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レーサムJP:8890
沿革
1992-05 | 主として収益不動産による資産運用及び資産形成コンサルティングを目的として、東京都新宿区新宿一丁目に㈱レーサムリサーチを設立。 |
1992-08 | 宅地建物取引業の免許取得。 |
1993-03 | 本社を東京都新宿区新宿六丁目に移転。 |
1997-03 | 大手都銀の担保付き不良債権を買取るにあたり、デューディリジェンス業務を開始。 |
1998-11 | 本社を東京都新宿区西新宿二丁目6番1号に移転。 |
1999-10 | グローバル債権回収㈱を買収し、100%子会社化。 |
2000-09 | 証券化を条件とした国有不動産の入札が初めて実施され、当社が落札。日本で初めてとなる国有財産(不動産)証券化。 ㈱セムコーポレーションの発行済株式の90%を取得し、子会社化。 |
2000-10 | グローバル債権回収㈱が格付機関フィッチIBCA社から商業用不動産担保ローンに係るスペシャルサービサーとして格付け「CSS3」を取得。 |
2001-04 | 日本証券業協会に店頭売買有価証券として登録。 |
2003-07 | ㈲アセット・ホールディングスを設立。群馬県安中市のゴルフ場、プレスカントリークラブを取得。 |
2004-12 | 日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。 |
2005-09 | 信託受益権販売業登録。 |
2007-01 | 株式会社セムコーポレーションの全株式を譲渡。 |
2007-05 | 投資顧問業者登録。 |
2007-09 | 第二種金融商品取引業及び投資助言・代理業に登録。 |
2007-12 | ㈲アセット・ホールディングスを㈱アセット・ホールディングスに商号変更。 |
2008-01 | 当社商号を㈱レーサムリサーチから㈱レーサムへ変更すると共に、本社を東京都千代田区霞が関三丁目2番1号(現在地)に移転。 |
2010-10 | 大阪証券取引所JASDAQ市場、同取引所ヘラクレス市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、「大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)」に上場。 |
2013-04 | SOKNA PARTNERS CO.,LTD.を設立。 |
2013-07 | 東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、「東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)」に上場。 |
2013-12 | Raysum Philippines,Inc.を設立。 |
2016-05 | ㈱霞が関フロンティア・ワンを㈱WeBaseに商号変更。 |
2017-09 | ㈱レイパワーを設立。 |
2018-01 | ㈱LIBERTE JAPONを設立。 |
2018-05 | ㈱ベストメディカルを設立。 |
2019-01 | グローバル債権回収㈱をグローバル㈱に商号変更。 |
2019-03 | 当社がグローバル㈱を2019年3月31日に吸収合併。 |
2020-10 | ㈱レーサム・キャピタルを設立。 |
2021-09 | ㈱レーサム福岡を設立。 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場からスタンダード市場に移行。 |
2022-10 | ㈱アセット・ホールディングスの全株式を譲渡。 |
2022-11 | Rays Company(Hong Kong)Limitedが、当社普通株式に対する公開買付けにより当社株式を取得し、当社の親会社となる。 |
2023-12 | 公募増資及び第三者割当増資により資本金を4,242百万円に増資。 |
事業内容
レーサムは、資産価値創造事業、資産価値向上事業、未来価値創造事業の3つの主要な事業セグメントを持つ企業グループです。資産価値創造事業では、不動産資産の潜在価値を追求し、用途変更や大規模改修、新テナントの誘致を通じて、商業施設、オフィスビル、マンション、宿泊施設、教育施設、医療施設など多岐にわたる不動産を顧客に提供しています。また、社会的課題に対応するためのオペレーション型商品開発にも力を入れ、コミュニティホステルや高度医療手術センター、地元定着型飲食店などを立ち上げています。
資産価値向上事業では、提供した不動産の価値維持や向上のため、賃貸管理や建物管理業務を行っており、顧客満足度の向上に注力しています。自社開発の賃貸管理システムを用いて、住居から商業施設まで幅広い不動産の管理業務の効率化を図っています。
未来価値創造事業では、連結子会社を通じて様々な事業を展開しています。㈱WeBaseはコミュニティ型ホステル「WeBase」シリーズの運営、㈱LIBERTE JAPONはフランス・パリのパティスリー・ブーランジェリーの日本での店舗運営、㈱レイパワーはガスエンジン発電機の製造及び販売、㈱ベストメディカルは病院や診療所の開業支援及び運営支援を行っています。これらの事業を通じて蓄積された経験や知識は、将来的な資産価値創造や向上事業の提案力向上に活かされています。
経営方針
レーサムは、不動産の潜在価値を引き出し、社会に有用な形で提供することを使命としています。同社は、資産価値創造事業、資産価値向上事業、未来価値創造事業の3つの主要セグメントを通じて、多様な不動産ソリューションを提供しています。これらの事業を通じて、商業施設、オフィスビル、マンションなどの不動産資産の価値を高め、顧客満足度の向上を図っています。
中期経営計画では、一件あたりの付加価値を量的にも質的にも高めること、海外顧客との取引機会を増やすことを重点課題としています。特に、東京都心部の築古中規模物件の活性化や、国内外の資産入替ニーズに応えることで、潜在市場の開拓に積極的に取り組んでいます。
財務戦略としては、自己資本比率40%以上を維持し、借入期間10年での資金調達を基本としています。これにより、機動的な物件取得を可能にし、成長投資と株主還元のバランス良い配分を目指しています。
また、不正行為の発覚を受けて、再発防止策として、社内の相互確認態勢の構築、工事管理規程の策定、内部通報制度の周知と利用対象者の拡大、コンプライアンス教育の充実に努めています。これらの取り組みを通じて、実効的なガバナンスの構築とコンプライアンスの強化に取り組んでいます。
レーサムは、これらの戦略を基に、価値共創による投資を先導し、活力ある未来社会の扉を開く存在となることを目指しています。