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セイノーホールディングスJP:9076
事業内容
セイノーホールディングスは、複数の事業セグメントを持つ企業であり、主に輸送事業、自動車販売事業、物品販売事業、不動産賃貸事業、その他の事業を展開しています。これらの事業は、国内外での物流サービスや自動車関連サービスを中心に、多岐にわたるサービスを提供しています。
輸送事業は、セイノーホールディングスの中核をなす部門であり、国内外での物流サービスを提供しています。国内では、小口商業貨物の輸送を主力とし、宅配や引越、貸切運送などを行っています。また、航空、鉄道、海上輸送を利用した貨物利用運送事業も展開しています。国際輸送では、通関業務を含むワールドワイドなネットワークを構築しています。
自動車販売事業では、トラックや乗用車、自動車部品の販売および修理を行っています。セイノーホールディングスの関連会社が、国内外でこれらのサービスを提供し、顧客の多様なニーズに応えています。
物品販売事業では、燃料や紙類の販売を行っています。これにより、物流業務に必要な資材や消耗品を提供し、関連事業の効率化を図っています。
不動産賃貸事業は、トラックターミナル跡地などの資産を有効活用することを目的としています。これにより、セイノーホールディングスは不動産資産の最適化を図り、収益の多様化を実現しています。
その他の事業としては、情報関連業、事務代行業、広告代理店業、タクシー業、建築工事請負業、保険代理店業、旅行代理店業、労働者派遣業、住宅販売業、印刷業など、多岐にわたるサービスを提供しています。これにより、セイノーホールディングスは幅広い分野での事業展開を行い、顧客の多様なニーズに応えています。
経営方針
セイノーホールディングスは、物流業界のリーダーとして、持続可能な成長を目指しています。同社は「ロードマップ2028」を掲げ、特に輸送事業において「2024年問題」への対応を進めています。O.P.P.の推進を通じて、物流業界全体の効率化と持続可能な社会の実現を目指しています。
同社は、成長分野としてロジスティクス事業に注力しています。物流診断サービスを活用したコンサルティング営業を展開し、顧客の人手不足に対応することで、物流改善と効率化を提供しています。また、エレクトロニクスやヘルスケアなどの産業別ロジスティクスを強化し、顧客ニーズに応じた提案を行っています。
貸切事業では、受付窓口を集約した「貸切集中配車センター」を設置し、迅速な対応で顧客満足度の向上を図っています。また、「ハコベル」の機能を活用し、貸切手配の利便性を高める取り組みを進めています。これにより、顧客の多様なニーズに応えています。
自動車販売事業では、店舗網の最適化を進め、CS向上を目指しています。整備士の採用・育成に注力し、職場環境の整備を行うことで、サービス部門の強化を図っています。また、営業スタッフへの教育制度を拡充し、顧客に選ばれる店舗づくりを推進しています。
トラック販売においては、新車販売の加速とともに、リースや保険などの金融商品の増販を目指しています。予防整備の提案を通じて、顧客の費用負担を軽減し、収益性の高い整備事業の拡大を図っています。これにより、顧客のニーズに応じた営業を展開しています。
セイノーホールディングスは、ROEを重要な経営指標とし、売上高の成長と営業利益率の改善を目指しています。中長期的には、PBR1倍超の早期実現を目指し、3年から5年以内にROE8.0%以上を達成することを目標としています。