AZ-COM丸和ホールディングスJP:9090

時価総額
¥1426.8億
PER
19.1倍
サードパーティ・ロジスティクスや輸配送サービスを中心に、文書保管、不動産賃貸、情報システム開発を手がける物流事業。

事業内容

AZ-COM丸和ホールディングスは、物流事業を中心に展開しており、サードパーティ・ロジスティクス(3PL)と輸配送サービスを主な事業としています。3PLでは、顧客の物流ニーズを把握し、物流戦略の企画立案やシステム構築を行い、包括的に受託しています。具体的には、物流センターの設計や作業管理、輸配送のダイヤグラム設定、リバースロジスティクスなどを提案しています。

同社は、EC物流、低温食品物流、医薬・医療物流を3PLの主軸カテゴリとして、顧客への物流改革提案を行い、事業拡大に取り組んでいます。また、輸配送サービスでは、一般貨物運送や軽貨物運送、特別積合せ貨物運送、鉄道利用運送、産業廃棄物の収集運搬など、多様なサービスを提供しています。

その他の事業として、AZ-COM丸和ホールディングスは文書保管サービスを提供しています。重要書類の原本保管や輸配送、リアルタイムな書類検索、電子データ化など、ドキュメントの総合管理サービスを行っています。また、不動産賃貸事業では、首都圏を中心にビルや駐車場の賃貸管理を行っています。

さらに、情報システム事業では、IT技術者の派遣や情報システムの開発、ウェブサイト制作などのシステムコンサルティングサービスを提供しています。これらの多様な事業を通じて、AZ-COM丸和ホールディングスは幅広いニーズに応えています。

経営方針

AZ-COM丸和ホールディングスは、物流業界でのリーダーシップを目指し、成長戦略を推進しています。同社は、EC物流、低温食品物流、医薬・医療物流を中心に、3PL業務を強化し、顧客の経営をサポートすることを目指しています。特に、物流センター業務をコアとし、最先端技術の導入や人材育成に注力しています。

同社の中期経営計画では、持続的な成長を実現するために、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を掲げています。データドリブン経営を通じて、効率的な物流モデルを構築し、労働力不足や輸送費の上昇といった社会課題に対応しています。また、ESG経営を積極的に取り入れ、経済価値と社会的価値の両立を図っています。

AZ-COM丸和ホールディングスは、成長市場における物流需要の増大に対応するため、コア事業の拡大と開拓を進めています。EC物流では、高品質なサプライチェーンを構築し、低温食品物流では、HACCPに適合した物流品質の向上を目指しています。医薬・医療物流では、全国の物流ネットワークの最適化を図っています。

人材確保と育成も同社の重要な戦略の一部です。新卒採用の強化や中途採用の多角化を進め、事業拡大に必要なスキルを持つ人材の育成に注力しています。タレントマネジメントを通じて、適正配置と離職防止を図り、人的資本の最大化を目指しています。

さらに、AZ-COM丸和ホールディングスは、経営資源の最適な配分を通じて、成長性と資本効率を両立する事業への集中投資を行っています。低収益事業の再生・再編を進め、経営の効率化を図ることで、企業価値の向上を目指しています。