- 日本企業
- 飯野海運
飯野海運JP:9119
事業内容
飯野海運は、外航海運業、内航・近海海運業、不動産業の3つの事業セグメントを展開しています。これらの事業は、同社とその関連会社によって運営されています。
外航海運業では、船舶の運航、貸渡、用船、管理、海運仲立業、代理店業を行っています。主な関連会社には、船舶の貸渡を行うAZALEA TRANSPORT S.A.や、船舶管理を担当するイイノマリンサービス株式会社があります。
内航・近海海運業では、船舶の運航、貸渡、管理を行っています。この分野では、イイノガストランスポート株式会社が主な関連会社として活動しています。
不動産業では、ビルの賃貸、管理、不動産関連事業を展開しています。イイノ・ビルテック株式会社がビル管理を担当し、株式会社イイノ・メディアプロが不動産関連事業を行っています。また、IKK HOLDING LTDが海外不動産業を手掛けています。
経営方針
飯野海運は、持続的な成長を目指し、2023年4月から2026年3月までの中期経営計画「The Adventure to Our Sustainable Future」を策定しました。この計画では、ポートフォリオ経営とカーボンニュートラルへの挑戦をテーマに掲げ、2030年に向けた長期目標「IINO VISION for 2030」の実現を目指しています。
同社は、外航海運業、内航・近海海運業、不動産業の3つの事業を核として推進しています。外航海運業では、世界中の水域で原油やLNGなどの基礎原料を輸送し、内航・近海海運業では国内や近海での輸送を行っています。不動産業では、東京とロンドンでの賃貸オフィスビルの運営を手掛けています。
重点戦略として、事業ポートフォリオ経営による持続的な成長と、サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)の克服を両立させる施策を推進しています。これにより、社会的価値の創造を目指し、ステークホルダーとの対話を重視した経営を行っています。
また、飯野海運は「サステナビリティ基本方針」を策定し、サステナブルな社会の実現に貢献する姿勢を明確にしています。マテリアリティの克服に向けた取り組みは、各部門やグループ会社の業務計画で進捗管理され、PDCAサイクルに基づき定期的に見直されています。