- 日本企業
- トランコム
トランコムJP:9058
沿革
1955-03 | 武部純三氏が愛知小型運輸株式会社の株式を譲受 |
1959-06 | 名古屋市中区大津町2丁目19番地に株式会社ナゴヤトランスポートセンター(現・トランコム株式会社)を設立し、自動車運送取扱事業を開始 |
1976-08 | 愛知小型運輸株式会社とアイコー車両株式会社(現・トランコムMTS株式会社(現・連結子会社))を共同設立 |
1979-03 | アイコー倉庫株式会社を設立 |
1980-03 | 中部物流サービス株式会社を設立 |
1981-03 | アイコーシステム輸送株式会社を設立 |
1985-07 | エイド株式会社を設立 |
1989-06 | アイコー倉庫株式会社、中部物流サービス株式会社及びアイコーシステム輸送株式会社を吸収合併し、トランコム株式会社に商号を変更 |
1991-04 | 愛知小型運輸株式会社を吸収合併し、これに伴い愛知小型運輸株式会社との共同出資会社であるメカノス株式会社(現・トランコムMTS株式会社(現・連結子会社))を子会社化 |
1995-04 | 日本証券業協会に店頭売買有価証券として登録 |
1996-04 | エイド株式会社を吸収合併 |
2000-04 | 株式会社トラフィックアイ及び株式会社アドバンスアイを設立 |
2002-02 | 東京証券取引所市場第二部及び名古屋証券取引所市場第二部に上場 |
2002-04 | 株式会社シー・アンド・シー及び有限会社シーシーケーの株式を100%取得 |
2002-10 | 株式会社シー・アンド・シーを存続会社として、同社に株式会社アドバンスアイ及び有限会社シーシーケーを吸収合併 |
2003-02 | 株式会社豊田自動織機と資本・業務提携 |
2003-03 | 株式会社アクシスの株式を50%取得 |
2003-04 | 株式会社豊田自動織機との合弁会社としてアルトラン株式会社を設立 |
2003-07 | 湖栄運送株式会社の株式を100%取得 |
2005-09 | 株式会社ジージェイライン(現・トランコムTS株式会社(現・連結子会社))を設立 |
2006-10 | トランコムDS東日本株式会社(現・トランコムDS株式会社(現・連結子会社))、トランコムDS西日本株式会社及びトランコムDS関東株式会社を設立 |
2007-02 | 高末株式会社との合弁会社として株式会社CLIPを設立 |
2007-03 | 株式会社アクシスを完全子会社化 |
2007-04 | 湖栄運送株式会社の事業を譲受 |
2008-09 | 株式会社シー・アンド・シーが、日本ロジテム株式会社の連結子会社であるLOGITEM(THAILAND)CO.,LTD.等とタイ王国バンコクにC&C BANGKOK CO.,LTD.(現・TRANCOM BANGKOK CO.,LTD.(現・連結子会社))を共同設立 連結子会社の株式会社ジージェイラインを株式会社エコロジライン(現・トランコムTS株式会社(現・連結子会社))へ社名変更 トランコムDS関東株式会社を清算 |
2009-02 | トランコムEX東日本株式会社(現・連結子会社)を設立 |
2009-06 | アルトラン株式会社を清算 |
2009-07 | 株式会社エムエスケイ(現・トランコムITS株式会社(現・連結子会社))の株式70%を取得し、同時に同社100%子会社のスリーエスシステムズ株式会社を取得 株式会社アクシスを存続会社として、同社に株式会社シー・アンド・シーを吸収合併し、商号を株式会社シー・アンド・シーに変更 |
2010-01 | 永得利有限公司(エバーゲイン社)(香港)と業務提携 インドネシア共和国にPT.TRANCOM INDONESIA(子会社)を設立 |
2010-04 | 株式会社エムエスケイ(現・トランコムITS株式会社(現・連結子会社))を存続会社として、同社に株式会社トラフィックアイ及びスリーエスシステムズ株式会社を吸収合併 |
2010-07 | 香港にTRANCOM (HK) LIMITED(現・連結子会社)を設立 |
2010-10 | トランコムDS東日本株式会社を存続会社とし、同社にトランコムDS西日本株式会社を吸収合併し、商号をトランコムDS株式会社(現・連結子会社)に変更 |
2011-02 | トレーディア株式会社と資本・業務提携 |
2011-04 | 株式会社シー・アンド・シーの商号をトランコムISS株式会社に変更 |
