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丸全昭和運輸JP:9068
事業内容
丸全昭和運輸は、物流事業を中心に多岐にわたるサービスを提供しています。主な事業セグメントは、物流事業、構内作業及び機械荷役事業、その他の事業です。これらの事業を通じて、同社は顧客にとって最良のロジスティクス・パートナーを目指しています。
物流事業では、貨物自動車運送、港湾運送、倉庫業、通関業などを展開しています。国内外の子会社や関連会社と連携し、効率的な輸送・保管業務を実現しています。これにより、地域的な補完と一貫輸送を行い、顧客のニーズに応えています。
構内作業及び機械荷役事業では、工場内での原料や製品の移送、組立、充填、保管、入出荷作業を行っています。また、機械の賃貸も手がけています。これらのサービスは、丸全昭和運輸とその関連会社が協力して提供しています。
その他の事業には、建設業、不動産業、保険代理業、自動車整備業、警備業などがあります。丸昭自動車工業は自動車整備を、昭和アルミサービスは警備業を担当しています。また、丸全商事は事務機器のリースや保険代理業を行っています。
経営方針
丸全昭和運輸は、2030年度に向けた長期ビジョンを掲げ、2025年度から2027年度までの第9次中期経営計画を策定しています。この計画では、テクノロジーと現場力を活用し、顧客の未来を創造するロジスティクスパートナーを目指しています。具体的には、DXの推進やグローバル物流の拡大を通じて、物流の効率化と高付加価値化を実現します。
同社の成長戦略は、SDGsをビジネスに取り入れた成長領域への拡大、DXによるビジネスモデルの変革、グローバル物流の拡大、経営基盤の変革を基本戦略としています。これにより、企業の稼ぐ力と社会のサステナビリティの両立を目指し、ステークホルダーの満足度を高めることを目指しています。
第9次中期経営計画では、売上の拡大と事業競争力の強化を重点施策としています。3PL事業やグローバル物流事業の売上拡大を図り、物流拠点の拡充や自社車両の増加を進めます。また、組織改革や設備投資、M&Aの推進により、企業基盤の変革を進めます。
同社は、2027年度に売上高1,760億円、経常利益185億円を目指し、ROEは9.0%~10.0%を目標としています。これに向けて、設備投資400億円、M&A100億円を計画し、持続可能な成長を実現するための基盤を整えています。