ラバブルマーケティンググループJP:9254

時価総額
¥23.8億
PER
23.5倍
SNSマーケティング事業では、SNSアカウント運用支援サービス、SaaS型運用支援ツール開発、人材教育サービスを提供し、DX支援事業では、マーケティングオートメーションツールや営業支援システムの導入支援を行う。

沿革

2008-11企業のSNSマーケティングをサポートすることを目的とする株式会社コムニコ(資本金5,500千円)を東京都港区に設立
2011-10ニフティ株式会社が株式会社コムニコの株式を取得し、連結子会社化
2012-08マーケティングオートメーションツールの導入支援事業を行うことを目的とする株式会社マーケティングエンジンを設立(2020年1月清算結了)
2014-07株式会社コムニコの経営陣によるMBOを実施
2014-08株式会社日比谷コンピュータシステムを引受先とする第三者割当増資を実施し、資本金111,750千円となり、同社の持分法適用会社化
2014-09株式会社ポストモアの株式を完全取得し、完全子会社化
2014-10事業拡大に伴い、本社を東京都中央区築地に移転
2015-02マーケティングオートメーションツールの導入支援事業を行う株式会社24-7(現「株式会社DXディライト」)の株式を取得し、連結子会社化
2016-03株式会社24-7(現「株式会社DXディライト」)の札幌オフィス(北海道札幌市)を開設(2020年6月閉鎖)
2016-11SNSに関わる検定講座の開設・人材育成を行うことを目的とする、一般社団法人SNSエキスパート協会を設立
2017-02株式会社コムニコの関西オフィス(大阪府大阪市)を開設
2017-03株式会社パンセの株式を取得し、持分法適用関連会社化
2017-12株式会社コムニコの「ソーシャルメディアマネジメントセンター高知」(高知県高知市)を開設
2018-03株式会社コンテンツガレージを株式会社ハウズワークに商号変更
2018-05株式会社パンセの増資による当社持株比率の低下により持分法適用関連会社から除外
2019-01商号を株式会社ラバブルマーケティンググループに変更
2019-05株式会社コムニコが株式会社アゲハを吸収合併
2021-03株式会社ハウズワークを吸収合併
2021-07本社を東京都港区東新橋に移転
2021-12東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2022-04東京証券取引所の市場区分再編に伴い、マザーズからグロース市場へ移行
2022-10本社を東京都港区虎ノ門に移転
2023-04DTK AD Co.,Ltd.の株式を取得し、連結子会社化

事業内容

ラバブルマーケティンググループは、株式会社コムニコ、株式会社DXディライト、一般社団法人SNSエキスパート協会、DTK AD Co.,Ltd.、株式会社ジソウを含む企業グループで構成されています。同社は、「人に地球に共感を」をパーパスに掲げ、現代の情報消費行動に寄り添うマーケティング活動を推進しています。特に、多チャネル時代における双方向のコミュニケーションの重要性を認識し、生活者に愛されるマーケティングを実現するための運用支援、ツール提供、教育を柱としたMOS(Marketing Operating Service)を展開しています。

同社の事業構成は、SNSマーケティング事業とDX支援事業の二つに大別されます。SNSマーケティング事業では、企業のSNSアカウント運用支援サービス、SaaS型のSNS運用支援ツールの開発・提供、人材教育サービスを提供しており、これらのサービスは相互補完しながらビジネスモデルを成長させています。例えば、SNSアカウントの戦略策定から運用代行、コンテンツ制作、キャンペーン企画・運用、広告出稿、レポート作成、効果検証までをワンストップでサポートするサービスや、SNSマーケティングの運用を効率化するクラウドツール、SNSに関するノウハウやリスク対策を体系化した検定講座などがあります。

一方、DX支援事業では、マーケティングオートメーションツール、営業支援システム、顧客管理システム、販売管理システムのクラウドサービスを用いて、顧客の経営課題に沿った戦略策定やプロセスの設計、最適なテクノロジーの選定、運用サポートまでをワンストップで支援しています。Salesforceのパートナーとして、顧客企業へのクラウドサービスの導入コンサルや活用支援も行っています。

これらの事業を通じて、ラバブルマーケティンググループは、変化の早いトレンドやテクノロジーに習熟し、クリエイティブなマーケティングオペレーションを提供し続けています。

経営方針

ラバブルマーケティンググループは、愛されるマーケティング活動を推進することを経営方針の核としています。同社は、生活者や購買者の視点に立ち、価値ある情報を適切な形で届ける「愛されるマーケティング(Lovable Marketing)」を実現することに注力しています。このコンセプトを通じて、日本のマーケティング業界に変革をもたらすことを目指しています。

経営戦略として、同社はマーケティングのオペレーション部分に特化し、運用支援、運用支援ツールの提供、教育の3本柱を事業の根幹として位置づけています。これらを通じて、マーケティングオペレーション領域におけるNo.1を目指し、新しい業界カルチャーの形成と人材が活躍できる環境づくりに努めています。また、SNSマーケティング事業で確立したMOS(Marketing Operating Service)をDX支援事業や新規テクノロジーへ横展開し、持続的な事業展開を目指しています。

目標とする経営指標には、事業規模の拡大を示す「売上高」と、収益性の向上を示す「営業利益率」があります。同社は、業務の効率化を図りながら、これらの指標の向上を目指しています。

経営環境においては、デジタル化の進展やSNS利用者数の増加、DX支援事業の市場拡大など、同社の事業領域における重要性が高まっています。これらの環境変化を踏まえ、同社はサービスの認知度向上、優秀な人材の確保と教育体制の強化、グループ経営の強化、事業提携や企業買収への積極的な取り組み、内部管理体制の強化など、複数の重点領域に取り組んでいます。

これらの戦略を通じて、ラバブルマーケティンググループは、変化に強く、持続的に成長する企業グループを目指しています。