2011-05 | 中華人民共和国上海市に特蘭科姆国際貨運代理(上海)有限公司を設立 |
2011-10 | 日本ユニシス株式会社(現・BIPROGY株式会社)と業務提携 |
2012-01 | 名古屋市東区葵一丁目19番30号に本店を移転 |
2012-02 | 中華人民共和国大連市に特蘭科姆物流(大連)有限公司を設立 |
2012-03 | 株式会社CLIPへの出資を解消 |
2012-04 | 株式会社エムエスケイの商号をトランコムITS株式会社(現・連結子会社)に変更 |
2012-07 | 中華人民共和国天津市に特蘭科姆人才服務(天津)有限公司を設立 |
2012-12 | 東京証券取引所市場第一部及び名古屋証券取引所市場第一部へ株式を上場 |
2013-01 | C&C BANGKOK CO.,LTD.の商号をTRANCOM BANGKOK CO.,LTD.(現・連結子会社)に変更 |
2013-02 | 株式会社スマイルスタッフ(現・トランコムSC株式会社(現・連結子会社))の株式100%を取得 |
2014-07 | Transfreight China Logistics Ltd.(現・TRANCOM CHINA LOGISTICS LTD.(現・連結子会社))への資本参加 |
2014-11 | タイ王国バンコク市にTRANCOM GLOBAL HOLDINGS CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立 |
2015-06 | 特蘭科姆物流(大連)有限公司を譲渡 |
2015-10 | 株式会社スマイルスタッフを存続会社として、トランコムISS株式会社の事業を統合し、商号をトランコムSC株式会社(現・連結子会社)に変更 |
2016-03 | TTS株式会社(現・持分法適用関連会社)を設立 |
2016-04 | Transfreight China Logistics Ltd.(現・TRANCOM CHINA LOGISTICS LTD.(現・連結子会社))の出資持分55%を追加取得し子会社化 タイ王国バンコク市にTRANCOM TRANSPORT(THAILAND)CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立 |
2017-05 | 特蘭科姆国際貨運代理(上海)有限公司を清算 |
2017-09 | Transfreight China Logistics Ltd.(現・TRANCOM CHINA LOGISTICS LTD.(現・連結子会社))の出資持分10%を追加取得し完全子会社化 |
2017-10 | 特蘭科姆人才服務(天津)有限公司を譲渡 |
2018-01 | シンフォニアソリューションズ株式会社の株式90%を取得し子会社化 |
2018-09 | 株式会社丸和運輸機関(現・AZ-COM丸和ホールディングス株式会社)と資本・業務提携 |
2019-06 | トランコムEX中日本株式会社(現・連結子会社)及びトランコムEX西日本株式会社(現・連結子会社)を設立 |
2019-10 | 3PL事業をトランコムEX東日本株式会社、トランコムEX中日本株式会社及びトランコムEX西日本株式会社へ承継 Sergent Services Pte Ltd (現・連結子会社)の株式90%(現・100%)を取得し子会社化 |
2019-11 | 日本GLP株式会社及び株式会社モノフルと業務提携 |
2019-12 | NEXT Logistics Japan株式会社へ出資、日野自動車株式会社と資本・業務提携 |
2020-02 | Transfreight China Logistics Ltd.の商号をTRANCOM CHINA LOGISTICS LTD.(現・連結子会社)に変更 |
2020-04 | トランコムMA株式会社の商号をトランコムトランスポートサービス株式会社(現・トランコムTS株式会社(現・連結子会社))に変更 |
2020-05 | Chinoh.Ai株式会社と資本・業務提携 |
2020-09 | シンフォニアソリューションズ株式会社を清算 |
2020-11 | 株式会社エアトランクと資本・業務提携 |
2021-04 | メカノス株式会社の商号をトランコムMTS株式会社(現・連結子会社)に変更 |
2021-07 | 株式会社soucoと資本・業務提携 |
2021-11 | 株式会社流通サービスと業務提携 |
