スターツコーポレーションJP:8850

時価総額
¥2616.2億
PER
9.9倍
建設事業、賃貸仲介事業、不動産管理事業、分譲不動産事業、出版事業、ホテル・レジャー事業、高齢者支援・保育事業、金融・コンサルティング事業、物販・文化事業を展開する企業。

事業内容

スターツコーポレーションは、多岐にわたる事業セグメントを持つ企業です。まず、建設事業では、スターツCAMやスターツホームなどの子会社が、首都圏や主要都市で土地の有効活用を提案し、建設受注や設計・施工を行っています。特に、戸建住宅の建築工事やリフォーム工事を手がけています。

賃貸仲介事業および売買仲介事業では、スターツピタットハウスが「ピタットハウス」ブランドで不動産営業店舗を運営し、賃貸アパートやマンションの募集、住宅の販売代理、不動産の売買仲介を行っています。また、法人顧客向けの不動産売買仲介や社宅の斡旋も行っています。

不動産管理事業では、スターツアメニティーやスターツファシリティーサービスが、賃貸アパートやマンション、オフィスビルの管理業務を行っています。さらに、時間貸駐車場「ナビパーク」の運営や、賃貸住宅の入居者保証業務も手がけています。

分譲不動産事業では、スターツデベロップメントが首都圏で戸建住宅や中高層住宅の分譲を行っています。出版事業では、スターツ出版が「オズモール」や「OZマガジン」などのメディア事業を展開し、書籍や電子書籍の発行も行っています。

ホテル・レジャー事業では、スターツホテル開発が「ホテル エミオン」などのホテルを運営し、スターツリゾートが温泉旅館を運営しています。また、ゴルフ場や旅行業、レストラン経営も行っています。

高齢者支援・保育事業では、スターツケアサービスがグループホームや保育施設を運営しています。金融・コンサルティング事業では、スターツ証券が資産運用コンサルティングを行い、スターツ信託が信託業を手がけています。

物販・文化事業では、スターツファシリティーサービスが住宅のセキュリティーシステムを企画・販売し、相田みつを美術館が作品の普及活動を行っています。これらの多様な事業を通じて、スターツコーポレーションは幅広いサービスを提供しています。

経営方針

スターツコーポレーションは、資産活用のトータル・ソリューション・カンパニーとして、不動産・金融を中心に多岐にわたる事業を展開しています。同社は、顧客の多様なニーズに応えるため、不動産仲介や管理、メディア、ホテル・レジャー、高齢者支援などの関連事業を総合的に推進しています。

同社の成長戦略は、基幹事業である資産運用コンサルティングと不動産仲介・管理事業の強化に重点を置いています。具体的には、「ピタットハウス」ブランドを通じたサービスの質向上や営業エリアの拡大を図り、グループ内の連携を活かした新商品・サービスの提供を進めています。

また、スターツコーポレーションは、信託機能を活用したワンストップの資産運用コンサルティングサービスを提供し、顧客基盤の拡大を目指しています。さらに、ユーザーニーズの多様化に対応した住宅の企画・開発や、再開発事業への取り組みを強化しています。

ホテル・レジャー事業では、顧客満足度を追求し、高品質なサービス提供を目指しています。高齢者支援・保育事業では、高齢化社会を見据えたサービス提供に注力し、地域に密着した事業展開を継続しています。

スターツコーポレーションは、環境に配慮した住宅やビルの供給を通じて脱炭素社会の実現に貢献しています。また、多様な働き方を尊重し、社員が自分らしく働ける環境を整備し、持続的な成長を目指しています。

中長期的な経営戦略として、社会・経済情勢の変化を踏まえたスピーディーな意思決定を行い、国内外のネットワーク拡大や収益基盤の強化、人材育成を推進しています。これにより、企業価値の向上と株主還元を図っています。