KDDIJP:9433

時価総額
¥11.2兆
PER
13.8倍
「パーソナル事業」では「au」「UQ mobile」「povo」の5G通信サービスを中心に、金融、エネルギー、ライフトランスフォーメーション(LX)等のサービスを提供し、「ビジネス事業」では法人向けにデバイス、ネットワーク、クラウド、データセンターサービス「Telehouse」等を提供。

事業内容

KDDIは、主に「パーソナル事業」と「ビジネス事業」の2つの事業セグメントを展開しています。

パーソナル事業では、日本国内で「au」「UQ mobile」「povo」のブランドを通じて5G通信サービスを提供しています。また、金融、エネルギー、ライフトランスフォーメーション(LX)などのサービスを連携し、新たな付加価値を提供しています。海外では、モンゴルとミャンマーで通信、金融、エンターテインメントサービスを展開しています。

ビジネス事業では、法人向けにスマートフォンやネットワーク、クラウドなどのソリューションを提供しています。また、「Telehouse」ブランドでデータセンターサービスを展開し、AI時代の新たなビジネスプラットフォーム「WAKONX」を立ち上げ、業界特有の課題解決に取り組んでいます。

その他の事業として、通信設備の建設や保守、情報通信技術の研究開発を行っています。これにより、KDDIは多様なニーズに応える幅広いサービスを提供し、国内外での事業展開を進めています。

経営方針

KDDIは、持続的な成長を目指し、革新的な成長戦略を推進しています。特に、デジタル社会のインフラを進化させるために、データと生成AIを活用した「サテライトグロース戦略」を展開しています。この戦略は、社会の急速な変化に対応し、企業価値の向上を図ることを目的としています。

中期経営計画(2022-2025年度)では、サステナビリティ経営を基盤に、5G通信やデータドリブンの実践を進めています。KDDIは、パートナー企業と共に新たな価値を創出し、社会の持続的成長に貢献することを目指しています。また、成長投資と株主還元を強化し、EPSの向上を目指しています。

KDDIの成長戦略は、コア事業と連携した「Orbit1」と新たな成長を目指す「Orbit2」に分かれています。Orbit1では、DX、金融、エネルギー分野での事業拡大を図り、Orbit2では、モビリティやメタバースなどの新技術を活用してライフスタイルの変革に挑戦しています。

さらに、KDDIはローソンや三菱商事との提携を通じて、リアルな消費生活シーンでの「未来のコンビニ」実現を目指しています。これにより、地域社会の課題解決に貢献し、データを活用したマーケティングの高度化を推進しています。

経営基盤の強化も重要視しており、カーボンニュートラルの実現、人財ファースト企業への変革、グループ一体経営の推進を進めています。これにより、KDDIは持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化し、企業価値の最大化を図っています。