フジ住宅JP:8860

時価総額
¥294.4億
PER
7.8倍
分譲住宅、住宅流通、土地有効活用、賃貸及び管理、建設関連、保険代理店事業を大阪府及び周辺地域で展開する企業。

事業内容

フジ住宅は、大阪府およびその周辺地域を拠点に、地域密着型の事業を展開しています。同社は「分譲住宅事業」、「住宅流通事業」、「土地有効活用事業」、「賃貸及び管理事業」、「建設関連事業」、および「その他事業」の6つのセグメントに分かれています。

分譲住宅事業では、自由設計の新築戸建住宅や分譲マンション、土地の販売を行っています。これにより、顧客に多様な住まいの選択肢を提供しています。

住宅流通事業では、中古住宅の販売と不動産の仲介を行っています。これにより、地域の不動産市場の活性化に貢献しています。

土地有効活用事業では、遊休土地の有効利用を図るため、賃貸マンションやアパート、サービス付き高齢者向け住宅の建築を提案し、個人投資家向けの賃貸アパートの販売も行っています。

賃貸及び管理事業では、フジ・アメニティサービス株式会社が自社賃貸物件の保有やアパートの一括借上による賃貸事業を展開しています。また、不動産の管理事業も行っています。

建設関連事業では、雄健建設株式会社が建築請負工事や関連工事を行っています。これにより、地域の建設需要に応えています。

その他事業として、フジ住宅とフジ・アメニティサービス株式会社が保険代理店事業を行っています。これにより、顧客に多様なサービスを提供しています。

経営方針

フジ住宅は、地域密着型の事業展開を通じて、長期的な安定経営を目指しています。同社は「幸せはこぶ住まいづくり」を理念に掲げ、顧客満足を重視した住まいの提供を行っています。大阪府を中心に、兵庫県南部や和歌山県北部にも営業基盤を広げ、地域のニーズに応える事業を展開しています。

中長期的な経営戦略として、フジ住宅は不動産事業の多角化を進めています。新築戸建住宅や分譲マンションの販売に加え、賃貸アパートやサービス付き高齢者向け住宅の建設・管理を行い、安定した収益基盤を確保しています。また、地域密着型の経営を活かし、顧客に信頼される企業を目指しています。

フジ住宅は、ESG(環境・社会・企業統治)への取り組みを強化しています。持続可能な開発目標(SDGs)を意識し、地域社会と共に成長することを目指しています。特に、環境への配慮として、炭の自浄作用を活用した換気システム「炭の家」を導入し、省エネ住宅の提供に努めています。

同社は、自己資本当期純利益率(ROE)10%以上、自己資本比率25%以上を目標とし、企業価値の向上を図っています。2026年から2028年にかけての中期経営計画では、売上高や営業利益の増加を目指し、持続的な成長を実現するための具体的な数値目標を設定しています。

フジ住宅は、優秀な人財の採用と育成を重視しています。社員の健康管理や働きやすい環境の整備に力を入れ、健康経営銘柄やテレワーク推進賞を受賞しています。これにより、社員のモチベーションを高め、顧客満足度の向上に繋げています。

気候変動リスクへの対応として、フジ住宅は「OSAKAゼロカーボン・スマートシティ・ファウンデーション」に参加し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めています。和歌山県での森林保全活動や省エネ住宅の提供を通じて、環境への貢献を果たしています。

フジ住宅は、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、次世代基幹情報システムの構築を進めています。これにより、業務効率の向上や経営判断の迅速化を図り、将来の成長に備えた体制を整えています。