和田興産 (8931) 株価

時価総額
¥139.9億
PER
6.6倍
関西地域の分譲マンション開発の有力企業。「ワコーレ」ブランドで主に50戸規模の中規模マンションを展開。91年3月の事業開始以来、26年2月末までに588棟23,095戸を供給。神戸市・明石市を中心に兵庫県阪神地区、大阪府北摂エリアに展開。

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事業内容

和田興産は、関西圏において「ワコーレ」ブランドで分譲マンションの開発・販売を主力事業とする不動産開発会社です。神戸市・明石市を中心とした兵庫県内や大阪府内で、主に50戸前後の中規模マンションを手がけ、デザイン性と機能性を重視した住宅開発を行っています。同社は販売部門を自社で持たず、すべて外部委託により「売れるマンションづくり」を追求する戦略をとっています。

主要顧客は一般消費者で、分譲マンション販売が収益の中心となっています。同社は戸建て住宅販売やその他不動産販売も展開し、年間600~1,000戸程度のマンション供給実績を維持しています。加えて、賃貸マンション事業では107棟2,218戸を保有し、高い入居率(97.93%)による安定した賃貸収入を確保しています。

事業セグメントは不動産販売事業と賃貸その他事業の2本柱で構成されています。販売事業では分譲マンション、戸建て住宅、収益物件等を扱い、賃貸事業では「ワコーレ」「VITA」「ラ・ウェゾン」などの複数ブランドで賃貸マンションを展開するほか、店舗・駐車場・トランクルーム等の賃貸も手がけています。

経営方針

和田興産は2027年2月期から2029年2月期にかけて「経営基盤の強靭化」をテーマとした中期経営計画を推進しています。同社は経営指標として株主価値の向上を図る観点からROE(自己資本利益率)とD/Eレシオ(負債資本比率)をKPIに設定し、財務の健全性と収益性のバランスを重視した経営を目指しています。また、将来の売上と利益確保に向けて、竣工前分譲マンションの契約済未引渡戸数を一定レベルまで引き上げることを具体的な目標として掲げています。

同社の重点投資戦略は、神戸市・明石市・阪神間での地域密着型展開を軸とした差別化にあります。長年築き上げた不動産業界のネットワークを活用して適正価格での用地仕入れを実現し、一次取得者を中心とした幅広い顧客層に受け入れられる価格帯での物件提供を徹底しています。地元の設計事務所や建築会社との緊密な連携により、コスト適正化と品質向上の両立を図りながら、環境面や利便性、安全性に配慮した付加価値の高い住宅開発を進めています。

新市場開拓では、従来の分譲マンション事業に加えて事業領域の拡大を積極的に推進しています。出口戦略の多様化として小型収益物件や高齢者向け住宅施設の開発・販売に取り組むほか、戸建て事業では用地仕入れを強化して年間供給戸数の安定確保を目指しています。さらに新規事業として系統用蓄電所の開発や、既存顧客向けのリフォーム・転売仲介といったノンアセット型ビジネスへの参入により、収益機会の創造を図っています。

技術革新と組織強化の面では、多様な人材が活躍できる環境整備による組織体制の強化を進めています。コーポレートガバナンス・コードに基づいた透明性の確保や取締役会の実効性向上を通じて、ガバナンス体制の強化にも注力しています。財務戦略では金融機関との良好な関係構築を基盤として資金調達の安定化と多様化に取り組み、調達コストの低減と財務体質の健全化を同時に追求することで、持続的な成長基盤の確立を目指しています。

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