NTTJP:9432

時価総額
¥13.96兆
PER
12.2倍
NTTグループは、携帯電話や県間通信、国際通信、システム開発を含む総合ICT事業、県内通信の地域通信事業、システムインテグレーションやクラウドを提供するグローバル・ソリューション事業、不動産やエネルギーを手がけるその他事業。

事業内容

日本電信電話(NTT)は、総合ICT事業、地域通信事業、グローバル・ソリューション事業、その他の事業を展開しています。これらの事業は、NTTとその子会社992社、関連会社151社によって構成されています。

総合ICT事業では、携帯電話や国内電気通信、国際通信、ソリューション、システム開発などを手がけています。主要な子会社には、NTTドコモやNTTコミュニケーションズ、NTTコムウェアなどがあります。

地域通信事業は、国内の県内通信サービスを提供しています。東日本電信電話(NTT東日本)や西日本電信電話(NTT西日本)がこのセグメントに含まれ、地域に密着した通信サービスを展開しています。

グローバル・ソリューション事業は、システムインテグレーションやネットワークシステム、クラウド、データセンターなどを提供しています。NTTデータグループやNTT Ltd.などがこの分野で活躍しています。

その他の事業には、不動産やエネルギー事業が含まれています。NTTアーバンソリューションズやNTTファシリティーズ、NTTアノードエナジーなどがこれらの事業を担っています。

経営方針

日本電信電話(NTT)は、急速に変化する事業環境に対応し、競争優位性を確立するために、中期経営戦略「New value creation & Sustainability 2027 powered by IOWN」を推進しています。この戦略は、既存の通信事業に加え、クラウドサービスやAIなどの非通信事業の成長を重視し、迅速なポートフォリオ強化を目指しています。

NTTは、AIの普及に伴う消費電力増大への対策として、低消費電力を実現する光電融合デバイスの事業化を進めています。また、6Gを含むIOWNの研究開発を加速し、2025年の大阪・関西万博での実用化を目指しています。これにより、未来の体験を創出し、IOWN APNの普及を推進しています。

個人向けには、金融やヘルスケア分野でのサービス拡充を図り、データ・ドリブンなアプローチでパーソナライズされたサービスを提供します。企業向けには、AIやロボット技術を活用したソリューションをグローバルに展開し、産業の変革を支援します。また、データセンター基盤の拡張とIOWN技術の導入を進めています。

NTTは、グリーンエネルギーとICTを組み合わせたソリューションを推進し、循環型ビジネスの創造や一次産業の効率化に取り組んでいます。これにより、産業振興や地域創生に貢献し、持続可能な社会の実現を目指しています。

さらに、NTTは、自然災害や通信故障への対策を強化し、サイバーセキュリティ対策を講じることで、安心・安全なサービス提供を実現します。これにより、事業基盤の強靱化を図り、顧客体験の向上を目指しています。

NTTは、従業員体験の向上にも注力し、専門性を軸とした人事制度やキャリア支援を充実させています。オープンで革新的な企業文化を醸成し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。これにより、従業員のエンゲージメントを高め、企業全体の成長を支えています。