2022-01 | Starlink Resources Pte. Ltd.(現・連結子会社)の株式70%(現・100%)を取得し子会社化 |
2022-03 | H&S Co Pte. Ltd.(現・連結子会社)の株式100%を取得し子会社化 CBcloud株式会社と資本・業務提携 株式会社シーアールイーと業務提携 |
2022-04 | トランコムトランスポートサービス株式会社の商号をトランコムTS株式会社(現・連結子会社)に変更 市場区分の見直しにより東京証券取引所プライム市場及び名古屋証券取引所プレミア市場に移行 |
2022-07 | TransFutures株式会社を設立、トランコムITS株式会社が行っている外販事業を吸収分割し承継 中華人民共和国仙山市に特蘭科姆(広東)物流有限公司(現・連結子会社)を設立 TransFutures株式会社を譲渡 |
2023-09 | マレーシアにTRANCOM(MALAYSIA)SDN.BHD.(現・連結子会社)を設立 |
2024-01 | Starlink Resources Pte. Ltd.(現・連結子会社)の株式を追加取得し完全子会社化 Sergent Services Pte Ltd (現・連結子会社)の株式を追加取得し完全子会社化 |
事業内容
トランコム株式会社とそのグループ企業は、物流業務全般を一括で請け負うことを主な事業としています。同社グループは、顧客企業の物流機能の一括受託業務、貨物の配送業務、物流センターの構築運営業務及び貨物の輸配送業務などを手掛けています。これらのサービスは、トランコムDS株式会社、トランコムSC株式会社、トランコムEX東日本株式会社、トランコムEX中日本株式会社、トランコムEX西日本株式会社などの連結子会社によって提供されています。
また、物流情報サービス事業として、空車情報と貨物情報のマッチング業務及び幹線輸送業務を展開しており、トランコムTS株式会社がこれに関わっています。
インダストリアルサポート事業では、生産請負業務、人材派遣業務、有料職業紹介業務を行っており、タイ王国での生産請負業務も含まれます。これらのサービスは、トランコムSC株式会社やTRANCOM BANGKOK CO., LTD.によって提供されています。
その他の事業としては、車両の整備業務、損害保険の代理店業務、情報システム開発業務、海外での物流業務(タイ王国、中華人民共和国、シンガポール共和国など)、海外フォワーディング業務などがあります。これらは、トランコムMTS株式会社、トランコムITS株式会社、TRANCOM BANGKOK CO., LTD.、TRANCOM TRANSPORT (THAILAND) CO., LTD.、TRANCOM GLOBAL HOLDINGS CO., LTD.などが担当しています。
トランコム株式会社グループは、これら多岐にわたる事業を通じて、顧客企業の物流ニーズに対応する総合的なサービスを提供しています。
経営方針
トランコム株式会社とそのグループ企業は、物流業界において総合的なサービスを提供することを事業の核としています。同社は、2021年4月に「TRANCOM VISION 2025」という新たな中期経営計画を発表しました。この計画の下、同社は「“はこぶ”を創造する」という中長期ビジョンを掲げています。これは、広範囲にわたる企業が利用する輸配送の仕組みを創出し、サスティナブルで効率的な物流の実現を目指すというものです。
同社は、物流という社会インフラを担う企業として、より便利できめ細やかなサービスを提供し、輸送・ロジスティクスの効率化を実現することに取り組んでいます。物流構造の変化や技術革新が進む中、トランコムは柔軟な対応を進め、事業戦略に時代の要請を組み込みながら、「はこぶ」仕組みづくりに資源を集中し、そのスピードアップと事業成長に向けた積極投資を行っています。
また、同社はSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みやESG(環境・社会・ガバナンス)活動を社会的使命と認識し、創業以来、環境にやさしい物流サービスを提供してきました。これにより、様々な社会課題の解決に取り組み、持続可能な物流の実現を目指しています。
トランコムは、拠点構想や新たな「はこびかた」の実現、他社との連携による仕組みづくりの加速、物流DXの推進などを通じて、新たな価値やビジネスモデルを創出し、「“はこぶ”を創造する」ビジョンの実現を目指しています。