エスコンJP:8892

時価総額
¥1016.4億
PER
8.6倍
分譲マンション「レ・ジェイド」や商業施設「tonarie」、物流施設「LOGITRES」などの開発・運営を行う不動産事業。

事業内容

日本エスコンは、さまざまな事業セグメントを展開しています。主な事業には、住宅分譲事業、不動産開発事業、不動産賃貸事業、資産管理事業、その他の事業があります。これらの事業を通じて、多様な不動産関連サービスを提供しています。

住宅分譲事業では、「レ・ジェイド」「グラン レ・ジェイド」「ディアマス」といったブランド名で、主に5大都市圏を中心に分譲マンションの企画・開発・販売を行っています。また、戸建ての開発事業も手がけており、上質な暮らしを提供することを目指しています。

不動産開発事業では、「tonarie」シリーズとして地域密着型商業施設の開発・運営を行い、物流事業では「LOGITRES」シリーズを展開しています。さらに、賃貸マンション「TOPAZ」やホテル、オフィス開発、区画整理事業も手がけています。

不動産賃貸事業では、日本エスコングループが保有する商業施設や賃貸マンション「TOPAZ」などの資産から賃料収入を得ています。この事業は、株式会社ピカソや優木産業株式会社などの子会社が主に担当しています。

資産管理事業では、プロパティマネジメントやアセットマネジメントを通じて保有資産の価値向上を図っています。マンション管理事業も行っており、関連子会社がこれらの業務を担っています。

その他の事業として、東京都港区での都市型納骨堂の運営や、海外での出資事業、ハワイ州での物件開発などがあります。また、不動産再生や商業施設開発に関するコンサルティング業務も行っています。

経営方針

日本エスコンは、持続的な成長を目指し、2030年度までの「長期ビジョン2030」を策定しています。このビジョンでは、企業価値の向上と社会貢献を両立させるための戦略が掲げられています。具体的には、主力事業の成長や中部電力グループとのシナジー効果の発揮、収益構造の安定化を図ることが重要視されています。

また、日本エスコンは事業の多様化と国内外でのエリア拡大を進めています。新規事業領域への挑戦やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進も、成長戦略の一環として位置づけられています。これにより、開発事業のジャンルを広げ、グローバル展開を視野に入れた新しいまちづくりを目指しています。

サステナビリティ経営においては、多様な人材の活用やコンプライアンスの徹底が強調されています。さらに、脱炭素社会の推進やウェルビーイングな社会の実現を目指し、持続可能な成長を追求しています。これらの取り組みは、企業の社会的責任を果たすための重要な要素とされています。

日本エスコンは、2030年度までに経常利益300億円、不動産アセット1兆円を目標としています。これを達成するために、各セグメントに応じた戦略を立案し、安定成長を図ることが求められています。住宅分譲や不動産開発、賃貸事業など、多様な不動産ビジネスを展開し、強固な経営基盤を築くことが目指されています。