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丸八倉庫【JP:9313】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
丸八倉庫は物流事業と不動産事業を二本柱とする複合企業です。同社は貨物の保管・荷役作業・貸倉庫業務を中心とした倉庫業を主力としており、連結子会社の東北丸八運輸を通じて運送業務も展開しています。物流と不動産の両分野で培ったノウハウを活かし、総合的なサービスを提供しています。
同社の収益構造は物流事業と不動産事業に大きく分かれており、それぞれが独立したセグメントとして報告されています。物流事業では企業向けの貨物保管や荷役作業が収益の柱となっており、不動産事業では造成から売買、仲介、賃貸、管理まで幅広い不動産関連業務から収益を得ています。両事業とも安定的な収益基盤を持つビジネスモデルです。
同社グループは本体と2つの連結子会社で構成されており、事業領域を明確に分担しています。東北丸八運輸は東北地区を拠点とした運送会社として貨物自動車運送事業を営み、同社の保管貨物の配送も請け負っています。また丸八クリエイトは不動産業務を担当し、本体と同様に造成・売買・仲介・賃貸・管理・コンサルティング業務を展開しています。
経営方針
丸八倉庫は2022年に策定した5ヶ年の新中期経営計画において、売上高5,500百万円、営業利益920百万円、経常利益900百万円といった具体的な数値目標を掲げています。同社は「物流コンシェルジュ」的な役割を担い、永年蓄積してきた3PLのノウハウを駆使して個々の顧客ニーズに応えるビジネスモデルを成長戦略の核としています。また、時代とともに変化するニーズに対応することで顧客に選ばれる物流カンパニーを目指しています。
重点投資分野では、物流事業における保管能力の拡大が最優先課題となっています。埼玉県所沢市の新規倉庫や千葉県八街市の文書保管センターが本格稼働を開始し、事業基盤の強化が実現されつつあります。差別化戦略としては、外部情報ネットワークの活用、営業マンの能力向上に向けた人材育成、物流管理システムの開発、3PLノウハウの改善といった営業力・営業基盤の強化に取り組んでいます。研修制度の多様化・充実化や継続雇用制度の拡充により、営業力維持も図られています。
新市場開拓については、新規顧客の開拓が着実に進んでおり、各営業所の稼働率は高水準で推移しています。不動産事業セグメントでは新規資産の取得により事業基盤の拡大・強化を目指しており、賃貸マンション・賃貸オフィスビルの安定稼働により営業基盤の維持・強化が図られています。株主還元施策では、配当性向目標値30%を掲げ、期末配当を1株につき4円増額の24円とする予定です。
技術革新への取り組みでは、物流管理システムの開発を通じた営業基盤の強化に注力しています。同社はROEやPBRなどの資本効率性指標のさらなる向上が必要であると認識しており、資本コストを上回る資本収益性の実現を目指しています。営業所の稼働率向上、適切な修繕実施による収益力の安定化、借入金利の固定化による金利上昇リスクの抑制といった非財務指標も重要な経営目標として位置付けています。