営事業の事業契約を締結 |
2007-04 | 日本碍子株式会社の環境装置事業の一部を吸収分割により株式会社NGK-Eソリューションに承継。即日、同社は商号を株式会社NGK水環境システムズに変更 富士電機システムズ株式会社の水環境事業を吸収分割により富士電機水環境システムズ株式会社に 承継 株式会社NGK水環境システムズの運転管理委託事業を新設分割により新設会社である株式会社NGK-Eソリューションに承継 |
2008-04 | 東京都港区虎ノ門に上下水・再生水処理、海水淡水化等の水環境分野及びごみ処理等の各種装置類、施設用電気設備等の製造、販売、各種プラントの設計・施工・請負を目的としたメタウォーター株式会社を設立 |
2009-02 | 当社子会社のウォーターネクスト横浜株式会社が横浜市水道局と川井浄水場再整備事業の事業契約を締結 |
2009-07 | 株式会社クリモトテクノスの環境事業を譲り受け |
2010-03 | 当社子会社のテクノクリーン北総株式会社が千葉県水道局と北総浄水場排水処理施設設備更新等事業の事業契約を締結 |
2010-09 | 当社子会社のメタウォーターサービス株式会社が中外エンジニアリング株式会社の下水道事業を譲り受け |
2010-11 | 株式会社あけぼのエンジニアリングの全株式を取得することにより当社子会社化 |
2013-01 | 米国現地法人子会社METAWATER USA,INC.を設立 |
2013-04 | 本店所在地(本社)を東京都千代田区に移転 |
2013-06 | 水質分析とその評価に関する技術の強化のため、株式会社日水コンの子会社、株式会社イオの増資引き受け |
2014-04 | 当社子会社のメタウォーターサービス株式会社が、月島機械株式会社の子会社である月島テクノメンテサービス株式会社との共同出資により、工業用薬品・燃料等の販売を主たる業務とするハイブリッドケミカル株式会社を設立 |
2014-09 | 上下水道施設の保守点検・維持管理・建設請負等を主たる業務とする子会社メタウォーターテック株式会社を設立 |
2014-12 | 東京証券取引所市場第一部上場 |
2016-01 | 米国水処理エンジニアリング会社である、Aqua-Aerobic Systems, Inc.を完全子会社化 |
2018-04 | 東亜ディーケーケー株式会社に水道用水質計事業を譲渡 |
2018-06 | 設立10年を機に企業理念を見直し |
2019-07 | 高度な課題解決を実現する人財の確保を目的に、メタウォーター総合研究所株式会社を設立 |
2020-04 | 米国水処理機器供給会社である、Wigen Companies, Inc.を完全子会社化 |
2020-11 | オランダの水処理エンジニアリング会社である、Rood Wit Blauw Water B.V.を完全子会社化 |
2021-04 | 完全子会社である鳥電商事株式会社を吸収合併 |
2021-06 | 環境装置設計及び一般機械設計施工を行う株式会社三東を完全子会社化 |
2021-10 | アクアポニックス事業を実施する合弁会社「株式会社テツゲン・メタウォーター・アクアアグリ」を設立 |
2021-12 | 当社子会社の株式会社みずむすびマネジメントみやぎが宮城県と宮城県上工下水一体官民連携運営事業の実施契約を締結 |
2022-04 | 東京証券取引所プライム市場へ移行 |
2023-03 | 当社子会社のウォーターネクサスOSAKA株式会社が大阪市と大阪市汚泥処理施設整備運営事業の事業契約を締結 |
事業内容
メタウォーターは、プラントエンジニアリング事業とサービスソリューション事業の2つの主要セグメントを持つ企業です。プラントエンジニアリング事業では、EPC(設計・調達・建設)事業と海外事業を中心に、国内外の浄水場や下水処理場向けの設備設計、建設、および関連機器の設計、製造、販売を行っています。このセグメントには、メタウォーター自身のほか、METAWATER USA, INC.、Aqua-Aerobic Systems, Inc.などの関連会社が含まれます。
一方、サービスソリューション事業は、O&M(運転・維持管理)事業とPPP(公私パートナーシップ)事業を基盤としています。このセグメントでは、国内の浄水場、下水処理場、ごみ処理施設向けの設備補修工事や運転管理などのサービスを提供しており、メタウォーターサービス株式会社やウォーターネクスト横浜株式会社などの関連会社が活動しています。
メタウォーターは、これらの事業を通じて、水処理設備のライフサイクル全般にわたるソリューションを提供し、水環境の保全と改善に貢献しています。
経営方針
メタウォーターは、国内外の水処理市場における課題に対応し、持続可能な社会の実現に貢献するための成長戦略を推進しています。同社は、2023年度を最終年度とする中期経営計画「中期経営計画2023」を策定し、経営目標を受注高1,600億円、売上高1,550億円、営業利益100億円に設定しています。この計画の下、同社は三つの重点課題に取り組んでいます。
第一に、基盤分野の強化と成長分野の拡大を目指します。EPC事業とO&M事業を基盤とし、PPP事業と海外事業を成長分野と位置付け、事業の強化及び拡大を進めています。特に、EPC事業ではITやAIを活用したエンジニアリング手法の確立を進め、O&M事業では新規顧客の開拓に注力しています。
第二に、研究開発投資の拡大を図ります。更新需要や公民連携の進展に対応するため、研究開発に積極的に投資し、焼却分野や水処理分野、監視制御システム分野での競争力強化を目指しています。また、機電融合技術の創出や情報連鎖を活かした新たな価値創出にも取り組んでいます。
第三に、持続的なESGの取り組みを進めています。サステナビリティに関する基本方針を制定し、公共インフラに携わる企業として、事業を通じたサステナビリティの推進と開示に努めています。また、働き方改革やコーポレート・ガバナンスの強化を通じて、社会から信頼される企業を目指しています。
これらの戦略を通じて、メタウォーターは水処理設備のライフサイクル全般にわたるソリューションを提供し、水環境の保全と改善に貢献することを目指しています。