東北電力JP:9506

時価総額
¥5466.3億
PER
4倍
火力・原子力及び再生可能エネルギーによる電力供給、電力小売、ソリューションサービス、送配電事業。

事業内容

東北電力は、41社の子会社と27社の関連会社を含む計69社で構成されています(2025年3月31日現在)。同社は、火力、原子力、再生可能エネルギーを利用した電力の安定供給を行っています。また、再生可能エネルギーを活用したサービスの提供や電力小売、ソリューションサービスの提供も行っています。

東北電力の事業セグメントは主に「発電・販売事業」と「送配電事業」に分かれています。発電・販売事業では、電力の生成と販売を行い、送配電事業では中立・公平な電力ネットワークサービスを提供しています。これにより、地域社会に安定した電力供給を実現しています。

2024年5月1日には、横手湯沢フォレストサイクル株式会社を新たにグループに加えました。また、2024年11月6日には株式会社ユアテックの株式を一部売却し、同社を持分法適用会社に変更しました。これに伴い、ユアテックの連結子会社16社をグループから除外しました。

さらに、2025年3月14日には坂東蓄電所1号を持分法適用会社化しました。2025年4月1日には、東北電力トランスコスモスマネジメントパートナー株式会社とTDGビジネスサポート株式会社が合併し、前者を存続会社としました。また、株式会社Eライフ・パートナーズは商号を東北電力Eライフ・パートナーズ株式会社に変更しました。

経営方針

東北電力は、2024年4月に「よりそうnext+PLUS」という中長期ビジョンを策定し、事業展開、財務基盤、経営基盤の3つの方針に基づいて成長戦略を推進しています。このビジョンは、変化する事業環境に対応し、持続可能な成長を目指すものです。

事業展開においては、電気・エネルギーを中心に5つの領域と11の事業区分を設定し、各事業が自律的に収益と成長を追求します。特にカーボンニュートラルやデジタルトランスフォーメーション(DX)を成長の機会と捉え、既存事業の強化や新たな事業領域の拡大に挑戦しています。

財務基盤の強化では、電力の安定供給を維持するために、早期の財務基盤回復を目指しています。具体的には、連結経常利益や自己資本比率、ROICを指標とした財務目標を設定し、利益・投資・成長の好循環を形成することを目指しています。

経営基盤の強化においては、サステナビリティ経営を推進し、ESGを中心とした重要課題の解決に取り組んでいます。特にカーボンニュートラルへの対応やDXを活用したイノベーション、人的資本の強化に重点を置いています。

2025年度からは、従来の中期計画を見直し、単年度計画に移行することで、機動性の高い経営管理を実現します。これにより、中長期的な成長を目指し、収益拡大や戦略的な投資、持続的な経営基盤の強化に取り組んでいます。