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リログループJP:8876
事業内容
リログループは、リロケーション事業、福利厚生事業、観光事業、その他事業の4つの主要な事業セグメントを持っています。これらの事業を通じて、国内外で多様なサービスを提供しています。
リロケーション事業では、借上社宅管理、賃貸管理、海外赴任支援を行っています。借上社宅管理では、物件検索や転居支援、留守宅管理を提供し、賃貸管理では不動産の管理や仲介を行っています。海外赴任支援では、北米を中心に赴任前から帰任までのサポートを提供しています。
福利厚生事業では、企業の業務負担とコストを軽減するための福利厚生代行サービスを提供しています。また、提携企業向けに顧客特典代行サービスや住まいの駆け付けサービスを展開し、顧客会員の生活をサポートしています。
観光事業では、福利厚生事業の会員基盤を活用し、ホテル運営や別荘のタイムシェア事業を展開しています。また、後継者問題を抱えるホテルや旅館の再生にも取り組んでいます。これにより、地方の中小型ホテルや旅館の運営ノウハウを活用しています。
その他事業では、リログループの主力事業の基盤を活かし、金融関連事業を展開しています。これにより、グループ全体の事業を支える役割を果たしています。
経営方針
リログループは、企業の本業に集中できる環境を提供することを使命とし、生活総合支援サービス産業の創出を目指しています。2025年を最終年度とする中期経営計画「第三次オリンピック作戦」では、国内市場でのシェア拡大と世界市場への基盤構築を進めています。
2026年から始まる「第四次オリンピック作戦」では、売上収益2,000億円、営業利益500億円を目標に掲げ、資本効率と財務健全性の両立を図ります。調整後ROIC15%、ROE20%以上を目指し、持続的な成長と企業価値の向上を追求しています。
リログループは、日本の人口減少や少子高齢化に対応し、アウトソーシング需要の拡大を見据えています。特に「人材投資」「労働力不足」「シニア・相続」の3領域に注力し、既存事業の深化と新規事業の創出を推進しています。
アウトソーシング事業では、福利厚生や社宅管理、海外赴任支援を強化し、労働力不足に対応します。賃貸管理事業では、M&Aを通じて基盤を拡大し、事業承継の受け皿としての役割を果たします。
観光事業では、地方の中小ホテルの運営支援を通じて地方活性化に貢献します。これにより、後継者不足が進む業界において、事業承継の受け皿としての役割を果たします。
リログループは、クロスセルモデルの確立や新規事業の育成を通じて、事業基盤の拡大を図ります。また、デジタル化の推進やグローバル人材の育成を進め、世界市場での競争力を強化します。