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北陸瓦斯JP:9537
事業内容
北陸瓦斯株式会社は、都市ガスの製造、供給、販売を主な事業としています。同社はガス器具の販売やガス関連の受注工事も手がけています。連結子会社である蒲原瓦斯株式会社も同様の事業を展開しており、妙高グリーンエナジー株式会社は妙高市からガス事業を譲り受け、上下水道事業も行っています。
北陸瓦斯は、LPG(液化石油ガス)の販売も行っており、北陸天然瓦斯興業株式会社と蒲原瓦斯がこの分野で活動しています。これらの会社はLPG機器の販売や配管工事も手がけ、北陸天然瓦斯興業は蒲原瓦斯にLPGを卸販売しています。
ガス設備の保全や設計施工は、北陸ガスエンジニアリング株式会社が担当しています。北陸瓦斯はこの会社に保安点検業務を委託しています。また、北陸ガスリビングサービス株式会社は住宅設備機器の販売施工を行い、検針業務も担当しています。
土木・管工事分野では、北栄建設株式会社がガス工事や土木工事を行っています。北陸瓦斯はこの会社にガス工事の一部を発注しています。さらに、北陸瓦斯はメガソーラーによる発電事業も展開しています。
その他の事業として、北陸不動産株式会社はビルの賃貸・管理を行い、北陸リース株式会社は事務機器や車両のリースを提供しています。北陸瓦斯は北陸土地開発株式会社から不動産売買の仲介を受け、敦井産業株式会社から工事資材を仕入れています。
経営方針
北陸瓦斯株式会社は、地域社会の発展に貢献しつつ、業績向上を目指す成長戦略を掲げています。同社は「安定供給、安全の確保、天然ガスの普及拡大」を使命とし、地域密着型の体制を築くことで、サービス向上とエネルギー利用の創出を推進しています。また、企業倫理の向上と法令遵守を徹底し、社会的責任を果たすことを重視しています。
同社は、エネルギー事業者間の競争激化や人口減少、気候変動などの厳しい経営環境に対応するため、いくつかの重点領域に取り組んでいます。まず、安定した収益構造の構築を目指し、ガス料金の適正化や新規サービスの提供を進めています。具体的には、ガスと電気のセット販売やエネルギーサービス関連事業の強化を図っています。
さらに、事業基盤の強靭化を図るため、災害対応力の強化やスマート保安の導入を検討しています。情報セキュリティ対策の強化やDX推進にも積極的に取り組み、業務全般の効率化を進めています。これにより、災害時の対応力を高め、安定供給を維持することを目指しています。
2050年カーボンニュートラルに向けた取り組みも重要な戦略の一環です。脱炭素社会の実現に向け、カーボン・オフセット都市ガスの供給や省エネ機器の普及促進を進めています。これにより、低炭素化を推進し、持続可能なエネルギー利用を実現することを目指しています。
北陸瓦斯は、これらの取り組みを通じて、地域のお客さまに信頼され、選ばれ続ける企業グループを目指しています。2025年には小千谷市のガス事業を譲り受け、さらなるサービス向上を図る予定です。これにより、地域社会への貢献を一層強化し、持続的な成長を実現することを目指しています。